いろんな世界に転生して転生者を捕まえる簡単な任務です
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1話
前書き
作者は三巻を読んでいて、まだまだ無知です
後、アニメも見ています
伊吹Side
「帰っていい?」
一方通行「何で帰るンだァ?」
いや、突然すぎてめっちゃ困る
路地裏を通ると、チンピラ風の男をフルボッコにしている一方通行に会ってしまった
一部始終をポカーンとしながら見ていると、目と目があった
時刻は夜
路地裏で伊吹と一方通行が見つめあっているが
伊吹は今すぐ帰りたかった。勿論倒す方法はあるが、あんま戦いたくない
空間移動で帰れるが、一方通行に見られて俺が他にも異能の力を持っている。そう勘違いされてしまう
リミッターを少し外して逃げたとしても、逃げる時に走るとコンクリートにヒビが入る
よし、とりあえず嘘をついて逃げる事にしよう
「いや、俺は一般人だから」
一方通行「ああ?お前も能力者だろォ、噂は耳に入ってるンでなァ」
伊吹は何故バレた!と思い、目が泳いでいたが
一方通行の噂という言葉に疑問を覚えた
「え?バレてた?」
一方通行「重力を操るやつが入学したってなァ」
あれ?噂広まるの早くない?
というか一方通行にまで噂が広まっているのか
伊吹は噂を流したやつに少し殺意を感じ、一方通行からどう逃げるかを考えている
逃げると追いかけてくるのか追いかけてこないのか
それとも、怪我も負わずに家に帰れるのか
「とりあえず、帰るな」
俺は後ろに振り返り、路地裏を出ていこうと歩いた
一定の速度で歩き、一方通行からどんどん離れていった
「ッ!」
突然背後に寒気を感じ、一方通行に振り返ると
額にパールが当たるまで約0.3秒、伊吹は額にパールが突き刺さる直前にパールを掴んだ
一方通行を見ると、口角を上げて笑っている
一方通行「人間の反応速度じゃねェなァ」
「......」
伊吹は一方通行を睨み付け、パールを横に投げ捨てた
投げられたパール掴んでいなかったら頭蓋骨を貫通して脳に突き刺さり、死んでいた
伊吹は内心焦っていた。一方通行に勝てない事はないが、術は必ず使ってしまう
無傷で帰れる自信はないが、無傷で帰れる
回復詠唱を使えば傷は直ぐに治るが、できれば戦いたくない
一方通行「てめえは何者だァ?」
「退避いいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
一方通行の言葉が言い終わるのを合図に、伊吹は一方通行から背を向け、全力疾走で路地裏を出ていった
路地裏から脱出するまで僅か1秒。路地裏を出た瞬間に右を向き、全力疾走で家に走った
最短で最速で一直線
響の言葉を思い出したが、今そうしなければ一方通行から逃げれない
走るのが久しぶりすぎて本調子じゃないようだが、もの凄い速度で走っている
「というか追いかけてこない?」
後ろを見ても一方通行は来ていない
ゆっくり走る速度を落とし、空間移動で空間をねじり曲げた
風景が急に変わるのはまだ慣れないなぁ、と思い
自分の玄関のドアを開け、家に入った
マンションなら手続きとか色々して住む事が出来た
というか、原作にこんなマンションなかったけど.....どういう事?
ベルトラ(俺だろ)
(神様の力って何でもありだな)
もうこの事を考えるのは止めよう
考えたって無駄だよな
#####
今は放課後。外を見ていると
青髪ピアス「ちょい待ち、いぶやん」
「ん?どうしたピアやん」
青髪ピアスが俺に話かけてきた
青髪ピアスは何やピアやんって。と、言い
表情が真剣になった
青髪ピアス「昨日の夜、もの凄い速度で人が走っていたそうなんやけど...いぶやん知らへんか?」
「いんや、知らないよ」
青髪ピアスの言葉に少し心の中で驚いたが、知らないふりをした
あれー?人居なかった気がしたんだけどなあ
青髪ピアス「風紀委員がそいつを探しているんやって」
青髪ピアス「あの速度で走るやつは大能力者(レベル4)にも居ないみたいやし、そいつは何者なんやろうな?」
青髪ピアス「まあ、美少女やったらええんやけどな!」
青髪ピアスがやけに嬉しそうに言い
俺は、青髪ピアスの言葉に少し呆れたが、何も言わないのはちょっとあれだから推測してみよう
「多分男だろ、そいつ」
青髪ピアス「は?」
俺の言葉に青髪ピアスの表情は固まり
俺はさらに追い討ちをしてやろう。と、思った
「スカートとかどうするんだ、体操服を着て寒い夜の街を凄い速さで走ったら寒いぞ。風邪をひくかもしれない」
「カボチャパンツとかあるが、その服を着て走る事はないだろ」
「俺の推測では男だな」
青髪ピアスは真っ青な顔になりながら自分の席に歩き、自分の席に座り、教卓の黒板を無表情で見ている
あれは灰髪ピアスだな。この世の絶望を見てきたような顔をしている
俺は無言で灰髪ピアスに合掌して、自分の席に座った
バァン!
