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戦姫絶唱シンフォギアM~ほぼ無敵が転生したそうです

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29話 真実

 伊吹Side

 一つ重要な事が分かった
 俺は転生者50人を惨殺していなかった事だ
 いや、本当だよ?俺の勘違いだった

 大転生者大会の予選が始まっていた事をベルトラに伝えられ
 転生者達は暴走した俺の手によって予選敗退と共に魂を消されたようだ

 ベルトラから大転生者大会のルールを教えてもらった

その一:ルールは絶対
その二:予選中の転生者は他の転生者を倒すor再起不能にする事で敗退(リタイア)
その三:転生者を三十人敗退(リタイア)させた転生者は死んでも大会に参加出来る
その四:大会の開催日まで転生者を敗退(リタイア)させる事が出来る
その五:全力で戦え、全力で潰せ

 つまり俺は転生者を敗退(リタイア)させただけ?
 殺してはいないのか?......魂は消されたみたいだし
 それに転生者を敗退(リタイア)させた時に白い粒子になったけど

 魂だけ消えただけで体はその場に残るんじゃないのか?
 生きているが魂はなく、生きた屍になるんじゃないのか?

 考えたが答えが分かるわけでもなく、いたずらに時間が過ぎていくだけだ
 そう気付き、これ以上考えても無意味だから適当に外を歩く事にした

 そういえば勇治はどうしたんだ?まだ帰ってこないけど
 少し気になるけど、勇治は強いから大丈夫だろ

「あ....学校行くの忘れてた」

 今日は平日だという事を思い出し、学院に行こうしたが
 携帯電話が鳴った

「えっと?.....あ、休んでいいのか」

 未来からのメールを読むと
 俺は数日間は安静にしなければいけないようだ
 えっと?9時にレントゲンの写真と診察結果の書類を持ってきてもらえるのか

「俺が空間移動すればいいだけじゃないのか?」

 そっちの方が早くて効率的じゃないのか?
 というか安静にしなくてはいけないのに何で学院に行こうとするんだ俺は

 とりあえず学院に行くのは止めておこう
 今日は家に引きこもる事を決意しちゃったからね?いいのか?俺が本気を出したら
 というか本気を出した瞬間に人肉花火になる

 今の体では本気を出した時の負担に耐えれる自信がない
 というか自分に回復術を唱えれば学院に行けるが

 あえて俺は学院には行かんぞ、女子の軍団に襲われるのは.....ううっ
 全身に寒気を感じ、とりあえずベッドにスクリューダイブしようと思った

「行くぜ!前方一回転クリムゾン(笑)なんとかかんちゃら!」

 ベッドに向かって走り、ベッド目掛けて前に一回転をした
 上手くベッドに着地し、布団を被って寝た

「成功だ」

 布団を被って寝ているんだが、何もする事がない
 というかクリムゾン.....忘れた

 ピンポーン

 ん?もう届いたのか
 そして、レントゲンの写真と診察結果の書類を受け取り
 ベッドの上に座って確認した

「えーっと?...頭蓋骨にヒビ、胸骨が四本折れ、肺に突き刺さり.....これは酷い」

 いや、よく生きていたなって思った
 というかメダルのような物が心臓の中に................え?

「.....................................マジで?」

 三十秒位固まったかもしれない
 というかこれはオーズの恐竜系の三つのメダルだよな
 何故に?

「もう少し詳しく見てみよう」

 もうメダルの事は忘れて自分の傷を確認してみよう
 頭に六針、両腕の骨に無数のヒビが入り、両手両足の指の骨が粉々になり
 腹部には深い切り傷があり、左目には細かな鉄の破片が入って.....いた?

 あれ?というか左目は見えているけど
 といくか治しに行こう

 俺は本部に空間移動をして、治療してもらった

 #####

 ~次の日~

 俺は暇で死にそうになり、制服を着て学院に行った
 俺の頭には包帯が巻かれ、左目には湿布をテープで固定した眼帯があり
 左腕にはギプスが着けてあり、俺は普通に歩いていた

 学院に着き、教室に歩いて行った
 というか女子にめっちゃ見られている。こういうの苦手

 教室に着き、教室に入った
 自分の席に移動しようと階段を上ると響と未来が自分の席に座っていた

「やっほー響、未来」
響「い、伊吹?」
未来「どうして来てるんですか?」
「いやー暇でさ....見ての通り重傷だけど来ちゃったんだよね」

 俺の言葉に響と未来は唖然として、俺は自分の席に座った
 チャイムが鳴り、俺は腹部に痛みを感じたが、気にしなかった

 #####

 勇治Side

 俺のファイズフォンを奪った奴の居場所が分かり、カブトに変身してからオートバジンに乗って移動している
 しかし、何故俺のファイズフォンを奪った?
 予想だが、奴はファイズに変身出来るのかもしれない

 今回は俺一人で決着(ケリ)をつける
 奪われた物は奪い返してやる。そう決意し、廃工場に着いた
 オートバジンから降り、廃工場の中に警戒しながら入った

(ここか...しかし、何処にいる?)

