戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十九話 黒井大尉!ジェネラルシャドウ格好いい!!その二
「生贄はさんまやアジの開きだ。マグロの刺身やキスの天麩羅の場合もある」
「何か居酒屋みたいですね」
「というか晩飯のおかずですね」
「そういうので生贄も出来るんですか」
「そのことははじめて知りました」
「それで納得しない場合は弱みをばらすと脅す」
その召喚した悪魔や天使のそれをというのだ。
「そうして言うことを従わせている」
「悪魔や天使の弱み知ってるんですか」
「それはまた凄いですね」
「っていうかどんなことやって弱み握るんですか?」
「悪魔とか天使とかの」
「それは企業秘密だ」
悪田部の政治家としての活動の一環というのだ。
「相手の弱みを握ることも政治家の活動にとって重要だからな」
「何FBIのフーバー長官みたいですね」
「世紀の盗聴マニアだったっていう」
「半世紀位FBIの長官やってた」
「アメリカの陰の権力者でしたね」
「あの御仁は参考にしている」
実際にというのだ。
「私は魔界にも天界にも情報網を持っているからな」
「その情報網を使ってですか」
「悪魔や天使の弱み握ってるんですね」
「それで生贄は晩御飯のおかずですか」
「そのメニューで済ませてるんですね」
「あと始末したい奴の魂をそうしている」
生贄にしているというのだ。
「後腐れなく生贄に出来る、しかも消した証拠も隠滅出来る」
「ううん、人も生贄にしてますか」
「消したい相手を生贄にしてるんですか」
「召喚した悪魔や天使と契約も出来て一石二鳥」
「悪田部さんにとってはいいことですね」
「私自身そう思っている、とにかく君達を呼んだ理由は他でもない」
その理由はというと。
「次の勝負のことだ」
「ああ、そのことですか」
「戦いのことですか」
「そういえばそろそろですね」
「またその時になってきましたね」
「次の戦いは滋賀県で行われる」
悪田部はまずは戦いが行われる場所から話した。
「比叡山だ」
「ああ、あの有名な」
「最澄さんが開いたお寺ですね」
「僧兵が暴れ回ってて織田信長が焼いた」
「孔雀王にも出てましたね」
孔雀の幼い頃の物語で遂に登場した。
「今度はあそこで勝負ですか」
「どんどん勝負する場所が減ってますね」
「そっちもネタ切れですか」
「無理して探している」
「作者が、ですか」
「関西の場所を」
「とにかく場所があればだ」
近畿限定でだ。
「そこにする、伊勢神宮も考えている」
「伊勢神宮って。三重は東海じゃ」
「あそこ東海地方なんじゃ」
「近畿に入る場合もあるからいいのだ」
この解釈でいくことが決定している。
「だから鳥羽でも戦ったな」
「そういえばそうでしたしね」
「水着のお姉ちゃん達堪能しました」
「いや、海はいいですね」
「水着見放題で」
「そうだな、だから伊勢神宮もあるしだ」
それにだった。
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