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『過去への旅』

作者:零那
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『事実』


囁くような
か弱い声になど
耳を傾けないオマエら

聞こえても
知ってたとしても
解ったとしても
きっと耳を傾けない

だから何処迄も
逆らってたくなる

みんなと違うことが
何故そんなにいけない

みんなと同じことが
何故そんなに正しい?

普通じゃないから
正常じゃないから
だから此処に居る

まともな人間が
正常な人間が
此処に居ますか?

異常だから
みんな此処に居る

家庭環境も家族も
何もかも壊れてます

人生そのものに
耐えれる気力無いです

人生に終止符を
打ちたいと思うばかり

生きる事への
執着など欠片も無い

そんな過去に
僕たちは出逢った...

そんな過去に
僕たちの物語は
始まったんだ...

 
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