ネギま!?の世界で憑依?
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第三話 魔法世界で月詠爆誕!
前書き
お待たせしました。木乃香無双??
1983年4月1日
■京都府京都市関西呪術協会本山 近衛木乃香
相変わらず、魔法界では戦争が続いているそうや、此処は原作通りに終わるんやろうか?明日香やアリカ姫の事も同じなんやろうな、詠春はんは鍋奉行やっとるんやろうな、うちは春休み中、ぬらりひょんからのノルマで御札作ってたんや、ちーちゃんも一緒に手伝ってくれたさかい何とかすんだんやけど、最近数が軒並み増えてしもうて大変や。
原作やと、馬鹿と詠春と変態古本とかが紅き翼立ち上げた頃やろか?原作でもよう判らん時間軸やったからなー。
それにしてももう1年やで、未だに戦争してええ迷惑や、魔法世界なら魔法世界の人材だけでドンパチしてればええのに、地球にまで迷惑かけるんは、ええ加減、止めて欲しいわ。老害のMM元老院とか、完全なる世界 一派や創造物主にはご退場願いたいんやけけど、どうかできへんかな?
うちの御札さんで、魔法世界ごと大マゼラン星雲にでも送ったろうか、それぐらいのチート有るかも知れへんけど、実行するには怖すぎるわ。
「このちゃん、どないしたん?」
「ちいちゃん、いやな、魔法世界の戦争、早う終わって欲しいなって考えて居たんや」
その言葉にちいちゃんも納得で頷いとる。
「そやね、みんな無事に早う帰ってきて欲しいわ」
そんな話してたら、魔法世界へ行った、みんなに密かに仕込んだ緊急用御札さんの受信御札さんが光り出したんや。
「ちいちゃん、みんなの危機や」
「でも、どうしたら?」
ちいちゃんは慌ててるわ、あたふたや。けどこんな事も有ろうかと、必殺の品を用意しておいたんや。
「ちいちゃん、うちらで助けに行くで」
「このちゃん、ゲートもないのに無理だよ」
「まかしとき、こんな事も有ろうと思って、長距離転移護符をみんなに隠して仕込んでおいたんやで」
ちいちゃんの顔に安堵の色が見えるやけど、この護符、うちの魔力を介さないと発動せんから、此方から向こうへ行く事しかできないんや。向こうから物や人物持ってくるのは未だ無理やから、うちらが行くしかないんや。
「それなら、みんなを助けること出来るね」
「御免な、これこっちからの一方通行なんや」
「それじゃ・・・・」
ちいちゃんがみるみる落胆していくのが判る。
「大丈夫やで、うちが行って助けて来るから」
「そんな、このちゃん危険だよ」
「大丈夫や、こう見えても神鳴流無免許皆伝や」
ちいちゃんが呆れとるが、詠春や鶴子さんや親御さんの特訓サーチしながら覚えたし、ネギま!やラブひなの原作も映像媒体とかも知っとるし、それに出た神鳴流の技も全部使えるんや、何このチートってぐらいで、神さんうちに何させたいんや?
「はっ?」
「コッソリ、特訓覗いて、更に式神、使こうて訓練したんや」
「そんな時間どうやって?」
「時間圧縮の御札、RPGに有るような経験値増加の御札つかったん」
ちいちゃんが呆れ始めたわ。
「それ有れば、すごいことやん」
「けどな、欠点があるんや」
「なんなん?」
「凄い筋肉痛やで、それに頭ガンガンやで」
「それぐらいなら」
「んーなんと言うたらいいか、愛宕山までダッシュで10周山登りするぐらいの筋肉痛にかき氷100杯ぐらい食べたぐらいのキーンと来る痛みや」
ちいちゃんが、頭抱えだしたわ。
「つまり、このちゃんは、そんな危険なことを」
ちいちゃんが心底心配しながらも怒りそうや。
「大丈夫や、うちの魔力で中和されてるんや、直ぐに直るんやで、けど他の人には効かないんや、以外に役に立たない御札さんやで」
「このちゃん、それで、行くんか?」
「行ってくる」
「うちも連れて行って」
「駄目や、ちいちゃんには未だ無理や」
「せやけど」
「みんなも暫くは大丈夫やけど、今は一秒でも惜しいんや」
「せやけど、危険や」
「大丈夫や、前鬼に後鬼も連れて行くさかい」
ちいちゃんそんな目でみんといてな。前鬼も後鬼も使わんでも、今のうちは、ほぼ無敵状態や。
「けどけど」
「判ったから、次回は連れて行くさかい」
「けど」
「あんまり、我が儘言うと、三上山の大百足はんに夜な夜な一緒に寝て貰うで」
「それ勘弁や」
「判ったら大人しく留守番しててな」
「木乃葉さんにばれるんやない?」
「其処は此や、身代わりの式神やで」
この式神はネギの作った中途半端な分身とか、ちいとお馬鹿なちび刹那とはスペックが段違いや、うちの生き血でソックリになってリアルタイムで通信可能や、某コピーロボットより凄いから、マホネットだしたら軽く億で売れるわ。
「ちいちゃん、うちを宜しくな」
「ちいちゃん、だいじょうぶやで」
「どっちも、このちゃんや」
混乱している最中に出発や!
