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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー

作者:Bloo-D
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ALO Ⅰ
帰還
  第40話

 
前書き
帰還後の話。キリトが…嫌、和人が智代の家に行きます。(オリジナル設定ではありますが……。) 

 
SAOゲームクリアの一件から2ヶ月後の2025年1月下旬の休日。場所は埼玉県川越市某所。
そこに桐ヶ谷 和人の家がある。

和人『……。』
和人は自宅の庭で、外の景色を眺めていた。
『お兄ちゃん、もうすぐ来るよ、お兄ちゃんの彼女が‼︎』
その時、和人をお兄ちゃんと呼ぶ女の子が、和人に向けて言った。
短髪黒髪で童顔、しかも胸はかなり発育している。
この女の子は桐ヶ谷 直葉。和人の妹になる。
和人『おいスグ、別に俺は……‼︎』
直葉『違うの?
だってぇ、智代さんにお兄ちゃんとの関係を聞いたら、“和人の恋人です‼︎。”って大声で言ってたのに?』
和人『そ…それは……////。』
和人は彼女の事で直葉に抗議したが、智代が言った事について聞かれた和人は、頬を赤く染めて黙り込んだ。

直葉と智代が初めて顔を合わせたのは、和人がリハビリを終えて自宅に戻った後の元旦。直葉が和人と智代の関係を聞いた所、智代は…、
智代『私はその…か……和人の恋人です///‼︎』
っと大声で言ったのだ。これを聞いた和人は戸惑ったが、両親は和人と智代の関係を認めるどころか、結婚前提の交際も認めている。そして直葉は呆気に取られた後、和人をからかった。

余談だが、和人はおよそ1ヶ月半のリハビリ期間を経て家に帰って来た。最初に迎えてくれたのは、和人の両親だった。次に迎えてくれたのは、和人の妹の直葉だった。直葉は、和人の帰還するまでの間、和人の事を世話していた。その事で和人がお礼を言った時…、
直葉『嫌々、お礼なんかいらないって‼︎』
手をブンブン振りながら言って、更に和人の腹部に痛烈な一撃を与えて和人をノックアウトした。
そのせいで和人は、三日三晩気を失う結果となった。

まぁ、そうこうしている内に…、
≪ピンポーン‼︎≫
直葉『はーい、どなたでしょうか?』
智代『ごめんください、眞田 智代ですが……。』
直葉『智代さんですか?はーい、今出ます‼︎』
家のインターフォンが鳴り、直葉が出ると、相手は智代だった。
直葉は直ぐに外に出て、智代を家に招き入れた。
智代『また来ちゃいました。』
直葉『どうぞどうぞ、お入り下さい‼︎お兄ちゃんが智代さんに会いたがっていましたから……。』
和人『おいスグ、誰もそんな事言って無いぞ。』
峰嵩『そんな事言っておいて、お前さっきまで智代ちゃんが来るのを楽しみにしていたクセに。』
和人『うっ、父さん。』
翠『和人は可愛いわね。』
和人『母さんまで、やめてくれよ///‼︎』
智代『ふふっ。』
直葉は和人の事を言い出した。和人はその事で直葉に文句を言ったが、和人と直葉の両親の峰嵩と翠が出て来て和人をからかい始めた。和人はそのせいで動揺し、智代はそんな和人を見てクスクス笑った。

その後、和人達は居間に移り、SAO事件間の話や雑談等をしながら1日を過ごした。

そして16:00頃、智代は家に帰る事にした。

智代『ねえ和人、今度ウチに来ない?』
和人『智代の家にか?
そうだな、智代と付き合う以上、智代の両親にも了解を得るべきだしな。』
智代『了解なら得ているよ、私から和人について話してあるから。ただ、顔を見せに来て欲しいって言ってたよ。』
和人『解った。なら、行ける日が決まったら前日までにメールで伝えるよ。』
智代『うん、メール待ってるから♪』
智代は、今度家に来ないか和人に聞いた。和人は付き合う以上は智代の両親から了解を得るべきと考えていたが、智代は既に得ているが、親が顔を見せに来て欲しい事を告げた。それを聞いたキリトが行ける日があったらメールで伝えると言い、智代は喜んだ。
和人『じゃあな。』
智代『バイバイ♪』
和人『智代の家かぁ…どんなとこなのかなぁ……。』
智代を返した後、和人は空を見ながら呟いた。

____________________


翌週の休日。和人は電車で智代の家に向かう事にした。
この時の和人は、黒のセーターとズボンを着用していた。

和人『(まさか、智代の家が同じ埼玉にあるとは思わなかったなぁ。)』
和人は心の中でこう呟いた。
眞田 智代の家が埼玉県の日高市にあると聞いた時、和人は驚いた。
電車でもせいぜい1,20分もかからない程だからだ。

