詩集｢棘｣

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。ページ下へ移動

< 前ページ次ページ > 目次

想いだけ廻らせても

想いだけ廻らせても
君には伝わるはずもない
暁の紅に染まった世界で
永久(ﾄﾜ)に君と並べない…

心だけ空回る毎日を
どうやったら止められるの?

天(ｿﾗ)高く舞い上がって
愉しげに雲雀は唄うけど
僕は何だか泣けてくるんだ…

想いだけ廻らせても
遠い君に届くはずもなく
黄昏の紅に染まった僕は
君と生きる資格もない…?

君に会えない日々に慣れなくて
心はいつも滅入ってる…

知らんぷりして歩いてく
人波の中ホントウはある?
僕にはきっとどうでもいいこと…

想いだけ廻らせても
会えない淋しさ消せるはずなく
記憶の中に翳りゆく君は
僕とは歩いてくれないね…

想いだけ廻らせても
君には伝わるはずもない
青天の蒼に染まった世界で
永久(ﾄﾜ)に君と笑ってたい…

< 前ページ次ページ > 目次

ページ上へ戻る

感想を書く

この話の感想を書きましょう！

全て感想を見る：感想一覧