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千年の魂.

作者:風雅 迅
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第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
  第十九話《長期休暇の後は何すんのもだりぃ》

 
前書き
千魂TIME!!!

夏休み・・・気がつくと終わっているもの。

どうも、こんにちは!夏休みの宿題をするのは夏休みが終わることを認めることだと思っている風雅 迅です!
随分と、更新が遅れました!しかし、今回は結構なネタ回なのでたくさん笑っていただけると幸いです!
あと、千魂TIMEで《夏休み》をあげたのは本編でも少し出てくるからです!
では、本編を、どうぞ!! 

 
「ここが、俺らの時代、、、、なのか?」

迅が景色を目に入れながら呆然としていると、後ろでカインが声を上げ、ナイトの胸ぐらを掴み上げる。

「おいっ!どうなってんだこれ!説明しろ!」

ナイトは、胸ぐらを掴まれながらも冷静にカインに言った。

「言われなくても話す、だから離せ」

そう、言われてカインは、手を離す。
自由になった、ナイトは、衣服の乱れをなおしながらも、説明を始めた------------この時代に何が起こっているのかを----------

「あれは、お前らが、ダグラスのいる時代に行って二、三日経った時だった。」



* * *



主人(貫)不在の家にのどかな風が吹く。その風に吹かれながら、ハンモックの上で龍脳菊 龍明(りゅうのうぎく りょうめい)は心地良く寝ながらも考えていた。

『はぁ、だりぃ。何もねぇけど、だりぃ。何もねぇのがだりぃ。かと言って、なんかすんのもだりぃ。しばらく話してなかったから、話すのもだりぃ。』

そう、龍明は現在《夏休みボケ》ならぬ、《出番なさすぎるボケ》に陥っていた------------。


アアァァァァァァァ!!!!!!夏休みが終わるウウゥゥゥゥゥゥ!!!!!!宿題に襲われるウウゥゥゥゥゥゥ!!!!!!みんな(宿題)寄って集って俺をいじめるんだアアァァァァァァァ!!!!!!勉強したくないよ!!!朝に早起きしたくないよ!!!!!!学校行きたくないよオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!

突然、天から聞こえてきた声に辰星 魁斗(しんせい かいと)は、飲んでいたレモン汁を吹き出しながら跳び上がる。そして、天に向かって突っ込んだ。

「作者落ち着けえぇぇぇぇぇぇぇぇええ!」

これが落ち着いてられるか!闇の扉(校門)はもう開こうとしてんだよ!闇のゲーム(授業)が始まるんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

「いや、どんだけ学校嫌いなんだよ!!!つか、《闇の扉》と《闇のゲーム》ってどんなあて字だよ!!!」

--------と、まぁ、こんな風に、主要メンバーを降板された2人は、各々好きなように充実した時間を過ごしていた。

「1ミリたりともしてねぇけどな!」

そして、事件が起きたのはその三日後だった------------。

「いやっ!なんで今日から回想始めたんだよ!!!」




* * *





ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!!!!!!

いつも通り、ハンモックに寝ていた俺の耳に激しい爆発音が響いた。
しかし、俺は、この程度の騒音では起きようとはしない。
しかし、共に留守番をしている、ツッコミ二番手は、たまらず立ち上がり、外の様子を見に出て行く。

ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!!!

次の爆発音が響いた。それと、同時に、ツッコミ二番手が、出口の階段から、転げ落ちて戻ってきた。それと、同時に、外の爆発音に負けず劣らず、いや、それ以上にうるさい奴が飛び込んできた。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA、起きるんだ少年!外がやばいことになってるぞ!!!」

言わずとも、こいつのことなら覚えているだろう、リンカーンだ。
俺は、そのリンカーンの言葉に『だりぃ。』と思いながらも。ハンモックから降りて、あくびをしながら、リンカーンに言った。

