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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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85VSロキ一戦目前編



◇リアス

「認識した。たかが一介の悪魔上がりの神擬に恐れをなすとは、あのオーディンも落ちぶれた物だ。なんと愚かな事か。

此処で黄昏を行おうではないか」

オーディン様の返答に、侮蔑の感情を隠そうともしない苦笑いを浮かべながら、敵意全開で宣戦布告の様な宣言をして来るロキ。

「それは、抗戦の宣言と受け取っていいんだな?」

 アザゼル先生の最後の確認にもロキは不適に笑む。

「いかようにも」

 ゴォォオウッ!

 突如、ロキに波動が襲いかかった

 何事かと目を配れば………ゼノヴィアがエクス・デュランダルを両手に持って、振るったようだ。聖剣のオーラが立ち上っていた。

「先手必勝だと思ったのだが」

 ゼノヴィアは平然とそう言ったけど早すぎよ

「どうやら、この程度の力ではあまり効かないようだ。さすが悪神でも神か」

 ゼノヴィアの言葉に視線を戻せば服が破れ、血を流しているロキがいた。

 ゼノヴィアもかなり本気でやったと思ったんだけど、その程度のダメージしか与えられないなんて。

「なかなかの威力だったぞ。私は久々に己の血を見たぐらいだ。まさか神である私に手傷を負わせるとはな。貴様の名はなんというのだ?」

「ふっ、悪神とはいえ神に褒められるのはうれしいものだな。リアス・グレモリーの眷属悪魔、『騎士』のゼノヴィアだ」

「ゼノヴィアか。覚えておこう」

 ゼノヴィアは臆せず、堂々と悪神ロキに言い放った。

「マジかよ。あいつ、神に怪我負わせやがったぞ」

「ほう、若いくせにやりおるわ」

 アザゼル先生とオーディンさまが驚きの表情でゼノヴィアを見ていた。こんな状況でも眷族が褒められるのはうれしいわね。

 先手を取ったゼノヴィアに続こうと、祐斗も聖魔剣を創りだし、イリナさんははじめてみた剣を持っていた。

 それを見てロキは笑う。

「ふはははっ! 貴様らでは、無駄だ! これでも神なんでね、たかが悪魔や天使の攻撃ではな」

 ロキはゼノヴィア以外はまったく歯牙にかけないという態度を見せて、左手を前にゆっくりと突きだす。

 その手に得たいの知れないプレッシャーが集まるのを、なんとなく感じた

 あれを放たれたら、マズい!

「『セットアップ』!」

私は向こうの私がヤマトさんに渡された訓練用デバイスの改良型を修業時に渡されたのをセットアップして待機状態から起動状態体の弓を構える。

「リアスさん!その手はまだです!」

滅びの魔力を矢の形に圧縮しようとすると祭さんが止めてきた……その手を先に使うのね。

「くたばれ!」

「『ギガ・ラ・セイシル』!」

魔力………魔術?を放ったロキと同時に祭さんがカウンター魔法の『ギガ・ラ・セイシル』を使いロキの魔術を弾き返した

「全力ではらなかったヤバかったです………さすがは神です………でもヤマトさんなら指一本で破壊しますけど…」

『『『『『比べる格が違いすぎる!』』』』』

祭さんの発言に葬儀社メンバーとこの場にいないはずの多くの声が聞こえた気がする………私も四大勢力和平会議で間近で見たけど格が違いすぎる。ディオドラ戦でも旧悪魔派の大軍を一人で殺さずに全滅させたり旧悪魔派のリーダー格三人を一人で倒してる………ヤマトさんを倒せる者はこの世界に居るのかしら?

「私の魔術に耐え、さらに倍にして返してくるとは貴様の名はなんだ?」

「ゼノヴィアさんと同じリアス・グレモリー眷属『兵士』兼ヤマト眷属『僧侶』校条祭!」

「校条祭か……覚えておこう」

ゼノヴィアも祭さんも修業で物凄く強くなってる……ソーナとの戦いは全力を使えなかったからそこまで分からなかったけど今ならようわかる!

「さてオーディンの護衛に、堕天使の幹部が2人、天使が1匹、ゼノヴィア、他にも悪魔がたくさん、……。オーディン、ただの護衛にしては厳重だ」

「おぬしのような大馬鹿者が来たんじゃ。結果的に正解だったわい」

 オーディンさまの一言にロキはうんうんとうなずき、不適な笑みをつくった。

「こちらが厳しいかも知れんが、よろしい」

 言うと、マントを広げ、高らかに叫ぶ。

「出てこいッ! 我が愛しき息子よッッ!」

ロキが叫ぶと灰色の狼が現れる


続く 
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