 廃工場の中は薄暗く、人を視認するのも難しい
 勇治は警戒しながら中央に移動していった

「そこか!」

 靴が砂利を擦るような音が1時の方向に聞こえ、右手に持っていたクナイガンを1時の方向に撃った
 クナイガンのモードは三種類あり、クナイ・アックス・ガンのガンモードを選んでいた

?「ぐはっ!」
「クロックアップ!」

 [クロックアップ]

 撃ったビームは奴に当たり、脇腹にあるスイッチを押し、クロックアップで奴の姿を確認しようとした
 奴が居る場所に走り、確認すると

「コーカサスだと?」

 クナイガンが当たった事により、よろめいている仮面ライダーコーカサスが居た
 ここで疑問が浮かび上がる。コーカサスに変身出来るなら、ファイズフォンを奪う必要性はない筈
 そうだとしたら、ファイズフォンだけを奪ったのはどういう事だ?
 ファイズに変身出来るなら、ファイズドライバーも奪えばいい
 疑問が浮かび上がるが、コーカサスを倒さなければファイズフォンを取り返す事は出来ない

「はあっ!」

 ビーム銃モードからアックスモードに変え、胴体を切り裂いた
 そのまま左手で顎を下から突き上げるように殴り、クロックアップが終わった

 [クロックオーバー]

コーカサス「くっ、なかなかやるな」
「貴様の戯言を聞いている暇は無い。ファイズフォンを返してもらう!」

 コーカサスが後ろに数歩後退し、勇治に話しかけ
 勇治は一刻も早くファイズフォンを取り返したい気持ちだった

 勇治はコーカサスに向かって走って右拳で殴ったが、片手で右手を握られて、止められた
 やはり、ただ者ではないという事なのか

 勇治は焦る事はなく、冷静に状況を確認していた
 戦場では、常に冷静で戦える人が一番強いというが、それは本当だ
 恐怖によって手のブレや、周りの状況が読めなくなる
 しかし、冷静は人は周りの状況を常に確認し、敵を倒していく
 今の勇治はかなり強い。そう確信出来る強さを持っている

 勇治はコーカサスの片手をアックスモードのクナイガンで斬り、右手の拘束を解いた
 コーカサスは後退し、勇治は追撃の一撃を奴に当てようとした

(これで!)

 しかし、その判断は間違っていた
 コーカサスは腰を深く落とす事で勇治の回し蹴りを回避し
 その隙はコーカサスにとって待ち望んでいたチャンスだった

コーカサス「甘い!」

 右肩のショルダーブレードにタキオン粒子を流し込み
 勇治の懐に入っていた事で避ける事は不可能。そのままショルダーブレードが勇治の腹部に当たった
 その一撃で勇治は吹き飛び、ドラム缶の山に体が埋もれた

 コーカサスの一撃によって全身が痛み、呼吸が上手く出来なかった
 呼吸を何とか整え、立ち上がった

「げほっ、げほっ.....負けるわけにはいけない」
コーカサス「立ち上がるのか、しぶといな」

 コーカサスか勇治に悪態を吐き、勇治を挑発したが
 勇治は冷静さを失う事はなかった

「挑発か?俺には効かない」

 挑発が効かない
 これが勇治にとって最大の盾でもある
 戦いに焦りは禁物。戦闘では絶対に焦らないと心に誓った

 コーカサスが勇治に向かって歩き、まるで、かかってこいよ?
 と言っているような歩き方だった

 勇治は構え、自分の間合いに入ったコーカサスを警戒していた
 コーカサスが左足でローキックを勇治の脇腹に当てようとしたが、勇治はその攻撃を受け止め
 右手で頬を殴った。しかし、怯む事はなく、勇治を見ていた

「ッ!」
コーカサス「この程度、痛みなど感じない」

 コーカサスは右手で勇治を勢いよく殴り、左足の拘束が解け

コーカサス「ハイパークロックアップ」

 [ハイパークロックアップ]

 コーカサスは腰に着いているハイパーゼクターのスイッチを押し
 ハイパークロックアップ状態になった
 勇治はほぼ止まっているように見え、コーカサスはゆっくり勇治に歩いて行った
 ゆっくり歩いく事は慢心なのか、それとも、絶対に負ける事はあるわけがないと思っているのだろうか?

