4.神無異がクトゥルフ神話舞台に行くよ!
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夏祭り
白「こんな暑い日に部活とかふざけんじゃねぇ••••。
くそっ、今度こそ部室にエアコンつけてもらうからな••••••。」
暑さで意識がはっきりしない白夜は足取りもおぼつかないまま、ようやく学校へとたどり着いた。
白「やっ、やっと着いた••••。」
扉を開けるとそこには教師と数人の生徒がいた。
白「••••おかしいな、ここはコンピューター室のはずなんだが••••••。」
そして何気に涼しかった。
「えっと••••、もしかして部活で使うのかい?」
白「ん、そうだが気にしないでくれ、部員は俺しかいないから構わない。」
白夜は適当な席に座るとパソコンを立ち上げる。
白「えーっとアザルトス宗教団••••と。
••••••うーん、予想はしていたけど情報が少ないな••••••、大規模な宗教団体のくせに。
仕方ない••••、••••ハッキングするか。(ボソッ」
白夜はもう一台パソコンを立ち上げハッキングを始めた。
白「ん〜、もう昼か••••、家に帰ってからやるかな、そっちの方がいい、そうだそうしよう。」
白夜はパソコンをシャットダウンして帰宅した。
ノートパソコンを立ち上げると、Kから意外なお誘いが来ていた。
"どうやら今日は夏祭りがあるらしいです、一緒に行きましょう。"
白「••••••明日は槍でも降るのかなぁ、ニートからお誘いなんて、まあ行くけどな。
それよりも家が隣なのにチャット会話とはこれいかに。」
夜7時、Kとともに夏祭りに来た白夜、しかしとある問題が発生した。
白「••••Kとはぐれた死にたい••••••。」
そう、Kとはぐれて1人になってしまったのだ。
白「とりあえず離れよう、神社にでもいればきっとあいつは来る!」
この状況を打開しようと白夜は気合を入れて少し離れた神社へと向かった。
白「うん知ってた、どこの地域にもいるよね、馬鹿は。」
学生と思しき子供相手に青年たちが恐喝行為をしていたのだ。
もちろん、白夜は黒い笑みを浮かべてその様子を撮る。
その様子を撮った白夜は、スマホをしまい青年たちのいる元へと歩いていく。
白「あんたら何してんの?
楽しそうじゃん、俺も混ぜてよ。」
「はっ、なにこのガキ?」
「お母ちゃまとはぐれたんでちゅか〜?
かわいしょうでちゅね〜、なんつってな!」
「何それウケる!」
白「罵倒が典型的すぎ、幼稚なんで0点。
ちょっと河川敷来いや、頭に重石つけて太平洋まで投げ飛ばすから、運良く生きてたとしても溺死するがな。
それともここで生爪ひん剥かれて縫い付けられるのがお好みなMか?」
「んだとゴラァァァ‼︎」
「ガキだからって生意気な口きいて許されると思ってんのか?」
白「あっははっ、単細胞が、粋がってんじゃねぇぞ。
そうやって弱いもんに集って、金奪って、罪を犯しているということに気がつかない。
だから馬鹿なんだよ、いや愚か者?クズ?
何でもいいや、その目ん玉抉り出されたくなかったら奪った金返してその人らに謝ってさっさと失せろ。
言っとくが俺はお前らを人間とは思っちゃいないから、惨たらしい姿になりたくないなら従え。
はい、さ〜ん••••」
白夜がカウントダウンを始める。
白「に〜••••」
何かがキラリと反射した、月光により照らし出されたのは、両手に投げナイフを持った白夜の姿だった。
白夜の紅い瞳が青年たちを冷たく刺す、青年たちはすっかり怯えて金を返し謝って逃げてしまった。
白「チッ、粘れよ、もう少しで縫い付けられたのに。
肝が小さすぎんだよ、小心者どもが。」
何とも理不尽なことを言う白夜。
白「はぁ、まあいいや、あんたら大丈夫か?」
白夜の視線の先には男女の学生がいた、白夜は顎に手を当ててニヤリと笑う。
白「ほうほう、これがコイビトというやつですか。
アツアツですねぇ〜。」
白夜の眼が一瞬紅く光ったが誰も気が付きはしない。
白「うんうん、お兄さん偉いね、彼女を守ろうとするなんて。
あそこで怒りに身を任せていたら彼女を危険な目に合わせていたと思うよ、ナイス判断。
じゃ、俺友達探してるから行くな、お幸せに!」
白夜はまくし立てて何か言われる前に階段を飛び降りて行ってしまった。
また、男子高校生はそのすぐ後告白をし、付き合うことになった模様。
白「うぅ••••••、Kは何処へ••••••。」
K「私ならここにいます。」
白「ひゃあっ!ビックリするじゃないか!
つうかいつの間に!」
K「あなたが神社の階段を飛び降りてきたところからずっといました、気配消してスタンバッてました。
いや〜やればできるものですね。」
白「いや普通の人はそう簡単にできないから、お前だけだから。
俺が気がつかないってどんだけ影薄いんだよ。」
K「中学校1年生から高校退学するまで先生にすら気がついてもらえない影の薄さです。」
白「それは先公も混じってお前をいじめてるのか?
絶対そうとし考えられないんだが。」
K「そうなのでしょうか、まあ何でもいいですけどね。」
そんなとき、花火が上がり始めた。
K「花火、綺麗ですね〜。」
白「これが人間の作る花火か••••、初めて見たけど綺麗で儚いものなんだな。」
K「まあそれが花火ですからね、いくら時間をかけて作られても、結局打ち上げてしまえば消えるのは一瞬です。」
白「まるで人間の命みたいだな!」
白夜が笑顔を見せる、しかし花火に照らされた白夜の顔は、少し寂しそうな顔だった。
後書き
この小説の題名を募集中です!
仮につけたものなので納得いってないです。
僕の夢は僕の書いた小説が面白い、とか、ためになる、とか言われるようになることです!
だから、眠いときは訳が分からなくなるので目が冴えてるときにやろう。(意味不)
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