詩集｢棘｣

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もしも…

君の心が
どこにも感じられない
どこまで行っても
続いてく…氷の世界は…

無限に繋がる回廊のような
人生(ﾄｷ)を一人歩くなんて…

もしも…君に出会ってなければ
僕は今幸せだったのかな?
それとも他の誰かを探し
行くあてもなく彷徨っていたのかな…?

手を伸ばしても
触れることさえ出来ない
君の温もりに
焦がれてる…枯れ逝くオアシス…

拒絶されるのがとても怖くて
伝えることも躊躇うよ…

もしも…僕が生まれてなければ
君はきっと幸せだったよね?
それともいない僕を探して
見つけられずに流離ってくれたかな…?

君の全てが愛しすぎて
心どこまでも渇いてく…

もしも…君に出会ってなければ
僕は今幸せだったのかな?
それとも他の誰かを探し
行くあてもなく彷徨っていたのかな…?

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