「なんだ?俺からしたら、外よりも、目の前の方が騒音なんだが?」

「HAHAHAHAHAHAHA少年!冗談が過ぎるぞ?HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

至って、マジなのだが--------。
まぁ、こいつに言っても無駄なのはわかっていることだ。大人しく聞くとしよう。ちゃんとした会話になるかは分からないが。

「まぁいい。で、なんだ?」

そこへ、転がっていたツッコミ二番手が、起き上がり、言った。

「いいから、外に出てみろ!一気に眠気とか吹っ飛ぶから!!!」

魁斗とリンカーンに促され、俺は、仕方なくも、外に出ることを了承する。

「はぁ、へいへい」

俺は、軽く手を挙げてぶらぶらさせながら、階段に足をかける。

『どぉ〜せ、おもんねぇことだろぅけど』

外に出て、俺の、視界が一気に開けた。いつもならば、心地よい風と小さな草花たちが迎えてくれる野原が広がっている貫の家の外。
だが、俺が目にしたのは------------。

「な、なんだこれ......」

炎に包まれた野原、しかし、妙に辺りが暗い、ほとんど炎の灯に照らされているようなものだ。
俺は、ふと、太陽を確認しようと空を見上げる。

「⁉︎」

そこには、この事態の根源であろう、龍のような大きな鉄の塊が浮いていた。そのせいで太陽の光は、ここまで届かない。

この事態の見て、突っ立っていた俺の横に、魁斗がきて言った。

「な、やばいだろ?」

俺は、静かに頷いた後、独り言のように言った。

「一体何が起きてやがんだ......」

その時、炎の中から声がして、2つの影が薄く見えた。

「それについてはわたしたちがせつめいしましょう」

どう考えても、イントネーションがずれた声。間違いない、《千魂小学校》及びここら一帯の学校をまとめる最高指揮官(に出世したらしい)夜神 光追(やがみ みつお)だ。
そして、その横には--------ナイトだ。
夜神のナイトスキルによって2人の周りには一切の炎が寄り付いていない。

天界のお偉いさんが来るということは、なかなかヤバい状態なのだろう。
すると魁斗が、説明すると言った夜神に早速尋ねる。

「じゃあ、教えてくれ、上のあの馬鹿でかいのは何なんだ?」

すると夜神は、眼鏡のようなものをかけた後、そのフレームについているボタンを押した。
その瞬間、火の粉が舞う空中に映像が浮かび上がった。
何処かでみた宇宙戦艦をものすごく長くしたようなものが映し出されている。
夜神は、映像の操作をするためナイトが説明する。(夜神が説明すると文字が全て平仮名なので分かりづらいため)

魁斗が一応突っ込んでおく。

「いや、そういうことは言わなくていいから」

魁斗が一応突っ込んだところで話は本題にもどる。

「上に浮いているあれ。あれを上から見たものの画像がこれだ。名前は《時空艦》時と空間を翔ける船だ。発明者は、分かっていないが、この時代のものでないのは確かだな。
そして、あの時空艦は少し、特殊だ。」

魁斗は、思わず復唱する。

「特殊?」

「あぁ、あれは、唯の時空艦ではなく、《時空海賊-邪襲(じゃつ)-》の時空艦だ」

初めて、聞く単語だ。《時空海賊》--------か......。
俺は、ナイトに尋ねる。

「その、《時空海賊-邪襲-》ってのはどんな連中なんだ?」

「時空海賊ってのは、違法に時を翔け回り、破壊と強奪をくり返すならず者の集団だ。まぁ、時たまいい奴らもいるようだがな。
だが、奴ら-邪襲-は、トップクラスの悪。奴らのもとの時代では、絶賛指名手配中だ。
そして、厄介なのは、数が多い割に、ほとんどの奴がナイトスキルを一般以上に使いこなす。つまり、強いということだ。
まぁ、時空艦の大きさをみる限り、中級の奴らの船だなあれは。分かりやすく言うと、あの船に乗ってる《したっぱ船員》の強さは、ほとんどお前らと一緒だ。」

そのことを聞いて、魁斗は、額に冷や汗をかく。

「したっぱで、俺らと同じ強さ......」

俺は、魁斗の絶望した声を隣に聞きながらも、下を向いていた。
すると、後ろから騒音が聞こえた。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAどうした?少年!怖気づいたのか?」

俺は、リンカーンの方を見ると、少しにやけながら言った。

「怖気づく?笑わせるな。なかなかに、良い暇つぶしになりそうじゃねぇか!!!」

俺は、そう言って、ナイトスキル《龍能力》を発動させ、空に飛び立った。この後、俺が行方不明になることも知らず。しかも、めちゃくちゃかっこよく。



* * *



貫の盛大な突っ込みが炎の大地に響き渡った。いや、今回は、迅とカインも一緒に突っ込んだ。

「「「いやっ!龍明なんで、華麗に捕まってんだよ!!!」」」

その三人の突っ込みの中、空音がまともなことをナイトに質問した。

「でも、魁斗はともかく、リンカーンと校長もついて行ったんでしょ?リンカーンならまだ、ふざけてたとこをグサッ!なんてのもあるだろうけど、校長がやられるのはまず考えられないんじゃ」

