学生活
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二話 体育系の生徒はおかしいやつが少しいる
山崎「ヤバイぞ!遅刻する!」
山崎は走りながら話しかけてくる
「あぁ!ヤバイ!おい!山崎あれをやるぞ!」
山崎「昨日もやったのに、今日もやんのかよ」
「遅刻したいのか?俺はしたくないからやるぞ!」
山崎「わかったよ!やりゃーいいんだろ!やりゃー!」
山崎が決心したようだ
そして全力で走り教室の窓を飛び越える…
窓を割らずに…ちゃんと飛び越えて教室に入る
入るとクラスの生徒が窓から飛び込んできた俺達を見ていた…
もちろん全員俺達に注目している…
その光景を確認してから山崎の肩を『ポン!』っと叩き
「山崎…後は任せた!」
そう言い残し俺は席についた
山崎は二秒硬直してから話始めた
山崎「みんな!おはよう!見たか?今俺と冬季がスタイリッシュに窓から入ってきたのを!すげぇだろ?まぁ…この話は、後でにして先生来るぞ!みんな!前を向いて座るんだ!」
そう山崎が言い放つ
するとクラス全員が少しざわつきみんな前を向いて自習やら読書やらを始めた
山崎も席につき小さな声で話しかけてきた
山崎「一つ貸しだぜ…ジュース一本な…」
俺は了解とハンドサインを出して本を読み始める
少ししてから先生が教室に入ってきた…
「それでは…出席確認をする」
いつも通りの出席確認が始まった…
___________________
朝の会的なのが終わり俺は山崎に飲み物を一本おごっていた
山崎「さすがにあれは酷いぜー冬季」
「すまんな…お前があの状況に対して最も適切な対処法を知っていそうだから少し頼った」
山崎「おぉ!初めて俺を頼ったな!」
「あぁ…初めて頼った」
山崎「ところでさ…今日の体育…三年と一緒らしいぜ!しかも超人が二人もいるクラスと!」
超人…か
昨日は、射撃の超人に、襲われたからかなりの抵抗がある
でも休むわけにも行かない…
「また絡まれないように気をつけなければ」
山崎「そうだな!絡まれたくねぇよな!」
____________________
__体育の時間__
クラス全員「一!二!三!四!五!六!七!八!九!十!」
いつでも三年と合同で出来るように準備運動をしていた
今回の体育は、五十メートル走である
俺と山崎は背が一番目と二番目に高いので後ろの方なのだが三年の一番後ろは173㎝ある山崎を軽く追い越している
大体190から195㎝の長身である
二番目の三年も190から195㎝ぐらいである
そんな先輩と走るのだが少し不安だ…
理由は…その先輩二人は…互いの胸ぐらを掴み互いを睨み付けあっている…
先輩の会話に耳を傾けると…
?「おい…陽炎…てめぇは、俺に勝てると思ってのか?あ?」
陽炎「当たり前だ…鎖雅!おまえごときに負けるはずがない!むしろ圧勝してやる!」
やはり二人は喧嘩をしているようだ
あの喧嘩に巻き込まれなければいいのだが…
巻き込まれたらただじゃ済まなそう…
山崎「なぁ知ってるか?隣で喧嘩してる先輩いるだろ?陽炎水渡先輩と月花鎖雅先輩って言うんだけどさ…あの二人の先輩がこのクラスの超人らしいぜ…」
「やはりな…あの喧嘩に関わったら一瞬でやられそうな雰囲気出てるもんな…」
先輩「おい!陽炎と月花喧嘩してねぇで準備したらどうなんだ?」
陽炎、月花「うるせぇ!外野は黙ってろ!」
なんと言う事だ…
あんな喧嘩をしていて息ぴったりであった
山崎「おい…冬季…俺達の番の時にあの二人の先輩も走るんだよな?」
「そうらしいな…どうしてそんなことを聞くんだ?」
山崎は少し震えていた…
「どうした山崎、気分悪いのか?」
山崎「いや…俺は今どうやって生き残るか考えているんだ…」
教師「えーっと次…山崎!氷室!陽炎!月花!」
山崎「遂に…来ちまった…冬季…生きて帰ろうな…」
山崎が変なことを言い出した…
まぁ気にしにいようにしてスタート位置につく
教師「位置について…よーい…スタート!」
教師がスタートを言った瞬間、風を切る音がした
音の正体は二人の先輩であった
二人の先輩は、陸上部もビックリの速さで走り抜けていった
俺はその三秒後についた
記録は六秒三
二人の先輩は三秒二
高校生と言うことを疑ってしまうレベルの速さで走っていたのだ
月花「おい…てめぇ…何でタイムが一緒なんだよ…」
陽炎「それはこっちの台詞だぞ…」
二人は互いの胸ぐらを掴み睨み付けあっている
その三秒後殴り合いが始まった…
月花「ふざけんじゃねぇぞ!陽炎!」
陽炎「だからこっちの台詞だって言ってんじゃねぇか!」
山崎「生き残った…生き残ったぞ!冬季!生き残っぐふぁっ!」
山崎は殴り飛ばされた陽炎先輩に激突しそのまま後方十メートル吹っ飛んだ…
地面に落ちた後すぐに陽炎先輩は立ち上がり気絶している山崎に向かって
陽炎「すまないな巻き込んだ」
とだけ言い残し
次は陽炎先輩が月花先輩を俺の方に殴り飛ばした
俺は、先輩に当たるギリギリでスタイリッシュに回避した
月花先輩は校舎の壁をぶち抜いてから受け身をとって着地した
そして俺に近づいてきて…
月花「お前…スタイリッシュな動きするな…」
とだけ言ってまた殴り合いが始まった
この殴り合いを止めようとするやつはいない
むしろこの喧嘩どっちが勝つか賭けを始めている
俺は気絶している山崎を五回ほど踏みつけて起こす
山崎「いってぇな!ふざけんじゃねぇぞ!」
と叫んで殴りかかってきたがそれを無駄のない動きで回避して山崎に足をかけて転ばせる
そして俺は山崎に言う
「やっぱり…この学園はキチガイしかいないんだな…」
山崎「今更かよ…」
山崎は笑って言った
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