インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
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オマケ
僕のことは○○って呼んで!!
前書き
優里とシャルロットの日常って書いたことなかったなぁ〜と思って書きました。
とある日曜日。私はシャルルと食堂でご飯を食べていた。
「ねぇ。優里…」
「?なんですか?シャルル?」
シャルルは食べていたカルボナーラのスプーンとフォークを置くと何故か神妙な面持ちで私を見つめる。ちなみに私は醤油ラーメンを食べていた。麺をズル〜ズル〜と。
「僕の事、シャルル以外で呼んで!」
「…………」
ズルズルと啜っていた麺を少し喉に詰めらせながら、むせ返る。
「ごほん。ごほん」
「だっ、大丈夫?はい、水」
シャルルが私の水をさっと取って、前に伸ばした手にギュッと握らせてくれた。口元に引き寄せ、ゴクンゴクンと飲む。
「………はぁ〜。」
「………」
シャルルが心配そうに私を見るので、ニコッと笑う。それで大丈夫だと分かってくれたのだろう、良かった〜と言いながら自分も一口水を飲んだ。そんなシャルルを見つめながら、頬を膨らませる。
「そんな事言って、ずっと前もそんな感じで呼び捨てして!って言ってませんでした?それでシャルルって呼ぶことにしたんですけど」
シャルルは痛いところつかれたと顔をしかめるが
「それはそれ。これはこれだよ」
「…………」
(えぇ〜〜〜〜)
☃☃☃
とりあえず食事を終え、部屋に戻った俺達はお互いのベットに座り、シャルロットの愛称について話し合う。
(なんで、こんな事になったかな〜?面倒くさー)
「じゃあ、シャルロットっていいじゃない?」
「いや。正体バレるでしょう?」
「じゃあ、シャトル」
「可愛くない」
さっきからこの調子なのだ。俺が意見を言ったら、前に座ったシャルロットに切られる。『可愛くない』だの『正体がバレる』だのならお前が考えろって話だ。ベットに転がり、目を閉じる。
「もう〜優里〜。真剣に考えてよ〜」
「考えてるって」
(…………)
目を開けると目の前に中性的に整った顔立ちが有った。
「うわっ!?」
「…………。何してるんだよ、シャルロット」
「ここここっ。これは優里が寝てるのかなと思って」
顔が真っ赤に染まって行くシャルロットの顔を近くでジィ〜と見る。
(シャルロットの瞳って俺と同じ蒼だけど、色素薄いよな。蒼っていうより碧って感じ)
「えっ……と?優里……?」
「シャルロットの瞳って綺麗だよな?」
「えっ?そう?……僕は優里の方が綺麗だと思うんだけど……」
顔を真っ赤に染めて、モジモジと何かを言っているが聞こえなかったのでスルーする。
「だから、碧っていうのはどう?」
「碧?」
「そう、碧」
シャルロットは考えるとうーんと首を捻る。
「じゃあ、シャル」
「シャル?」
またしても、考え込むシャルロット。しかし、今度はうんと首を縦に振る。
「シャル。いいね、可愛い」
「だろ?シャル」
「え?」
「だ・か・ら シャル!これから宜しくな」
「あっ、うん。宜しく……」
(愛称呼んだだけなのに何照れてるんだ……こいつ……)
俺は握手しながら、照れているシャルを見て 改めて乙女心は謎と思った。
後書き
お気に入り10突破!!
本当、ありがとうございます。こんな駄作なのに、多くの人に楽しく見てもらっていると思うととても嬉しいです。これから宜しくお願いします。
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