極短編集
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短編94「未来日記!? 」
『なんだこれ?~だったっ書いてあるから日記か?でも、日付が未来になってるな。なんかの予定表か?』
ある日、友人のつけている日記らしきものを読んだ。たまたま職場に落ちていて、開いていたので読んでしまったのだ。
「こんな所にあったのか!」
そこに友人がやって来た。
「読んだか!?」
「いや、開いてたページだけ」
日付はまだ先のものなのに、違和感があった。
「なんなんだ?日付は未来なのに、~だった。と過去形で書いてあるが?」
「知られてしまっては仕方ない」
そう言うと友人は、日記に何やら書き込み始めた。
「なあこれは、未来が分かる日記なのか?」
「いや違うよ」
「では?」
「書いた事が本当になるんだよ」
「まさか!」
「本当さ。さてさて秘密を知られたからには、消えてもらわないとね……
ほら、右手が無くなってるだろ?」
おしまい
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