もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
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第十三槍
前書き
ただたんにケイネスにかわって主人公が解説してるだけ。主人公いらなくね?的な意見がありましたが、この戦闘終わったら少しずつでも原作から反れていくつもりです。
あと、戦闘に関してですが、俺、クオリティ低いって言ってましたよね?
射出された剣を避けて掴み取り、続く二撃目の槍を打ち払ったバーサーカー。
どうやら、ウェイバーは見えていなかったようだが、サーヴァント達には見えたようだ。そして、俺の目にもはっきりとそれが見てとれた。
スキル名は忘れたが、バーサーカーにはいかなる精神状態であっても問題なく腕を振るえる的なのがあったはずだ。
狂化してなお、あの動きができるのはそれが要因だろう。
それと、俺にも見えたということは、俺は一般人をやめてしまっているのかもしれない。……いや、魔術師の時点で一般人ではないな。
さて、呑気に考え事してるが、戦場はすでに凄いことになってる。
激おこぷんぷん丸なギル兄さんが更に王の財宝を展開。十丁以上の武器の数々が黄金の波紋から顔をのぞかせる。
対して、全く動じた様子を見せないバーサーカー。
放たれる武器がバーサーカーへと襲いかかる
『ランサー。お前から見て、あれ、どう思う?』
『……あれは、本当にバーサーカーなのでしょうか……』
『間違いない。ありゃスキルの影響だ。狂化はしているけど、英霊としての戦闘技術は衰えていないな』
『……なるほど』
卓越した動きで武器の雨を掻い潜り、時には手にした武器で襲って来る武器を打ち払うバーサーカー。
他のサーヴァント達が見守るなか、ギル兄さんの攻撃によって発生した煙の中からバーサーカーが二振りの武器を投擲。ギル兄さんが立つ電灯を切断し、ギル兄さんはギル兄さんで地に立つことを余儀なくされた。
「天を仰ぎ見るべきこの我を同じ大地に立たせるか!!」
万死に値する!! と叫んで更に王の財宝を展開するギルガメッシュ。
「……そろそろだな……」
確か、不味いと思った遠坂時臣が令呪を使用して撤退させたはずだ。
すると、予想通りにギルガメッシュがこの場を霊体化して去っていく。
最後には「有象無象を間引いておけ。我と相対するのは真の英雄だけでよい」と言い残した
『ランサー。バーサーカーの動きに注意しておけ』
『! 御意!』
念話をランサーに繋げ、注意を促しておく。
あのバーサーカーはアーサーに縁のある英雄、ランスロットであるため、かなりセイバーに執念深い。
マスターである間桐雁夜の制御を無視して襲いかかるくらいだからな。
案の定、怒りに任せたバーサーカーが、先程切り落とした電灯でセイバーにへと襲いかかる。
だが、予め予想していたため、反応が遅れたセイバーよりも先に接敵したのはランサーだった。
騎士は徒手にて死せずによってランクD相当の宝具になった電灯が、破魔の紅薔薇によって魔力的効果を無効化され、一部が切り飛ばされた。
『よし、そのままバーサーカーにはお帰り願おうか。ランサー、必滅の黄薔薇は出来るだけ使用は控えてもらうが、いけるな?』
『討ち取らぬのですか?』
『ああ。奴にはまだ動いてもらわんといかんからな。バーサーカーが退いたら、俺達も退くぞ。セイバーとの再戦はまた今度だ』
『御意』
そこで念話を切り、俺は目をランサーに向けた。
ここからは原作に無い流れだ。これがどこまで影響するかは分からないが、バーサーカーさえ退ければ、令呪を使用していないだけ。ならば、そこまで影響は無いと思うが……
「さて、ここから先、どうなるのやら……」
出来るだけ、バーサーカーはギルガメッシュと当てたいと思っている。
上手いこと討ち取ってくれたなら、今度は俺達がバーサーカーを倒せばいい。ならば、ランサーもセイバーとの一戦が出来るはずだ。衛宮切嗣は俺狙いだから、結界さえ張っていれば問題ない。
視界に対峙する二騎のサーヴァントを捉える。他の二騎は傍観するようだ。
まぁ、マスターを守っているから、そう易々と離れられないよな。
後書き
うーん……やっぱ、サーヴァント同士の視点からも書いた方がいいのかな?
元々ちょっとした空き時間で書いてるからあんまし無理できないんだけど
書いたら書いたでクオリティ低いし、キャラの台詞で違和感バリバリだと思うけど
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