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『吐瀉物』

作者:零那
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『歪み』



歪みの在る処では歪みしか生まれない。
そのうち其の歪みにさえ慣れて己も歪んでしまう。
けれど、歪みの無い処に出てみると其処が歪んでる事に気付ける。

其の歪んだ処から抜け出せずに足掻いて、それでも歪みゆく己を防げなければ、其れはもう歪んでしまう運命なんだろう。

元々組み込まれた性質なんだろうと諦めるほか無いだろう。
本当に何の翳りも無く真っ直ぐ生きてる人は、元々歪まない性質なんだろう。

そう思うしか無い...

其れが弱さなんだと罵られようと、そう思うしか...


 
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