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ソードアートオンライン  ~蒼き神速使い~

作者:旅猫
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21 風の街 スイルベーン

「俺はソラ。こいつはキリト。でこの子はユイだ」
「よろしく」
「よろしく。・・・ところで君たちこの後なんか用事ある?」
「とくにないな」
「じゃあ、お礼に一杯おごるわ。ちょっと遠いけど北のほうに中立の村があるからいきましょう?」
「え?スイルベーンのほうがちかいんじゃ・・・?」
「えーっとあそこはシルフ領だよ?」
「あー。シルフからの攻撃はいいけど逆はだめなんだっけ」
「べつみんなが襲ってくるわけじゃないだろ。シルフの国ってきれいそうだからみたいなあ」
「まあいいけど・・・でも命の保障はできないわよ?」
「結構。どーせあたんないし」
と格好つけてみる。でもたぶんあたるんだろうな・・・。
「じゃあスイルベーンまで飛ぶよ」
というとリーファが左手を動かさなかったのを見て声を上げる。
「補助コントローラーは?」
「なしでも飛べるよ」
「俺たちはさっきこれの使い方知ったからなー」
「じゃあちょっとやってみようか。後ろ向いて」
「「はーい」」
「随意飛行は今触っているここから仮想の筋肉と骨が伸びてると想定して動かすの」
「こんな感じか?」
と地面をけると最初は不自由だったが徐々に慣れてきてうまく飛べるようになった。
「うまいねソラ。ほんとに初心者?」
「一応は・・・」
少しするとキリトが弾丸のように飛び出してきて
「うあああああああ!!」
左右に運動し始めた。
「あああああ!!だれかとめてーーーーー!!!」
思わず噴出してしまう。
「あっははははは!!」
「ご、ごめんなさいパパおもしろいです~」
「馬鹿だ!!アハハハハハハハ!!!」
三者三様にキリトを笑っていた。
さすがにかわいそうになったらしくリーファがコツを教えている。
俺は・・・ユイと鬼ごっこしてみた。
なかなかにすばしっこいこの子はするりすると逃げていたが、キリトが普通に飛べるようになるころには捕まえていた。
「おお、これは・・・・いいな」
「だよなー」
「慣れてきたら背筋と肩甲骨の動きをできるだけ少なくする練習をするといいよ。
あんまり大きく動かしていると、空中戦闘のときちゃんと剣を触れないから。
・・・それじゃあ、スイルベーンまでとぼうか。ついてきて」
そういうとリーファは飛び立ち、俺たちも後を追った。


少しいったがスピードが出ておらずつまらないらしく、
「もっとスピードだしてもいいぜ」
とキリトはいった。
「へえ?」
とリーファはスピードを上げた。
それでもまだ余裕だ。
「私もう無理ですー」
とユイはギブアップし、キリトの胸ポケットにもぐりこむ。
・・・おつかれ。 
 

 
後書き
というわけで遅れてしまいました。
旅猫です。
もうそういえば8月なんですねー。
夏休みももうちょっとしかないと思うと悲しいです。
さて次回はできるだけ早く書きます。
お楽しみに!!
旅猫でした~
 
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