「上条?...何かあった?」
上条「伊吹か!ああ、でも!」
勢いよく教室のドアが開けられ、ドアが壁にぶつかる音が聞こえた
教室のドアを見ると、上条が息を荒くして誰かから逃げている?そう感じ
俺は上条に何があったのかを聞いてみると
上条が俺を見て嬉しそうな表情をしたが、悩んでいる
「困った時はお互い様だろ?出来る限り手伝う」
上条「本当か!?じ「逃げんなゴラー!」もう来たのかよ!?」
上条が俺に向かって走り、俺は椅子から立ち上がった
教室のドアが吹き飛び、ドアがあった方を見ていると、教室に入ってきたのは
?「はあ、はあ.....何で逃げるのよ!」
上条「お前が攻撃してきたからだろうが!ビリビリ!」
教室に入ってきたのはビリビリこと、御坂美琴
息を荒くさせ、上条に指を指して怒鳴っている
上条は御坂美琴の言葉に反論し、右手を前に出している
「んで、どうすればいい?」
上条「えっと、重くしてくれ!」
上条にどうすればいいのかを問いかけ、返事をもらった
上条の言葉に頷き、御坂美琴の重力を3倍にした
御坂「ッ!...何よ.....これ?」
御坂美琴が地面に手と膝をつき、まるで
先生...トイ○ラスに.....行きたいです........
合ってるような合っていないような
体重がもし50kgだとしたら、50×3=150
まあ、3倍で100kg以上は確実だ。というか立てないよな
「ほら、チャンス到来だ」
上条「何言ってんだ!一緒に逃げるぞ!」
上条が俺の右腕を掴み、俺は上条に引っ張られながら教室から出ていった
伊吹は上条に重要な事を言うのを忘れていた
「あ、上条。後ろからビリビリが来てるよ」
上条「早!?」
廊下を二人で走りながら俺は上条に言った
俺の後ろからバチバチと音が聞こえ、振り返ると
御坂「あんた達....覚悟しなさい!!」
「しまった...15m以上離れると重力操作が解けるんだった」
御坂美琴が右手に雷の槍を持ち、投げようとしていた
「あ、オワタ」
上条「くそっ!」
上条は後ろに振り返り、右手を前に差し出し、御坂は雷の槍を投げてきた
俺達にどんどん近づいたが、上条の右手に雷の槍が触れた瞬間に雷の槍が消えた
俺と上条は立ち止まり、御坂美琴はこっちに何もしないでただ見ていた
上条がやらなかったら俺がやってたな。死ぬのは嫌だし
「いや、殺そうとしてきてるよな?えーっと.....あ、御坂美琴か」
上条「逃げるんだよー!」
上条が叫びながら後ろに振り返って走り、俺も上条を追って走った
また御坂美琴が攻撃してこないか心配だが、当たらなければどうという事はない
「上条!ここから逃げるぞ!」
上条「は!?ここから飛び降りたら死ぬわ!」
俺は上条に追い付き、上条に窓ガラスから飛び降りて逃げればいい。という逃走方法を提案したが
拒否られたので、窓ガラスに向かって走り
「イェーガー!」
上条「何やってんだああああああああ!?」
自分だけ脱出する事にした
両腕をクロスさせ、両足を曲げ、窓ガラスを体で突き破って学校から脱出した
地面に落下していったが、俺の重力を10分の1にする事で
ゆっくり地面に落ちていった
地面に着地し、俺の重力を元に戻してから地面を蹴り、ジャンプした瞬間に俺の重力を20分の1にすると
2秒も経たずに学校の屋上を越え、浮きながら前にゆっくり進んで落ちている
上条がどうなったのかが気になり、後ろを見てみると
「あ、御愁傷様です」
青白い閃光が上条の居た廊下に見え、上条がどうなったのかを察した
きっと、御坂美琴のビリビリ攻撃をくらっているんだろうな
「というか上条と一緒に脱出しても、幻想殺しで重力を操作した瞬間に消されるよな」
右手に空気が触れるだけで加護すら消してしまう上条さんパネェっす
あ、震脚で俺と上条の着地時の衝撃を地面に流せば上条と一緒に逃げれたよな
伊吹は上条を助けに行こうか悩んだが
「上条を助けに行くとしますか」
地面に着地し、俺の重力を元に戻した
上条を見捨てる事は俺には出来ない
俺は上条と御坂美琴が居た学校の中に入り、階段をかけ上がった
幻想殺しを持ってるから上条は負ける事はないだろう(多分)
青白い閃光が見えた廊下の階に着き、そこには
「上条!助けにk.....お幸せに」
上条「何言ってんだよおおおおおおおお!?」
上条が倒れている御坂美琴に床ドンをしている
廊下でこんな事やるとは.....青春って凄いな(小並感)
「ご結婚おめでとうございます」
上条「いや、だから!違うって!」
御坂「この.....変態!!」
上条が不幸だー!。と、叫ぶ暇もなく、俺の目の前が青白い閃光に包まれた
俺は空間移動で空間をねじ曲げ、そこに右手を突っ込み
自分の鞄を持ち、ねじ曲げた空間から手を引っ込め、ねじ曲げた空間が元に戻った
辺り一面眩しいから空間移動で鞄を取っても全然バレない
そして、俺は何事もなかったかのように家に帰った
後書き
最近小説を書くペースが落ちている
9/24修正しました
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