| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

4.神無異がクトゥルフ神話舞台に行くよ!

作者:クシャル
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

K

ーーー午後ーーー

白夜達のクラスは残りの2時間ともパソコンの授業だった。

この時間は必ず出る白夜、何故ならー

白「こっちのパソコンはやりずらいな••••、低スペックだ。

"K、そっちに届いているか?"」

K「"ばっちし届いてます。

今日はあそこ行きましょうよ、大手企業グループを支えている財閥••••なんて言う名前でしたっけ?"」

白「"大田だったはずだ、そこがどうした?"」

K「"麻薬密造、それに関わっていると昨日情報が入りました。"」

Kと呼ばれる者とチャットでやりとりできるからだ。

K••••本名 神崎 ケイ、白夜と同じく世界的にハッキングを認められた元学生。

現在は学校を退学して引きこもり、他人の悪事をネット中に撒き散らしている。

好きなものは甘いものとゲーム、ゲームは白夜と同じくらい。(白夜は顔は知られていないがアカウント名が世界的に有名)

また、2人で活動するときのアカウント名は【HK(ハク)】、こっちも結構有名。

しかし、いじめのおかげで性格が歪んだせいでSになった。

2人揃えばドSコンビ、ちなみに白夜のうちのお隣さん、白夜とは兄弟のように仲が良い。

親はいない、白夜の過去を知っている。

容姿はまんまL。

白「"あと2時間か••••、ギリギリいけるか?"」

K「"いけると思いますよ。"」

白「"フラグだそれ、今から侵入する、着いたら連絡してくれ。"」

K「"了解。"」

Kとのチャットを一旦切る、パソコンの授業を受け持っているのは女性の先生だった。

Aーあ Iーい Uーう••••と教えている、そして教え終わり実際やってみようということになった。

もちろんそんなこと白夜はとっくの昔に習得済みだ、白夜は背を伸ばすとついにハッキングに入った。

他の生徒達が戸惑いながらキーを押している中、白夜のタイピングスピードは驚異的である。

一際目立つのだ、他の生徒とは違うために。

白「やろうと意気込んだは良いもののKとは違いこっちのパソコンは低スペック••••。

2時間かけても第1関門半突破が良いところだな、••••しかたない、Kには悪いが力を貸してもらうか。

どうせあいつのパソコン、いいとこでフリーズしてパーになるもんな。」

ニヤリと笑う白夜、白夜は密かに持ってきたスマホを立ち上げツイッターを開く。

"Kと共にハッキングを行う、大規模な処理となるため、皆のパソコンを貸して欲しい。

今からウィルスを流すが、害のないものなので安心して欲しい、それは用が済めば消えるようになっている。"

そしてすぐにたくさんの返答が帰ってきた、白夜は暇人だなーと思うとありがとうと一言打ち、作業へと入った。

白「これならアイツと同等か••••••、っしやるかっ。」

白夜は知らなかった、この2時間は、他の生徒の親が参観しにくるということを。




白「第1関門突破っ、第1関門なだけに結構楽だったな。

さてと第2関門行ってみようかね。」

作業に戻る白夜。

白「やはり難しいか••••、まあ俺とアイツにゃ楽なもんだな。」

「ちょっとあなた、何をやっているの?

今はそんなことをする時間じゃないわよ!」

白「••••誰?

てっきり先生が注意しにくると思ったんだが。」

「誰?じゃないわよ!

どうしてみんなと違うことをしているの!」

白「どうしてってそりゃあローマ字で平仮名打つ授業なんて意味ないからだけど?

ていうかなんであんたが怒るんだよ。」

「意味ないわけないでしょ!

ちゃんとやりなさい!」

誰かはわからないが生徒の母親に同意して周りも頷く。

白「••••はいはい分かりましたよ、平仮名全部打ったら作業に戻らさせてもらうから。」

「そんなの駄目に決まってるじゃないッちゃんとやりなさい‼︎」

白「••••あんた何様のつもりだ?

俺の親でもないくせに自分の子の頑張りすら見ないで俺に叱り付けるとか。」

「わっ、私はあなたがやることをちゃんとやってないから言ってー」

白「やりましたけど?

やったうえでこうして他のことをやってるんですけど?」

そう言って白夜はあ〜んを打ち終わった証拠を見せる、確かに終わっていた。

「ッ‼︎」

白「というわけで戻らせてもらうから、もう話しかけないでくれ。」

白夜はパソコンと向かい合うとポーンと音がなる、右上にメッセージが表示されていた。

"第2関門突破しました。"

白「出遅れたコンチクショウ••••。」

半ばやけくそになりながらもハッキングを進める白夜、そのせいで周囲が見えていなかった。

白「••••••っし第2関門突破!

あと1つ、第3関門だな、遅れをとるわけにゃいかない。」

そしてまたチャットが来た。

"逆ハックが来ました、注意してください!"

白「あえてナメプ体勢?

いいえ、チキンプレイです、安全な方を取る、スルーしよう。」

既に1時間半経過していた、あと15分しか残っていない。

白「••••••ご開帳!」

エンターキーを押す、すると画面が変わった。

白「っし成功、みんなが力を貸してくれたおかげだな。

そうじゃなかったらこんなに早く終わらなかった。」

そのすぐあとにKから第3関門突破の連絡が来た。

白「"お疲れさん、情報収集すっぞ。"」

K「"了解です。"」

白「くっくっくっ、堕としてやるぜ••••。」

白夜は黒い笑みを浮かべた、しかしーーー

プツン

白「••••そうだ死のう。」

いきなり白夜の使用していたパソコンだけ電源が切れたのだ、しかし誰1人として白夜を慰める者はなく。

白夜は白夜で血の涙を流し、故意的にやられたのを気付かず授業放棄して出て行ってしまった。 
 

 
後書き
7月20日、もうすぐ夏休みだ!という方も多いのではないでしょうか。

••••はっ、休みじゃない夏休みなんてなくなればいいのに。

休みってなんなんでしょうね、僕は学生ですけど休みは3分の1が部活や勉強で潰れます、お家出たくないよ。

本当、歳を重ねて我が部活が厳しくなって行ってる気がします、他に比べれば全然なんですけどね。

あと、頭の良い部長さんから聞いた話だと、部活は強制じゃないらしいですよ?

詳しく知りたい方は調べてみてください。

明日は僕の誕生日です!まあ祝ってくれる人なんて••••ねぇ?(震)

感想質問お待ちしております! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