ナイトは、それに頷きこたえる。

「その通り、お前らは知らないだろうが、校長は以前〜Glory Four Light〜《栄光の四光》と呼ばれた伝説の探検隊の1人だった。それに、誤解してるかもしれないが、リンカーンは、お前らの思っている感覚では、カkaシ先生クラスかもしれないが、それは違う、G来也レベルはある」

ナルt----もとい、ナイトの言葉に、風刹が冷静に言った。

「ならば、捕まった龍明たちを救出しようとしているって感じじゃねぇか?」

ナイトは頷き、それに賛成の意を記そうとした、しかし、ずっと話を聞くだけで暇をしていた、ライトが、ナイトに剣を突きつけていった。

「あぁ、もぅ、めんどくさい!話すよりも乗り込んだ方が早いだろ?こっちは、久しぶりに多勢とやりあえると思ってウズウズしてんの、わかる?」

そう言って、ライトは、ナイトの服を掴むとハンマー投げの要領で邪襲の時空艦へとスパーキング

「嘘だろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ガン!

小さくだが、邪襲の時空艦へとナイトがぶち込まれたのがここから見ても分かった。
そして、ナイトが時空艦に潜入(無理矢理)したのを確認した、ライトは、迅たちを見て言った。

「さて?次は誰だ?」

その言葉に、俺たちは、慌てふためく。そして、俺は、空音の手を握り、敬礼をしながら、ライトに言った。

「おっ!俺は、飛べるんで空音と先に行ってますね!」

ヒュウゥゥゥゥゥウン!

飛び去る迅を見ながらカインは叫ぶ。

「あっ!コラッ!ずりぃぞ!俺も連れて来やがれ!!!」

迅は、聞こえているのだがそんなこと無視して、時空艦へと安全に向かっていく。
それに続いて、貫が、波導で中に浮いてその後を追う。

「お、俺も飛べるんでお先に!」

カインは、それを見てまた言う。

「こらてめぇ!なに、めちゃくちゃ体力使う技使って逃げてんだよ!!!」

ヒュウゥゥゥゥゥウン!

カインは、飛んでいく、三人を見ながらつぶやく。

「く、くそぉ〜、残るは、俺と風刹だけ......」

そう言って、俺は風刹の方を見る

「あれ?」

そこに、風刹は、いなかった。

「んじゃ、俺もお先に〜〜!」

キラン

そう、流石風刹、光の能力者だ、一瞬で時空艦へと飛び去っていった。
それを、見てライトはつぶやく。

「おぉ?みんなやる気マンマンじゃん。イイネイイネ、ワクワクしてきたね〜」

カインは、つばを飲み込むとゆっくりとめちゃワクワクしているライトの方を見て言った。

「は、ははは、オ、オラ、ワクワクすっぞ!」

この時、カインは、半分泣いていた。

ライトは、カインの服を掴むと、ナイトの時よりも激しく、より勢いをつけてカインを投げ飛ばした。

ギビュン!!!!!!!!!

カインの体は、槍のように時空艦の船体向かって進んでいく。

「神様助けてえぇぇぇぇぇぇぇぇええ!」

ドンガラガッシャーン!!!!!!



カインの身体が、激しく船体を貫き船の前方が大破した。
 
 

 
後書き
To be continued...

行方不明の龍明たち、そして、暴れまくるライト!時空艦に突っ込んだカインは無事なのか!

次回《失いの能力》

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さて、どうでしたか?久しぶりの本編更新でしたね!
話の前半に出てきた、魁斗がレモン汁を飲んでいたところ。そうです、どうでもいいけど、魁斗は、レモンが大好きなのです。
以上。
そして、妹属性ZEROのライトですが、この先も、どんどん暴れてくれます。そして、次回は、久しぶりに校長も戦うかも⁉︎

では、次回お楽しみに!
参考にしたいので、感想、及び、評価お願いいたします☆〜(ゝ。∂) 
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