| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

詩集「棘」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

失われた時を探して



好きな人に会えもしない
人生なんてそんなもの…
根無し草のようにフラフラと
漂うように生きていい?

どこにいても同じなら
あてなんて作ることもない
それならいっそ…
風に任せるのもどうだ?

しがらみは細い糸のように
纏わりついて離れずに
断ち切れもせず藻掻いてる…

失われた時を探して
君の面影 集めてる
もう戻らない 夢の後先
想いはそっと 夏空へ…


叶うことない恋をして
一人で道に迷ってる…
いつも傷ついては遠ざけて
逃げ回るように生きてた

巡るだけの日々ならば
恋しさ隠すこともない
それならいっそ…
影に呑まれるのもどうだ?

欲望は這いずる蔦のように
絡みついて枯れもせず
君への想い搦め捕る…

失われた時を探して
君への想いに身を焦がす
届かぬ言葉 詩(ウタ)に込めて
今日も空へと流しゆき…

失われた時を探して
君の面影 集めてる
もう戻らない 夢の後先
想いはそっと 夏空へ…



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