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雷神†無双

作者:ペペンヌ
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マントヒヒ+サツマイモ=マグカップ36個

 
前書き
タイトルなんてもんはな!心で感じればいいのよ! 

 
内政と軍事、両方に力を入れていく劉備。富国強兵って奴ね。
多分一番豊かな国だと思う。冗談抜きで。貿易とかもやってみたいなー。

「旅商人達からです。」

「はいはい~。」

ペラペラと竹簡を広げる。うんうん、順調順調。金は天下の回り物ってね。

「これもう天下統一できんじゃね?」

「ご冗談を…」

俺らはただ単に商人を放ってるわけではない。情報取集も兼ねているのだ。
あとはこちらに依存させるためかな。殆どの商人が俺たちの傘下だ。まぁ無理もない。
小さいとはいえ、国が支援しているのだ。頭の良い商人ならこっちに付く。

「ん?」

渡された竹簡の中から黒紙が出てきた。なるほど、耳よりな情報が入ってきたらしい。
黒ってことは洛陽か。燃えてきますねぇ~。

「董卓か……」





「豫洲の絶郎だ!劉備殿にお会いしたい!」

情報が入ってきた俺は14人の部下を引き連れ劉備を訪ねた。
たぶん孔明あたりがこの情報を手に入れてるだろう。もしかしたらもう決まってるかもしれないな。

「おお!絶郎殿!」

「あ、関羽殿。お久しぶりです。」

関羽でよかった。子龍あたりだったら蹴っ飛ばしてたかもしれん。
何でも会議を始めるところだったらしい。何というご都合主義。まぁ、俺ってオリ主だし?

「どうぞ、こちらへ。」

警戒心0の関羽に案内を受ける。無防備過ぎワロタ。子龍あたりだったら(ry

「あれ?絶郎さん?お祭りはまだだよ?」

「相変らずですね。劉備殿。」

こんなトップで大丈夫か?まぁ、変に堅苦しいよりはマシだが。
え~と、張飛に孔明にほう…魔女帽子に子龍と何か知らない女が3人か…文官かな?
さすがに孔明と帽子(確定)だけじゃ過労死しちまうか。何か自己紹介されたが覚える気はない(断言)

「ま、まさか絶郎さんは…」

「ええ、董卓討伐の檄文が届いてるのでしょう?」

一瞬驚いてはいるがすぐに冷静になる孔明。俺流にようやく慣れたか。
俺の言ったことが孔明の態度で真実だとわかったのか、ざわつき出す劉備たち。
皇帝死んだばっかでこれだもんね。

ぼけーとしてたら、いつの間にか熱くなってる劉備たち。
あぁやっぱ洛陽については情報もってない感じか。孔明たちは少し怪しんでるけど、確証はない感じか。
あそこ鎖国みたいになってるし、情報持ってる俺らが可笑しいのか納得。

「当然、参戦するよ!董卓さんって民に重税を課してるって言うし、そんな人は天子様の近くにそんな人を置いておけないよ!」

「あ、それ嘘です。」

「へ?」

熱くなってる劉備たちを落ち着かせるために、バッサリと話を切っておいた。
他の人も熱いセリフを言おうとしたんだろうが、当然キャンセルである。

「俺が独自に調べておいた情報によると洛陽は平和らしいですよ。」

「え、でもでも…」

中々納得しそうにないので竹簡をぽいと放り投げた。
それを読んだ孔明たちは赤くなったり青くなったりで驚いてることがとにかくわかる。
多分、孔明たちも独自の情報網はあるんだろうが、内政に掛かりきりで大した情報を持ってないんだろう。

「なら助けないと!」

「その必要はないかと、自業自得ですし。」

あっさり言う俺が癪に障ったのか、突っかかてきそうになる劉備を手で制す。
こういう時に女に主導権に握らせるとこっちが正しいのに何故か叩きのめされるからな。
なるべく温和な雰囲気を出しながら宥めるように話す。

「黄巾の乱のときに董卓の名を聞きましたか?」

「えっと…呂布さんって言う凄い人の主なんだよね?」

「他には?」

それを聞くと劉備は黙ってしまった。その他大勢は空気を読んでか押し黙っている。
曹操は地域一帯の黄巾を追い出したって聞くし、袁家は数に任せて黄巾を討ち取った聞く。
有名どころはそれくらいだ。あと袁術の客将の孫家か。そして公孫瓉。そんぐらいである。

「そう、大したことしてないんですよ。」

「えっと宦官を…」

「殺ったのは袁紹ですよ。董卓は帝を保護したくらいです。」

それも充分すごいんだろうけど、それじゃ美味しいところだけ持って行かれた袁紹はどう思うだろうか?
いや袁紹だけじゃない、他の諸侯もいい気分はしないだろう。
恨まれて当然である。何せこのご時世だ。それくらいのことを予想できない奴が悪い。
それかこれも計算のうちなのだろうか?だとしたら史実以上に董卓は厄介かもしれない。

「劉備殿、相手は自分の兵力を温存して漁夫の利を取った強かな連中です。そんなのに加勢したら我々は都合の良い様に利用されてしまうのではないでしょうか?」

「……」

頭を抱える劉備。何を考えているのかはわからんが、早々に決めてほしい。
小難しいことくっちゃべったが、呂布と戦いたいだけなのよね(ゲス顔)

「行こう。」

「桃香様…!」

「結局、ここで悩んで何もしないのはダメだと思うの。自分の目で、私は確かめたい。」

キリッとした感じで言い切ると、周りが感激したように騒ぎ出す。
関羽なんかは目に涙を滲ませるくらいだし、孔明たちはどこかホッとしていた。

「ですが少し問題が…」

「糧食のことなら、5万の兵が半年は行軍できる量なら今すぐ準備できますよ。」

「あ、解決しました(白目)」

こうして俺ら劉備+村人達は5万の兵を引き連れ連合に向かうのであった。



 
 

 
後書き
飲み会ばっかで財布がすっからかんな僕です。

ご利用は計画的に! 
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