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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】

作者:NaoMi
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再会2

それから二ヶ月近く経たない内に、


私はまたクソジジイのせいで国から追い出されていた


リオ「何なのよ…!戻って来いっつったのはそっちなのに…!!


いきなり国から追い出すってのはどうよ……!?」


かなりイライラしながらデスアクアランドから最速のイルカちゃんに乗って行けば


二日もかからない"ロックタウン"っていう町に来ていた


リオ「本当何なのよ…!!


"空に島がある、その目で空島を確かめて来い"だあああ!!?


自分で調べて来いっての!!!」


フードを深く被り、


腕を組んでブツブツ文句を言っていた


リオ「大体…私は、デスアクアの皇帝様だぞ!?


もっと皇帝を敬えっての!!!」


?「ねえ、あなた」


ブツブツ文句を言いながら前を見ていなかったせいで


思い切り誰かとぶつかった


リオ「わああ!ごめんなさい!大丈夫でし、たか……?って…!」


ニコロビン!!?


あれ!?何でニコロビンがここに!!?


ロビン「あ、やっぱり。


あなたアラバスタにいた"凄い人"でしょ?」


ニコッと優しく微笑みながら最後はなんかよく分からないことを言うロビン。


リオ「"凄い人"って?」


ロビン「クロコダイルが言っていたの。


"あの女は海が生んだ忌むべき凶器"だとかなんとか」


リオ「言ってくれるじゃんあのクソ野郎…!」


ロビンに背を向けて右手の拳を少し突き出し、


今すぐにでもクロコダイルをぶっ飛ばしに行きたかった


ロビン「あなた、七武海の…」


リオ「ああああああ!!!!」


ロビン「?」


声の音量を小さくするとか、


周りに誰もいないか確認することなく普通に言って来たロビンの声を遮るように


大声を出して近くの店に引っ張った


リオ「ちょっと正気!?」


ロビン「え?」


リオ「私ね、追われてるの!!!


海軍と世界政府に!!」


ロビン「そうなの?実は私も」


リオ「」


……なんか、言い方がかなりムカついたんだけど


リオ「いい?とにかく!私はもう"七武海"じゃないの!!」


最後は声を低くして言うと


机の上で頬杖をするロビンが「へえ」と言う


リオ「それに私の何を知ってるのか知らないし、知りたくもないけど!!!


私のことを誰かにバラしたら海の中に沈める…いいね!?」


ロビン「ええ、肝に銘じておくわ」


マスター「はいよ」


リオ「どうも」


マスターが持って来てくれた飲み物を一口飲むと、


ロビン「そういえば貴女はどうしてここに?」


同じように一口飲んだロビンがジョッキを机の上に置いた


リオ「空島に行けって言われてね~


何の手がかりもなしにこの町へ送り出された」


ロビン「え?空島?あなたもこれから行くの?」


リオ「"も"って何?」


ロビン「私達もこれから行くつもりなの、


その為にこの町へ立ち寄って情報を集めてる最中なの」


リオ「え?"私達"ってあんたと他に誰がいるの?」


なんとなく嫌な予感がして


嫌々に聞かない方がいいのかもしれないことを質問すると、


軽く首を傾げたロビンが言った


ロビン「あら、聞いてない?


アラバスタで一緒に戦った麦わら一味とよ。」


リオ「」


……やっぱり、アイツらか


まあそうだろうとは思ったけどやっぱりか


ロビン「船は?」


リオ「ない」


イルカちゃん帰っちゃったしねえ…


ロビン「じゃあ、どうやって空島まで行くつもりなの?」


リオ「さあ…そこはまだ考えてない」


ロビン「なら、私達と一緒にこればいいじゃない」


リオ「トラブル続きのヤツらと一緒に空島へ行く?冗談じゃない」


ロビン「それじゃあどうやって空島まで行くの?」


リオ「泳いで」


ロビン「一緒に行きましょう?」


リオ「だから…」


数分、言い合い的な言い合いをした結果。


ロビン「ここにお金を置いとくわ」


オーナー「おお、ありがとよ」


私は麦わらの一味と行動を共にすることになった


リオ「アイツらが私を乗せてくれるかどうか…」


ロビン「あら、そのことならば心配ないわ。


クロコダイルとの戦いが終わった後で王女含め殆んど全員が貴女の心配をしていたわ」


リオ「ふ~ん」


ロビン「あぁ、けど剣士さんはそんなには…」


リオ「だろうね」


ロビン「貴女が一緒に行くと分かれば、剣士さんも喜ぶわ」


リオ「そんなわけないでしょ」


ロビン「そ?」


リオ「そうよ!!」


ロビン「大丈夫よ、船長さんには私から話しておくわ。


後、あなたに聞きたいことが山ほどあるから船に戻ったらお茶をしましょう?」


リオ「聞きたい事って?」


ロビン「海の世界」


リオ「いいけど」


ロビン「良かったわ」



それから少しロビンと周り


買い物や情報収集も終えたことで船が止まっている場所へと来ると、


船の上から変わらない賑やかな声が聞こえた


ロビン「随分賑やかね~そんなに荒れてどうしたの?」


ロビンの後に続いて階段を登ると、


「「「あっーーーー!!!」」」


船の上にいた全員が私を見て大声を出した


ルフィ「お前…リアじゃねえかよ!」


ナミ「いきなり消えたから心配したのよリア!!!」


リオ「ああ、ごめんごめん~


呼び出しくらって急いで帰ったの~」


ゾロ「呼び出し?」


ここは、無視


国のことをコイツらに言う気はないし、うん


ルフィ「何でお前がここに?」


ロビン「この子も空島に行きたいんだって。


それで、この子も一緒に行っちゃ駄目かしら?」


ルフィ「おう!いいぞ!」


「「「ルフィ!!!?」」」


一部、クソ剣士とクソ鼻男とクソトナカイが嫌そうな顔をして麦わらの名を叫ぶ


リオ「ありがと」


サンジ「ぬわぁぁっっ!!リアさぁぁぁん!!ロビンちゅわぁぁぁん!!!お帰りなさいませ~!」


やっぱアイツの女好きは変わってないんだね


なんか、可哀想って言うか。


リオ「それじゃあ、またよろしくね」


ナミが何かを思い出したようにロビンにガミガミ言ってる中、


先に部屋に入るとロビンが被っていた帽子を壁に付いているフックにかけた 
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