「ちいちゃん、ちと行ってくるで」
「このちゃん!!」
長距離転移御札でピンチのみんなの10kmほど外れにあっという間に転移やけど、一端適当なところで準備や。身体強化、全防衛、全魔法キャンセル、とかして、ばれないように年齢偽称とコスプレもしたで、今の姿は月詠や。
1983年4月1日
■魔法世界 近衛左近
我々関西呪術協会の構成員が麻帆良に行った兄である近衛近右衛門の命令で魔法世界へ来て既に1年、木乃香の作ってくれた護符のお陰で怪我人は出たが誰も死なずに来られたが、今回だけは無理かも知れない。既に味方の殆どが倒れ、半死半生状態で、辛うじて私と天ヶ崎が重傷ながら気力で立っているだけだ。
何故なら、嘗て連合の英雄で有った紅き翼が連合を裏切った挙げ句、連合に対して戦闘をし始めたのだから。連合一の戦闘能力を持つ連中の裏切りに、士気がガタガタになり一時は危険だったが、MM元老院共が、ある意味、紅き翼に匹敵する我々の生還率を利用し始めたのだ。
我々、関西呪術協会を前衛に置けば、ある程度の防衛が可能だと、それにより怪我人が次第に増えていくが、連中はそんな事などお構いなしに戦闘を強要する。断れば、新たな者達が関西から徴集されるだけだ。近右衛門は自らの保身のために我々を売ったのだ。
木乃香の能力を恐れ、木乃葉殿への継承を考えての事だろう。私は木乃香には普通の娘として過ごして貰いたいのに、あの子が持って生まれた物が、あの子を苦しめるとは。
しかし、そろそろ終わりのようだ。他の敵ならば判るが、紅き翼との戦いでは、最早・・・・・木乃香・・・・・・。
1983年4月1日
■魔法世界 ナギ・スプリングフィールド
姫さん達を助けて、完全なる世界 一派と戦ってるんだが、連合側からもちょっかいをかけてきて面倒臭くて仕方ないぜ。今回も詠春の地元の関西なんたら教会(ナギのうろ覚えです)とか言う連中を送ってきたから、詠春には悪いが、俺の魔法で吹き飛ばしてやったぜ。
向こうも悪いんだぜ、詠春を弱点のエロ本で気絶させたから、手加減が出来ないんだよな。ラカンもノリノリで倒していったし、悪いが世界のためなんだよ。
「ナギ、強力な魔力反応じゃ!」
俺のお師匠のゼクトが身構えた。
「何だと!」
ラカンも身構える。
「凄まじい、魔力ですね」
あのおちゃらけたアルまで真剣な表情だ。
ガトウも身構える。
気絶している詠春以外は皆が、緊張していやがるが、俺も体に凄まじい力を感じるぜ。すげえ奴が来やがっても、俺が倒すぜ!!
1983年4月1日
■魔法世界 近衛木乃香
転移した先には、おとうはん達が沢山血ながして倒れとった。みんな死んだようにピクリともせいへん、その姿をえろう冷静に見れる、うちがいるんやけど、人間ショック受けると意外に冷静になれるんやな、ただな、MMのクソ共と完全なる世界や造物主には、死より恐ろしい事したる!
取りあえず、おとうはん達に結界張って、華佗の青嚢書の御札で治療や、その後転移させにゃあかんな。
あっという間やで、此で大丈夫や、おとうはん達は、500km程先の安全な場所に転移や。
さて、帰るかと思うたが、馬鹿共がかかって来たわ。折角今回は見逃してやろうと思うたのに、そんなに死にたいんか。ええで、フラストレーション溜まっとるし、軽く遊んだる。
1983年4月1日
■魔法世界 ナギ・スプリングフィールド
「なんだ、あの魔法は、全域結界に一瞬での治癒」
「あの様な、魔法は初めて見ますね」
ゼクトもアルも関心してるが、俺には関係ねー!
