| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜

作者:
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

オマケ
  僕のことは○○って呼んで!!

 
前書き
優里とシャルロットの日常って書いたことなかったなぁ〜と思って書きました。 

 
とある日曜日。私はシャルルと食堂でご飯を食べていた。

「ねぇ。優里…」

「?なんですか?シャルル?」

シャルルは食べていたカルボナーラのスプーンとフォークを置くと何故か神妙な面持ちで私を見つめる。ちなみに私は醤油ラーメンを食べていた。麺をズル〜ズル〜と。

「僕の事、シャルル以外で呼んで!」

「…………」

ズルズルと啜っていた麺を少し喉に詰めらせながら、むせ返る。

「ごほん。ごほん」

「だっ、大丈夫?はい、水」

シャルルが私の水をさっと取って、前に伸ばした手にギュッと握らせてくれた。口元に引き寄せ、ゴクンゴクンと飲む。

「………はぁ〜。」

「………」

シャルルが心配そうに私を見るので、ニコッと笑う。それで大丈夫だと分かってくれたのだろう、良かった〜と言いながら自分も一口水を飲んだ。そんなシャルルを見つめながら、頬を膨らませる。

「そんな事言って、ずっと前もそんな感じで呼び捨てして!って言ってませんでした?それでシャルルって呼ぶことにしたんですけど」

シャルルは痛いところつかれたと顔をしかめるが

「それはそれ。これはこれだよ」

「…………」

(えぇ〜〜〜〜)

☃☃☃

とりあえず食事を終え、部屋に戻った俺達はお互いのベットに座り、シャルロットの愛称について話し合う。
(なんで、こんな事になったかな〜?面倒くさー)

「じゃあ、シャルロットっていいじゃない?」

「いや。正体バレるでしょう?」

「じゃあ、シャトル」

「可愛くない」

さっきからこの調子なのだ。俺が意見を言ったら、前に座ったシャルロットに切られる。『可愛くない』だの『正体がバレる』だのならお前が考えろって話だ。ベットに転がり、目を閉じる。

「もう〜優里〜。真剣に考えてよ〜」

「考えてるって」

(…………)

目を開けると目の前に中性的に整った顔立ちが有った。

「うわっ!?」

「…………。何してるんだよ、シャルロット」

「ここここっ。これは優里が寝てるのかなと思って」

顔が真っ赤に染まって行くシャルロットの顔を近くでジィ〜と見る。
(シャルロットの瞳って俺と同じ蒼だけど、色素薄いよな。蒼っていうより碧って感じ)

「えっ……と?優里……?」

「シャルロットの瞳って綺麗だよな?」

「えっ?そう?……僕は優里の方が綺麗だと思うんだけど……」

顔を真っ赤に染めて、モジモジと何かを言っているが聞こえなかったのでスルーする。

「だから、碧っていうのはどう?」

「碧?」

「そう、碧」

シャルロットは考えるとうーんと首を捻る。

「じゃあ、シャル」

「シャル?」

またしても、考え込むシャルロット。しかし、今度はうんと首を縦に振る。

「シャル。いいね、可愛い」

「だろ?シャル」

「え?」

「だ・か・ら シャル!これから宜しくな」

「あっ、うん。宜しく……」

(愛称呼んだだけなのに何照れてるんだ……こいつ……)
俺は握手しながら、照れているシャルを見て 改めて乙女心は謎と思った。 
 

 
後書き
お気に入り10突破!!

本当、ありがとうございます。こんな駄作なのに、多くの人に楽しく見てもらっていると思うととても嬉しいです。これから宜しくお願いします。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