ソードアートオンライン ~蒼き神速使い~
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12 戦闘開始
前書き
そして、その日はやってきた。
ついに、75層のボス部屋が発見された。
俺、ナツにもキリトからメールが送られてきた。
「ついに、だね」
「ついに、だな」
クオーターポイント75層。
今までの25層、50層はほかのボスに比べて圧倒的に強かった。
そして再び・・・
「ナツ。先に言っておく」
「どうしたの?」
「・・・死ぬなよ」
ぶっとナツは噴き出した。
「ソラってたまにおかしなこと言うよねー」
「ああすみませんね!!」
マジでいったのに・・・結構ショックを受けている俺に、
「でもソラはそれで良いんじゃない?」
と承った。
「ま、いいや。いくぞナツ」
「ハイハイりょーかい」
集合場所に行くとキリト、アスナはすでに到着していた。
「よ、キリト。やっとだな」
「ソラか。死者が出ないと良いけど・・・」
その心配は誰にでもある。だけど・・・
「バーカ。言うもんじゃねーだろそーいうのは」
「・・・わりい」
「気にしてねーよ」
少しは気にしてるけど。
と会話しているうちに、集合時刻になったみたいだった。
最高責任者であるヒースクリフが皆に声をかける。
「欠員はいないようだな。よく集まってくれた。状況はすでに知っていると思う。
厳しい戦いになるだろうが、諸君の力なら切り抜けられると信じている。
・・・解放の日のために!!」
歓声が沸き起こった。
「キリト君。今日は頼りにしているよ。『二刀流』存分に振るってくれたまえ」
とキリトが声をかけられていた。
では、
「出発しよう。ボス部屋までをコリドーで開く」
「「おお・・・」」
「もったいねえ・・・」
回廊結晶は高価な代物で、まさか使うとは誰も考えなかっただろう。
「コリドーオープン!!」
そういうと、回廊結晶砕け、揺らめく光の渦が開く。
「では皆ついてきてくれたまえ」
転移すると、そこはすでにボス部屋の前だった。
「ナツ、装備の確認はしっかりとしたな?」
「うん!ばっちり」
「ならいい」
覚悟は、決めた。
そして誰かが扉を開き・・・ヒースクリフの
「戦闘、開始!!」
の声を合図に、俺たち攻略組は中へと走り出した。
しかし・・・
「いない!?」
とそこにアスナの、
「上よ!!」
鋭い声が響いた。
そいつは、大ムカデで、天井に張り付いていた。
『THE SKULLREAPER』
厄介そうな相手だと思った瞬間、
天井から飛び落ち3人のプレイヤーが一瞬にして、ポリゴンと化した。
「嘘でしょ・・・」
とナツは息を呑んだ。
HPはレベルが高ければ高いほど増えていく。
今ここにいるのは、熟練の攻略組プレイヤーだ。それが一撃で・・・。
と再び大ムカデが動きだし次のプレイヤーへと標的を定める。
必死の鎌を、キリトとアスナ、そしてヒースクリフが受け止めた。
なら、俺たちがすべきことは。
「側面から攻撃するぞ!!」
そういうと、それぞれの武器を抱え攻撃を開始した。
後書き
ちょっと遅くなりました。旅猫です。
やっと夏休みに入りました。
初日から補習があって疲れましたが、後二日我慢すればいい話!!
というわけで、あと2,3話ぐらいでSAO編終了です。
番外編を少し入れたらALO編へと進んでいきたいと思います。
感想お待ちしております。
では、旅猫でした~
バイバイ!!
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