変なマントで姿を完全に隠しやがって、正体を暴いてやるぜ!
「やい。勝負しろ!!」
「あんさんら、大人しゅうお帰りになった方がえどすえ」
「あんだと!テメー!!」
女かよ!けど関係ねーぜ!
「未だ死人が出てまへんし、今回に限り許しますさかい」
「勝負だ!!」
「しつこい男は嫌われますでえ」
「サギタ・マギカ!ケノテートス・ アストラプサトー ・デ・テメトー ・ディオス・テュコス!!!!」
どうだ!
なっ?弾きやがった。
「はっ?何どすか?この涼風は、扇風機でももう少し風ありますでえ」
「なんだと、此でどうだ!!ウェニアント・スピーリトゥス・アエリアーレス・フルグリエンテース・クム・フルグラティオーニ・フレット・テンペスタース・アウストリーナ!!!!」
爆炎に姿が見えなくなる。此で勝ったぜ!!
「阿呆ちゃいますか?こんな魔法、毛ほど感じませへんわ」
馬鹿な!マントが取れただけかよ!!しかも少女???
「退けナギ!ラカン適当パンチ!!」
ラカンが突っ込んでいく。
「はぁ?今度は筋肉達磨どすか?」
「ざんがんけ~ん」
なっ!ラカンがすっ飛んだ!!
「ナギ、アレの見た目に誤魔化されるな、相当な手練れだ!」
お師匠が叫ぶが、斬岩剣って詠春も使っていなかったか?
「あの少女の姿はそそりますが、今はそれどころでは有りませんね」
「タカミチ、アルさんが少女を、しかも美少女をだ!見ながら真面目に話しているぞ」
「ガトウさん不味いんじゃ?」
「詠春を早く起こすんじゃ」
「詠春さん!!」
「此だどうだ!!ヘカトンタキス・カイ・キーリアキス・アストラプサトー・キーリプル・アストラペー!!!」
「だから、効きまへんて」
何だと!!
「おりゃー!!斬艦剣でどうだ!!」
「ひえん~ばっとう~かすみぎり~」
なっ!!
ラカンの斬艦剣と服が一瞬でバラバラになり、ラカンがスッポンポンになった!
「なっ!アレは、神鳴流秘剣、飛燕抜刀霞斬!!」
「詠春起きたか、何だ彼奴は!」
そういている中、此方が攻撃しない限り、向こうが攻撃してこない。
「青山詠春はんどすな、うちは月詠いいます。神鳴流剣士しとります」
「神鳴流に月詠さんという名前を聞いた事がないのですが」
「せやね、妖刀ひな以来やし、判らへんのも仕方あらへん」
「妖刀ひなですって」
「そや、その封印が解けてうちが復活で来たんやさかい」
「詠春、その妖刀ひなってなんだ?」
「詳しくは後にして下さい」
「月詠さんは何故我々を襲うのですか?」
「やっと、冷静な人来たさかい、話が出来ますなー、其処の赤毛のツンツンや筋肉達磨はいきなりかかって来ましたさかい」
「ナギ、ラカン、少しは自重して下さい」
「詠春はん、禿げるで」
「心配ですよ」
「詠春はんは気絶してらっしゃたら、知らへんけど、今の今まで攻撃されんは、関西呪術協会のみんなや」
「なんですって」
「詠春はんだけでも助けようと、エロ本見せたんが裏目に出たみたいや」
「確かに」
「そうだな、気絶したもんな」
「そやから、其処のツンツンが最大級魔法で殺すところやったから、助けたんよ」
「それは、済みません、で皆は?」
「既に治癒して後方へ送ったわ」
「そうですか」
「あんさん達の、やってる事も判るけど、関西呪術協会はMMに強制的に脅されて徴兵されたんで、手加減してな」
「なるほど、裏にはそんな事が」
「月詠さんは、どうなさるんですか?」
「おい!仲間になれ!」
「アホちゃいますか?変態と一緒にいられへんわ」
「まあ、修行するとええどすえ、敵は本能寺にありや」
「なんだそれ?」
「じゃあ、おおきに」
「まて!」
転移で消えやがった、何時か勝負を付けてやるぞ!!
「詠春ところで・・・・・」
1983年4月1日
■京都府京都市関西呪術協会本山 近衛木乃香
ナギのせいで、時間かかってしもうたわ。強力すぎる護符も考えもんや、おとうはん達の防衛に式神大量に置いてきたから此からは大丈夫やろうけど。
転移で帰ってきたら、ちいちゃんに凄く怒られて、更に泣かれたわ、『絶対次回は一緒に行きますから』っていわれたで。
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