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学生活

作者:初2号
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五話 休みの日ほどゆっくり出来ない日はないその1

日曜日の朝早くから山崎に呼び出された…
何処かに遊びに行くらしく何処に行くかは聞いてない
ただ『色んな先輩を呼んだから来い!あぁ、もちろん同級生もいるぞ!集合場所は学園な!』とだけ言われ学園に、今到着したところだ

山崎「遅いぜ冬季!みんなもうアップ始めてるぜ!」

「なんのアップだよ…」

山崎「言ってなかったか?今日は学園中の施設を借りれたから遊ぼうって話」

「言われてねぇよ…」

山崎「とりあえず行こうぜ!」

山崎は体育館に向かって走り出した…俺はその後を追う
体育館に着き体育館用のシューズに履き替え、誰が来ているのかを調べる
来ているのは…雪吹先輩、陽炎先輩、鎖雅先輩、詠徒に村征後は…ほとんど知らない先輩ばかりだな
雪吹先輩は…何故かダンボールを被ってどこぞの伝説の傭兵になりきっている
鎖雅先輩と陽炎先輩は珍しく喧嘩をしていない…かなり平和な方である

山崎「おい!冬季!俺らもアップ始めようぜ!」

山崎とアップを始める

「山崎、お前体硬いな」

山崎「うるせぇ!お前もどうせ硬いんだろ!交代しろよ!」

山崎に言われ交代する

山崎「や、柔らかい…だと…」

山崎に背中を押されても床にピタッとくっつく。確かに柔らかいかも知れないが…そこまですごいことではないな

「とりあえず…なにするんだ?」

山崎「バスケ!バスケした後水泳!その後サッカー!帰りにみんなで飯食いにいこうって感じかな」

アップが終わりいよいよチームを決めることになった
もちろんあの二人…陽炎先輩と鎖雅先輩は別々のチームになった
相手のチームは、山崎、詠徒、鎖雅先輩、雪吹先輩、後知らない先輩多数
こちらのチームは、俺、村征、陽炎先輩、魁先輩後知らない先輩である
魁先輩とは、秋季(しゅうき)(かい)と言う三年生の先輩である
この先輩は、唯一陽炎先輩と鎖雅先輩の喧嘩を止めた人間である
あーそうそう俺はバスケ何てやったことのない初心者なのだが…大丈夫なのだろうか?

山崎「よっしゃー!始めるぜ!」

そう言って山崎がボールを上に上げる…
それを見計らって陽炎先輩と鎖雅先輩がジャンプする…そしてボールの取り合いが始まる…

陽炎「さぁぁぁがぁぁぁ!はなせぇぇぇ!」

鎖雅「そっちがはなせよぉぉぉぉ…」

そんな争いの隙を見計らって山崎がボールを奪いこちら側に攻めこんでくる

山崎「先手必勝!もらっt「いや、俺が貰う」

山崎がダンクをしようと跳躍した瞬間に魁先輩が山崎からボールを奪っていた
そして魁先輩はそのまま超ロングシュートを放つ
ボールは綺麗にゴールに入る

山崎「え?まじかよ…」

「山崎…俺もあんな感じでやればいいのか?」

山崎「普通に考えて無理だから…あんなシュート」

まぁバスケがわからない俺には見て参考にしていくしかないのだが…

山崎「よ、よぉし!き、切り替えて行こうぜ!」

山崎チーム「おー!」

山崎チームからのボールで始まった
山崎が鎖雅先輩にパスを出した…するとさっき突っ込んできた山崎よりも遥に速いスピードで突っ込んできた

陽炎「しまった!」

陽炎先輩が追おうとしたときにはもう遅かった
皆あまりの速さで突っ込んで来たため反応が遅れている
鎖雅はそのスピードのまま跳躍した…そしてダンクする
ゴールは嫌な音を立てた…鉄が軋む音である

「あの…山崎?」

山崎「なんだ?」

ものすごくムカつくドヤ顔をしている

「俺もあんな感じでやればいいか?」

山崎「いやいやいや!無理だろ!あんなの、出来るわけがない!」

「そ、そうなのか?俺には出来そうに見えたのだが…」

山崎「お前…馬鹿だな…」

馬鹿の山崎に馬鹿にされた…ちょっとムカつく

村征「陽炎先輩!」

村征がパスを出す、陽炎先輩が受け取り突っ込もうとするが鎖雅先輩と山崎からボールを守る事に必死である
ここらでボール貰って慣れておこう

「陽炎先輩!」

すると陽炎先輩がパスを出してくれる

陽炎「突っ込めぇぇぇぇ!」

そう陽炎先輩に言われ全力で突っ込む…と思うじゃん?
そのままシュート!フォームは魁先輩のまねで!
するとボールがすんなりとゴールに入った

「入った…入った!」

山崎「お前今の魁先輩の真似か?」

「え?あ、うん、そうだけど?」

山崎「一瞬魁先輩に見えたぞ!」

山崎が笑いながら言う
まだ慣れるのには時間がかかると思うのだが…まぁその場のノリでなんとかなると行くことがわかった

雪吹「山崎君…俺にパスをくれないか?」

山崎「あ、わかりました!」

山崎が雪吹にパスを出した…がボールが消えた

雪吹「喜んでいるところ悪いがその程度俺にも出来る…俺の狙いは絶対だ!」

いつの間にかゴールにボールが入っていた
何を言ってるかわからないと思うが俺にも何を言ってるかわからねぇ…よな?
 
 

 
後書き
おまけっぽい何か

詠徒「俺らなんかやったか?」

村征「パスなら出したぜ!」

詠徒「次回活躍あるのか…」 
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