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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第三十話 平野大尉!コックは衛生第一!!その一

                     戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティカイザー
                    第三十話  平野大尉!コックは衛生第一!!
 ネタがない、だが。
 作品を続ける為にだった、ネタを出さねばならず今回のそれも決まった。
「今回料理対決になったわよ」
「おい、もう何でもありだな」
「料理もかよ」
 勝負の競技を告げに来た瞬にだ、尚智と尚武は応えた。場所は学校の廊下だ。
「ネタ本当にねえなだな」
「勝負の場所もそうだけれどな」
「確か場所は三重だろ」
「そこでやるんだろ、今回は」
「鳥羽水族館になったわ」
 今回の勝負の場所はというのだ。
「あそこにね」
「ああ、ラッコにスナメリだな」
「あとペンギンとかカブトガニもいるよな」
「それとバイカルアザラシ」
「ウミガメもいいよな」
「それと何といってもダイオウグソクムシ」
「飯食えっての」
「あのダイオウグソクムシは死んだじゃない」
 瞬はこの素晴らしい生きものについてはこう返した。
「餓死じゃなかったけれど」
「何年も何も食わなくてもか」
「餓死しなかったんだな」
「飯を出しても払いのける」
「漢な奴だったな」
「あのダイオウグソクムシは凄かったけれどね」 
 尚作者は一食抜くと死ぬ、エネルギー切れとなってしまうのだ。
「とりあえず今はいないから」
「そうか、残念だな」
「冥福を祈るぜ」
「何で食わなかったのは知らないけれどな」
「偉大な奴だったな」
「俺達なんか食わないと駄目だからな」
「何時でも何処でもな」
 二人もかなり食べる方だ、育ち盛りだけに。
「そのダイオウグソクムシがいた鳥羽水族館か」
「そこで今回は料理対決か」
「間違っても水族館の生きもの食材にしないよな」
「流石に」
「捕まるわよ」
 これが瞬の返答だった。
「スナメリとかカブトガニとかそうしたら」
「どれも天然記念物だしな」
「バイカルアザラシもラッコもな」
「貴重な保護動物、大事にしないとな」
「また仏罰が下るぜ」
「お伊勢さんが近くにあるから天罰か」
「俺達だってそんな馬鹿なことはしねえよ」
 天然記念物を食材に使うということはというのだ。
「というか鳥羽だから食材多いしな」
「水着のお姉ちゃんで女体盛りとかよくないか?」
「ああ、いいなそれ」
「これこそ漢の浪漫だろ」
「ああ、女体盛りこそはな」
「それやったら失格だから」
 瞬は二人が考えた料理についてもクレームをつけた。
「十八禁の作品になるでしょ」
「ちっ、そうかよ」
「じゃあ俺達だけで水着の姉ちゃんと遊んでくるか」
「声は喜多村英梨さんか豊口めぐみさんがいいな」
「茅野愛衣さんもいいぜ」
 声に艶があるからの様だ。
「喜多村さんも豊口さんも美人だしな」
「茅野さんの和風美人っぷりは最高だぜ」
「俺は茅野さんの笑顔を見たら一日元気になれるぜ」
「俺もだよ」
「それはいいとしてよ、とにかく鳥羽水族館で料理対決よ」
 瞬は二人にこのことをあらためて話した。 
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