そうこうしている内に、電車は智代の家の最寄り駅の高麗川駅に到着。和人が改札口を出ると、そこには智代の姿があった。この時、智代は青のセーターとスカート,茶色のコートを着ていた。
智代『こんにちは、和人。』
和人『こんにちは、智代。』
改札口を出るなり、2人は挨拶を交わす。
智代『それじゃあ早速案内するね。』
和人『ああ、宜しく頼む。』
和人は、智代に手を引っ張られながら後に続く。

駅を出てから数分後、2人は智代の家に到着した。智代の家は和人の家並の広さを有していた。
和人『なぁ智代、お前の親ってどんな仕事をしてるんだ?』
智代『お父さんはIT関連企業の部長で、お母さんは市役所の職員として働いているの。』
和人『お、おいおい…その両親の娘が、俺と付き合って大丈夫かよ?』
智代『心配しないで。SAOの時に和人に助けられたって言ったら、お父さんとお母さんは直ぐに認めたよ。オマケに、以前貰った和人の写メを見せたらますます気に入っちゃったらしいの。特にお母さんなんか“早く智代の彼氏と会いたい‼︎”って言ってたし。』
和人『はは、そうか。』
和人は、智代の両親について聞いた。智代の両親の事を聞いた和人は心配になったが、その両親が和人の事を気に入っていると聞いた和人は安堵した。

そして智代は、和人の手を引いて家に入った。
美智瑠(みちる)『おかえりー。』
智代『ただいまー、和人を連れて来たよー‼︎』
和人『和人です、宜しくお願いします。(メールで聞いていた以上に若く見えるな。)』
美智瑠『あら、あなたが和人君⁉︎写真で見た通りね。こんな可愛い子が智代の彼氏だなんて、チョット勿体無いわね〜。≪ギュ〜ッ‼︎≫』
和人『⁉︎』
智代『もう、お母さんったら‼︎』
玄関の扉をを開けるなり、智代の母の美智瑠が出迎えてくれた。年齢は40代前半くらいだが、20代と間違えるくらいに若々しく見える。美智瑠は和人を見るとショタコン全開で和人を抱き締めた。これには和人は驚き、智代はそんな母に怒る。
源(はじめ)『こらこら美智瑠、お客さんに失礼だろ。』
美智瑠『あ、そうね。これは失礼しました。』
智代『お父さん、こちらは私の彼氏の和人。』
和人『和人です。』
源『君が⁉︎
智代から聞いているよ。SAOの際は、ウチの智代が世話になったようだね。≪ペコリッ≫』
和人『いえいえ、とんでもないです。助けられたのはお互い様です。』
源『そうか。それならいいか。』
すると智代の父の源が出て来て美智瑠を叱った。
年齢は40代くらいだが、30代と間違えそうなくらいに若々しい。
これには美智瑠も引き下がるしか無かった。その後智代が和人を紹介。源は和人にSAO事件の事でお礼を言ったが、和人の言葉に、源は安心した。

その後、和人達は居間に場所を移して雑談し始めた。
源『和人君は、ウチの娘と付き合っているんだよね?』
和人『はい、俺の両親も俺と智代の関係を認めるどころか、結婚前提での交際も認める始末で……。』
源『そうなのか?なら、こちらも結婚前提での交際を認めるとしよう。』
和人『えっ⁉︎』
美智瑠『私も源さんも、あなたの事が気に入ったからね。』
和人『ははっ…、そう…なんですか……。』
智代『ふふっ……。』
源は和人と智代が付き合っている事について聞いた。和人は両親が結婚前提での交際を認めていると言った所、源も結婚前提での交際を認めると言い出した。これには和人は驚いたが、美智瑠の言葉を聞いた和人は引きつった表情になった。そんな和人を見て、智代はクスクス笑った。

とその時…、
美智瑠『っあ。そうだ、和人君。』
和人『何です?』
美智瑠『結婚する前でもいいから、智代と必ず子供を作ってね、早く孫の顔が見たいから♪』
和人『はいっ////⁉︎』
智代『お母さん////‼︎』
美智瑠の言葉を聞いた和人と智代は驚いた。
源『はは、私も美智瑠の言葉に賛成だな。』
和人『なっ////⁉︎』
智代『お父さんまで////‼︎』
続けて源の言葉を聞いた和人と智代は、ただ動揺するしか無かった。

コミカル的な話をしている内に夕方の時間帯となり、和人は家に帰る事にした。
和人『じゃあな智代、また学校で会おうな。』
智代『うん。バイバイ、気を付けてね‼︎』
和人『ああ‼︎』
そうして和人は智代の家の門を出ると、真っ直ぐ自宅に帰って行った。 
 

 
後書き
今回はここまでにします。次回作は、早ければ今週末辺りに公開の予定で行きます。 
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