コーカサス「これで終わりにしよう」

 コーカサスはハイパーゼクターのホーンを倒し

[マキシマムライダーパワー]

 電子音が言い終わる瞬間に回し蹴りが勇治に

コーカサス「何だと?」

 当たらなかった
 突然緑色の空間が勇治の真上に作られ、緑色の空間から
 謎のゼクターが回し蹴りを受け止め、緑色の空間に戻っていった

[ハイパークロックオーバー]

 コーカサスのハイパークロックアップが終わった

「あのゼクターは」

 勇治の目の前に三つのゼクターが飛んできた
 一つ目はザビーゼクター、二つ目はドレイクゼクター、三つ目はサソードゼクター
 勇治はハイパーゼクターを手に取り、腰に装備した

「そうか、そういう事か」

 勇治は別の世界の俺がが三つのゼクターを持ってきたという事を理解し
 ハイパーゼクターのホーンを倒した

[ハイパーキャストオフ]
[チェンジ ハイパービートル]

 勇治はハイパーフォームに変身し、パーフェクトゼクターが勇治の手に現れた
 勇治とコーカサスはハイパーゼクターのスイッチをほぼ同時に押し

[[ハイパークロックアップ]]

 二人だけがこの世界で最速となった

 -ハイパークロックアップ状態-

 勇治はパーフェクトゼクターでコーカサスを斬り、コーカサスはよろめいた
 ソードモードからガンモードに変形させ
 ザビーゼクター・ドレイクゼクター・サソードゼクターをパーフェクトゼクターに合体させた

 ザビーゼクターはタキオン粒子を打ち込む事ができ、原子構造を完全に破壊する

 ドレイクゼクターはタキオン粒子のエネルギーを増幅させ、剣や銃の攻撃範囲と威力を底上げする
 
 サソードゼクターは毒を光子に変えて敵に流し込む

 お前は悪魔か
 こんなチートな武器は平成ライダーでもあんまないぞ?
 しかも、パーフェクトゼクターの技は全部即死性能じゃないですかヤダー
 何?相手は死ぬって.....エターナルフォースブリザード?
 作者がカブトのパーフェクトゼクターの技を見た瞬間に思った事を書いた

「これで!」
コーカサス「ははははははははははははは!!」

 勇治はコーカサスの笑い声に少し驚き
 パーフェクトゼクターを構えていた

 [[ハイパークロックオーバー]]

 二人共元の速度に戻った
 コーカサスは変身を解き、コーカサスの目の前に黒いアタッシュケースが突き出てきた
 勇治は警戒し、黒いアタッシュケースが自動で開き、黒いアタッシュケースから取った物は

「ファイズ...フォン」

コーカサス「冥土の土産に教えてやろう」
コーカサス「俺の転生特典は、コーカサスに変身でき、ハイパーゼクターを装備出来る」
コーカサス「この転生特典では足りなかった.......だから!」

 黒いアタッシュケースから金色のパーツを取り出した
 ファイズフォンに金色のパーツをはめ、ファイズフォンを開いて555とボタンを押し
 Enterを押した

[ビッ ビッ ビッ スタディバイ]

コーカサス「二つのライダーの力を合わせるとどうなると思う?」
「まさか、止めろ!」
コーカサス「聞かん!俺は貴様に勝つ!ただそれだけだ!」

 勇治の言葉を無視し、金色のパーツをはめたファイズフォンベルトのバックルにはめた
 カチャッという音と共に自動で電子音が鳴った

[コンプリート ダブルライダー マキシマムフォトンストリーム]

 金色の装甲は変わらず、コーカサスの胴体に∨と∞が重なった赤いフォトンストリームと
 足には螺旋状になった赤いフォトンストリームの流動経路があり
 そして、右肩にあった装甲は無くなっていた

コーカサス「さて、最終ラウンドの開始だ」


 
 

 
後書き
5000文字は普通です
9/18修正しました 
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