男は釣りをしたい
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
最終話 魚臭い
前書き
初の小説はこれで終わりです
なんとか釣りスポットの川に到着した男
釣りは順調に進んだ、しかし・・・
15:40 川にて
男「うーん、なかなか釣れるなぁ、これで6匹目か」
釣り針に口を引っ掻けた魚を丁寧に取り除きながら、男は呟いた
男「もう帰ろうかなぁ、遅くなりそうだし」
渋滞情報によると、行きより道路は混雑しているようだ
男「帰ってドグマオンラインやろう」
クーラーボックスを持ち上げると、後ろから声をかけられた
デブ「待つナリ」
男「はい?」
振り返るとそこにいる
コロ助口調のその男の格好は
紫のスーツにチェックのネクタイ
胸元には何かのバッジがある
調査の仕事か何かで来てるのだろう
デブ「箱の中の魚を二匹程分けて欲しいナリ」
男「お断りします」
デブ「頼むナリ、釣れなくて困っているナリ」
男「ダメったらダメです」
デブは一瞬静かになると
デブ「なら 武 力 行 使 ナリ」
デブはクーラーボックスをつかんできた
男「やめろぉ!何のつもりだぁ!」
デブ「その魚を我が血肉に加えてやるナリ」
デブの男は力が強い!だが負けじと応戦する
男「自分で釣れよ!」
男のローキックがデブの脛(すね)にHET!
デブ「・・・やったナリね」
デブのパンチ!
男の腹にクリティカルHET!
男「ヴォエ!ゴファ!」
吐きそうになる男
デブ「さあ、しばらく眠るがいいナリ!」
デブのキックが飛んでくると思われるその瞬間
デブはガタイのいい男に顔をグーパンで殴られた!
上司「無能!貴様なにをしておるか!」
デブ「ぶ、部長!」
どうやらデブの上司のようだ
デブ「は、離すナリ!」
上司「すみません・・・私の部下が傷を負わせてしまって」
男「いえ、いいですよ。裁判沙汰にする気もありませんし」
上司「何とお詫びを・・・そうだ、私が釣った魚、全て差し上げます」
男「あ、はい!ありがとうございます!」
19:19 家にて
妻「あちちちちち!はい、お待たせ!」
妻が熱そうに持ってきたのは魚のグラタンだ
男「いただきまーす・・・」
グラタンを口にいれる
熱い、それと同時に、
少し焦げた部分のサクサクとチーズに絡まった白身のトロトロが口全体に行き渡る
男「熱い、おいしい!うまい!うまいぞ!」
妻「次はお刺身でーす♪串焼きもあるよ~♪」
男「ふっふっふ、どうだ俺が釣った魚は!うまいだろ!?」
妻「あら?買ったんじゃないの?ウフフフフ」
男「貰ったのもいくつかあるが買ってない!」
妻「一匹釣って後の12匹は貰ったの?」
男「違う!半分は釣ったんだよ!」
日曜の夜はいつも通りにぎやかに去って行く・・・
後書き
最終話見ていただきありがとうこざいました!
最後のまとめは少し雑でしたかね?
初めての小説は、書いててとても楽しかったです!
その場で浮かんだ展開を入れてただけですが、うまい人はメモなどに構成を練ったりするのでしょうか?
でも私はめんどくさがりなのでしません!
閲覧、感謝します
ページ上へ戻る