戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!その十
「それこそほんのちょっと」
「妖怪だっているだろ」
「あんたみたいな化け猫もな」
「そりゃ普通にいるだろ」
「そこで何で化け猫が審判とかは言わないのだな」
山田さんは言いたいことの核心を二人に問うた。
「そうなのだな」
「この作者の思いつきだろ、どうせ」
「インパクト狙いのな」
二人は既にこのことを看破していた、それで平然として居直った様になってだ。山田さんにも言うのである。
「たまたま思いついてそうしたんだろ」
「そんなことでいちいち驚いていられるかよ」
「そもそも作者これ書いてる時点で呆然ってなってるんだよ」
「伊瀬茉莉也さんご結婚されたからな」
今この部分を書いているその日の朝に知った、この頃女性声優さんのご結婚が続いているがこの方もかと思い。
「最近声優さん結婚されてくな」
「阿澄佳奈さん、仙台エリさん、葉山いくみさん、仁後真耶子さん、伊藤静さん、長谷川明子さん、生天目仁美さん、真田アサミさん、矢作紗友里さん、斎藤千和さん、沢城みゆきさん」
「続くよな、本当」
「ああ、それで伊瀬さんもだからな」
「作者めっちゃびっくりしてるんだよ」
「この人もってなってな」
「私もそのことは驚いている」
化け猫の山田さんもだった、伊瀬さんのご結婚には驚いている。
そしてだ、こんなことを言った。
「私は久保ユリカさんが結婚したら最も驚く」
「ああ、奈良県民だしな」
「ここの出身の方だからな」
「ってことはあんた奈良猫か」
「ここの生まれか」
「聖武帝の頃に生まれそれから春日大社の中で育ってきた」
そうした生まれ育ちだというのだ。
「名を山田押正という」
「ふうん、奈良時代の生まれか」
「随分と高齢だな」
「それで今日はわざわざここまで来てか」
「俺達の勝利を観に来たんだな」
「審判役を願い出たのだ」
二人の彼等にだけ都合のいい言葉は容赦なく訂正させた。
「そうしたのだ」
「まさか化け猫もか」
「妖怪までかよ」
「日帝衆を支持している」
「そうだってのかよ」
「如何にも、私は奈良の猫王だが」
元ネタは西岸良平先生の鎌倉物語である、鎌倉のマスコットのゆるキャラは知らないが奈良にはいる。ただし嬉しくも何ともない。
「奈良妖怪の棟梁の一人でもありだ」
「奈良の妖怪連中もかよ」
「日帝衆支持かよ」
「俺達じゃねえんだな」
「正義の味方を支持しねえんだな」
「御前等には祟りをかけてやりたい」
心からの言葉であった。
「この腐れ外道共が」
「へっ、妖怪にも俺達の輝かしい勝利を見せてやるぜ」
「本物の正義ってやつをな」
「猫王だか犬王だが知らねえがそこで見てろ」
「そして勝って悔しがれ」
「本当に腐りきっているな、貴様等は」
遂に妖怪にまで言われた二人だった。
「ここまで腐った奴等は見たことがない」
「奈良時代から生きててか」
「そうだってのかよ」
「そうだ、しかし審判は公平に行う」
その思うところはともかくとして、というのだ。
「今の勝負は互角だ」
「賄賂送ってもかよ」
「脅迫しても駄目か」
尚智は札束を、尚武は銃をそれぞれ出していた。
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