仮想空間の歌う少年
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33ーエキストラトラック (ladies & gentleman & aggressive girl & boy)
前書き
ランちゃん書くのが楽しいのです。
それではどうぞ!
「ねえー‼︎ここどこー‼︎」
前回までのあらすじ!
可憐でキュートでおちゃめでプリティーな美少女に僕は誘拐されました。
さてさて、そんな僕を引きずりながらその少女はとある家に僕を担ぎ込んだ。
「…。」
「さあ!到着だよ!」
その少女はニコッと笑うと僕から手を離す。そうして僕は周りの状況を確認する。
さてさて。ここは何処だ?さっきのオレンジプレイヤーの仲間って訳ではないみたいだし…。
こーゆーとーきーはー!
「咄嗟のコイントス♪!」
「コイントス⁉︎私もやる!」
僕はサッとコインを取り出そうとするとサッと寄ってくる紅い少女。
…何これ面白い。
「やだね。僕のコインだもんこれ!」
「なら自分でやるし!」
そう言って少女が取り出したのは大きなお皿。
…え?お皿?
「やめんかい!」
僕は慌てて少女からお皿を取り上げる。まさかまさかまさか。僕はおそるおそる聞く。
「まさかと思うけどお皿トスとかバカな考えは無いよねー?」
「やるに決まってるじゃん!あ、君はバカなの?そうそう君じゃ分からないから君の名前は?」
マシンガンの様なトークの数々に僕はタジタジになっていると猫状態ソーニャがはあ、ため息をついて話に割って入ってきた。
「あの〜…。話が進まないので…。」
「わあ!猫が喋った!凄いお利口さんだね!」
「…‼︎ああ‼︎もう‼︎話が進まないですね‼︎」
ソーニャは少女に抱かれながら珍しく助けを求める様な大きな声で叫んだ。
閑話休題
「えっと…。つまり。」
「私が可愛いって事なのだ!」
「うん!そうだね!
んで僕は何をすればいいの?」
僕はこの少女…ランちゃんの話のペースに合わせない様に僕はツッコミを放棄した。
…いつもこんな気持ちなんですね。キリトさん。アスナさん。とりあえず僕は君たちに謝らないといけませんね。だがヒースクリフ。てめえは殺す。
…とか訳の分からない考えをしているとランちゃんは説明を始めた。
「スノノンは僕のお手伝い。つまりオレンジプレイヤーの討伐を依頼したいんだ。」
「オレンジプレイヤーを?」
オレンジプレイヤー…。さっき襲ってきた奴らの様な犯罪者プレイヤーの事か。だったら別にいいんだけど。
「ランちゃんだけで充分じゃない?だってランちゃんあっというまにオレンジプレイヤーを片付けてたじゃない?」
「んーーー。いいところに気が付いたね‼︎スノー君‼︎これは60点…!赤点を免れたよ‼︎
その理由は…なんと!今回はラフコフをぶっ潰しに行くのだ!」
「なっ⁉︎」
ラフコフをぶっ潰すというとんでもない事を言ったランちゃんはビシッと僕を指差して会心のドヤ顔で僕を見てくる。僕は思わずボソッと。
「…イラっとくるぜ…。」
「え?」
「いやいや。それより僕から質問いい?」
僕はそんなランちゃんを真面目な顔で見て一言。
「なんで僕を信用出来るの?」
「聞かれると思った!さっき見た時に思ったんだ!」
そう言ってランちゃんは何処か懐かしい…。コンコンの様な笑顔でこう言った。
「君、これから僕がスカウトしようとしている人にそっくりだからね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さてさて、またランちゃんに引きづられるがまま辿り着いたのはラフコフのアジト。
いつかの僕の世界でも討伐戦を行ったラフコフのアジトだった。
なんか2回目だから緊張感がないな…。まあ、隣のアグレッシブガールのせいでもあるかも知れないけど。
「ねえねえ。スノノン。」
「なーに?」
そんなアグレッシブガールランちゃんは珍しく真面目な顔でいた。
…少し緊張しているのかも知れない。むりもない。何故なら相手はラフィン…。
「ピザって10回言って‼︎」
「返してよ♪僕のシリアス!」
僕はガクッとずっこけると頭を掻きながら大鎌を背中にかける。
「だいたいね!なんでこんな危険な所に来たの⁉︎やっぱり帰ろ?」
「歌うまいね!綺麗だよ!」
「ありがとう♪
…じゃないよ⁉︎今カンケーないでしょ⁉︎」
こんなマシンガンの様なトークをしていると。洞窟から出てくるポンチョの男。
「Oh…これは鮮血のラn…。」
「「てめえは引っ込んでろ‼︎」」
最強のレッドプレイヤーはスノーとランのダブルストレートが顔面目掛けて飛んだ。そして盛大に吹っ飛ぶ最強のレッドプレイヤー。
その間も2人の口論をしている周りを囲むオレンジプレイヤー。そして吹っ飛ばされたPOHは怒り冷めやらぬ様子である。そんな中アグレッシブガールとスノーの口論は続く。
「大体!もう囲まれてるし!これはもう面倒この上ないよ!
まあ、僕なら余裕だけどね♪ランちゃんと違って。」
「なにを〜‼︎私なら超余裕だし!」
「んじゃ僕は超超余裕!」
「私は超超超余裕!」
そんなガキの様なケンカをしていると周りのオレンジプレイヤーは無視された事を腹に立てたのか僕達に向かって襲ってきた。
「鮮血‼︎スキだらけだぜ!」
「ケンカの邪魔♪」
僕はさっと大鎌を横に一閃してランちゃんを襲おうとしたオレンジプレイヤーを斬り飛ばした。
「この…‼︎」
「邪魔でしょ!くうき読めや!」
そう言ってランちゃんのランスにより僕の背後から来たオレンジプレイヤーに突き刺さった。そうして僕とランちゃんはケンカを止めて背中合わせになる。
「仕方ないな…。僕が華麗な演奏会にしてあげるよ♪半分くらいいただいてしまおうか?♪」
「へえ…なら私も半分くらい。」
2人は…オレンジプレイヤーすら恐怖に感じる笑顔を浮かべた。
こうして鮮血と死神の円舞曲が始まる。
後書き
さて見た通りまだまだこのコラボは続きます。
あとタロット企画はアリシゼーションが終わったら非公開中のdreamでやっていきたいと思います。
スノー&ラン「「それでは次回もよろしく!なのだ!」」
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