リリカルビィト～才牙と魔法が交わる物語～“改稿版”

作者「プール行きたい……」
龍也「あれ？ 作者泳ぎ得意だったっけ？」
作者「……流れたい」
なのは「ながれるプール!?」
フェイト「其ではどうぞ♪」 

龍也は嬉しそうに学校へ向かっていた

理由は今日から体育で水泳をやるからである。今まで学校に行ったことがないので、プールが楽しみになっているのである

「あ、そういやアリシア」

「何？」

「アリシアって泳げるのか？」

龍也の言葉に固まるアリシア

「お、泳げるよ!! 多分……」

「……泳ぎ方、教えるから心配するな……」

そう言いながら学校へ向かう二人。朝はいつもの様にはやて達に絡まれ授業がどんどん進んでいきとうとうプールの時間……

今はみんなでしっかりと準備体操をしている

「よーしそろそろ良いでしょうね～、怪我とかしないように遊んでくださいね～」

先生のその言葉でみんなは一斉にプールに飛び込んだ。因みにも飛び込んだ

余程楽しみだったのだろう

そのまましばらくのんびりと浮いていると……

「龍也、ちょっと来なさい」

アリサに呼ばれた

「? どうした？」

そう言いながらアリサのもとに向かう龍也

序でにアリサ以外にもなのは、フェイト、はやて、すずか、アリシアがいる

「えっと......あの......その....」

「なのはちゃん頑張って」

「あんたなら言えるわよ」

「龍也なら笑わないから大丈夫だよ」

「せやで、なのはちゃん、言ったれ」

「素直に吐いちゃえ、楽になるよ♪」

アリサ達が応援している
てかアリシア、それは違うと思います……

「うん頑張る。実は............泳ぎを教えて欲しいの」

なのはの口から出た言葉に目を見開く龍也……

まぁ、予想外でもあり想定内の言葉ではあるが……

「良いけど......」

「本当に！やったの！」

なのはが目をキラキラさせながら思いっきり接近してきた。そんななのはを離しつつ

「じゃあさっそく始めるね」

「よろしくお願いします！」

『なのはが泳げる様になろう特訓』がこうして始まった

●○●○

「さて、まずは水に顔を付けて見てください」

「それぐらい余裕なの」

目を閉じて水に顔を浸かるか浸からないかぐらいの所で止まった

「ぷは、出来たの」

その様子を見ていたアリサとすずか、フェイト、はやてそしてアリシアはかわいそうな子を見るような目で見ていた

「え？みんなどうしたの？」

なのはは自分に向けられた視線が不思議のようである……

「なのは」

「なに？」

龍也はなのはの肩に手を置き一言

「頑張るぞ」

「う、うん」

なのはが泳げるようにするのは前途多難のようである……

●○●○

～30分後～

「ぷは、やった出来たの！」

あれから顔に水を付けるだけで30分もかかった

そろそろ授業も終わるのでみんな上がってシャワーを浴びている

「あ、そうそうなのは」

「どうしたの？」

「来週からもう夏休みだろ」

「うん」

「夏休み初日にプールにいくからよろしく」

「え？」

龍也の言葉になのははハトが豆鉄砲をくらったような顔をしていた

「当たり前だろ? まだ泳げるようになってないからな」

「う......うん分かってるの........................でもなんか嬉しいの」ボソッ

そしてアリサ達の方を向き二人も誘った。

「もちろんお前らもだからな」

『は、はい！』

その後の授業は無いのでこの日は終わった

●○●○

そして夏休み初日。龍也達は約束通り海鳴市の市民プールに行こうとしていたが、すずかが家のプールを使えば良いと言ってきたので月村家にいた(妹の結衣は保育園にいっている)

序でに龍也はすでに着替えなのは達を待っている

「龍也くーん」

龍也が声のした方を見るとなのは達が龍也の元に向かってきていた。なぜか水着に気合いをいれてるように見える……

「良し、さっさと柔軟しよっか」

『はーい』

柔軟も終わり前回の続きを始める

「じゃあなのは今からバタ足をやってもらいます」

「それくらい余裕なの！」

なのはが意気込んでるが激しく不安になる龍也……

「……とりあえず俺の手に掴って」

「うん！」

なのはの手を掴み力を抜かせて浮かせる

「じゃあバタ足開始」

思いのほかバタ足は順調だった。それから3分ぐらいバタ足をさせた

「はい終了」

「どうだった？」

「バタ足は問題なし。次は実際に泳いでみます」

「はい」

なのはに手の動かし方と息つぎのやり方を教えて実践

「取り合えず俺のいる所まで来い」

俺がいるのはスタート位置から15m地点。なのはは息を思いっきり吸い後ろの壁を蹴りクロー ルでどんどん進んで行く。フェイト達が固唾を飲んで見守っている。そして10m地点まで来た所でスピードが落ちて来た

「なのはーがんばんなさい！」

「なのはちゃん頑張って！」

「頑張れなのは！」

「もう少しや、なのはちゃん！」

「いけいけ、なのは！」

アリサ達の声援が聞こえたのか徐々に元の早さに戻りそのまま俺の所まで来た

「やったの！泳ぎ切ったの！」

『やった～！』

なのは達はお互いに喜びを分かち合っていた。 それからなのははどんどん上達していき帰る頃には50mは泳げる位になっていた 

アリサ「其では感想待ってます!!」