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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!その十五

「俺達全世界から嫌われてるしな」
「嫌いな人間、死んで欲しい人間、彼氏にしたくない男、抱かれたくない男、信用出来ない男、金を貸したくない男全部でダントツトップだしな」
「それじゃあな」
「今回も」
「総理は貴様等をテロリストと認定した」
 ここでまた梨田空将補が言って来た。
「世界の治安を乱すな、閣議決定もしていて衆参両院でもその認識を承認する法案を可決した」
「ってことはだ」
「俺達日本政府公認のテロリストになったのかよ」
「遂にかよ」
「そこまでなったんだな」
「そうだ、だからここで貴様等を撃ち倒す」
 死ぬことはないがそれでもだというのだ。
「自衛隊の力、受けてみろ」
「うるせえ!いつも某ゴジラに負ける癖にな!」
「それで俺達を倒そうってのか!」
 二人は今度は自衛隊の人達に中指を立てて怒りの抗議をした。
「俺達を倒そうってのならリリカルなの○ちゃん連れて来い!」
「フ○イトちゃんもヴィヴィッ○ちゃんもだ!」
「○やてちゃんも忘れるな!」
「作者は四人共大好きだ!」
 演じておられる声優さんの方々もだ。
「もっとも俺達は絶対に勝つけれどな!」
「自衛隊にも負けるか!」
「生憎だが作者は自衛隊贔屓だ」
 梨田空将補は悪態で意気込む二人に冷静に返した。見れば空将補はその名前を殆どそのまま拝借している某元日本ハムファイターズの監督にそっくりである。アニメ化の際はそのままのお顔にしてくれると嬉しい。
「自衛隊はこうした場合絶対に勝つ」
「おい、主役よりも強いのか!」
「そりゃねえだろ!」
「おい作者、主役を何だと思ってる!」
「俺達負けたら話が終わるだろ!」
 画面に向けての抗議まではじめた。
「何とか言えおい!」
「まさか次回から新連載か!」
「構想も出来てるっていうけれどな!」
「この作品今回で打ち切りにするつもりか!」
「やらせはせん、やらせはせんぞ!(声:故郷里大輔さん)」
「させるかよ!」
 二人はこう言ってだ、即座にだった。
 左手の腕時計型通信機、ジェームス=ボンドが装着している様なそれに通信を入れてだ、あるものを呼んだ。
「こいドリルモグラ!」
「今すぐここにな!」
「逃げるぞ!」
「とんずらするぞ!」
 実にダイレクトな言葉だった。
「だから来い!」
「一秒でな!」
『ラジャー』
 機械音での返事が来た、そして。
 地中からだ、突如として。
 先端にドリルが着いた密閉式のキャタピラの黒い車両が来た、それこそがだった。
「見たか俺達の新兵器!」
「名付けてドリルモグラ!」
「これに乗って今から脱出するからな!」
「御前等にはやられないぜ!」
 自衛隊の人達に誇らしげに中指を立てて言う。
「じゃあな!」
「また会おうぜ!」
「その時は仕返ししてやるからな!」
「覚えてろよ!」 
 こうした捨て台詞も忘れない。
「最初の仕返しはうんこだ!」
「今超音波で候補生学校の上に奈良中の烏を呼んでおいた!」
「その烏達がうんこしまくるからな!」
「そのうんこが今回のお礼だぜ!」
「やられたらやり返す!」
「しかも百倍返しだ!」
 何処かの銀行員の台詞まで出す、ネタとしては古いが。
「じゃあ俺達はこれでさよならだ!」
「それじゃあな!」
「これで帰ってやるぜ!」
「うんこが降り注いでこないうちにな!」
 二人は中指を立てて他にも様々な挑発ポーズをしてからドリルモグラに乗り込み地中に入って姿を消した、そして。
 実際にだ、二人が帰った後で。
 空が瞬時に真っ黒になった、それは。
「くっ、本当に」
「烏が来ました」
 白川が空を見上げて瞬に応えた。
「ここで」
「そうですね」
「これは屋内に避難しましょう」
「一般市民の人、特に子供達を先に」
 瞬は日帝衆大将として指示を出した。 
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