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劇場版フルーツプリキュア!沖縄修学旅行!

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劇場版フルーツプリキュア!
沖縄修学旅行
  第4話 本島郊外巡り

 
前書き
 沖縄修学旅行。4日目から観光バスに乗車して本島内を巡ります。翌日、糸満観光農園へ向けて出発するシーンまでお送りします。 

 

 翌朝、那覇市内沖縄県庁前にあるホテル1階レストラン

 「今日から島内北部へ行くよね。」
 「そうそう、観光(貸切)バスで巡るのよ。」
 ラブたちの班は、朝食を食べながら4日目以降の旅程の話がはずんでいた。

 朝食が終わって一旦、客室に戻ったラブたち

 「忙しい忙しい。シフォン、一緒に行くよ。」
 「キュア。」
 「ラブちゃん、もう皆1階ロビーに集合しているわよ。」
 「オートロックだからちゃんと、鍵を持って。」
 「はい。」
 ようやく、ラブは客室を出た。その後、エレベーターで1階へ降りた。ホテルの外では、観光バスがクラスの数の台数分到着している。

 ホテル1階ロビー

 「諸君、集合。」
 四ツ葉高校修学旅行生全員集合した。その後、人数を確認し、ホテルを出始めた。
 待機中の観光バス
 「ガイドが待ってるよ。」
 「おはようございます。」
 「おはようございます。」
 ラブたちの班は、該当する観光バスに乗り込んだ。

 クラス全員が乗車して

 「皆様、お待たせしました。当バスは最初の目的地、琉球村へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーーッ。」
 県庁前にあるホテルを発車した。駅を抜け最初の交差点を右折し国道58号線へ入ります。

 十数分後

バスは那覇市内を抜け浦添市内へ入った。
 「皆様、右手に広大敷地を有する施設が見えて参りました。この施設は米軍基地の1つ『米軍海兵施設キャンプキンザー』です。」
 「うわあ、大きい。」
 「那覇市内から外れると、こんな基地ゴロゴロあるぜ。」
 「そうなの。」
 「奥へ進めば、バケ物のような基地があるぜ。」
 「何よ、大輔。バケ物のような基地って。」
 「見れば分かるぜ。」

 ラビリンス首都ピョンピョン内総統官邸謁見の間

 「何。あの連中、米軍の基地を横を通過してると。」
 「ハッ。」
 「やっぱり、うかつに手は出せないな。」

 一方

 古島にあるミユキ祖父母の実家は
 「お祖父さん、車借りて良い。」
 「ああ、良いよ。」
 「大輔追っかけるからね。」
 「気を付けるのですよ。」
 「はい。」
 ミユキは実家の車庫へ向かい車を出し始めた。

 再び、バス車内では

 「あっ、海だ。」
 「見えてきたね、ラブちゃん。」
 「本当に海が好きだなあ。」
 「何よ、大輔。」
 「皆様、左手に見えて参りました大きな施設は、『宜野湾海浜公園』で園内にはコンベンションセンター、たいよう市場、野球場、ホテルなどがあり、トロピカルビーチも併設しており、夏は大変な賑わいを見せております。」
 「ガイドさん。」
 「はい、何か。」
 「話題の普天間飛行場ってこの辺りにありませんか。」
 「はい、内陸寄りのところにあります。この飛行場は市街地の中にありますからね。」
 「そうかあ、ここでは見えないわね。」
 「悪名高いもんね。街中に飛行場作るなんてどうかしてるぜ。」
 「でも、調布とか近畿の八尾とかに移したら尚更悪いのでは。」
 「余計狭い上に、街中にある飛行場よ。」

 プリキュアパレス

 「ハックション。」
 「誰かな。妙な噂をしているのは。」
 「どうやら、薫子さんの近所にある飛行場のことらしい。」
 「これは、マリー様。確かにあの飛行場、関東のミニ普天間と呼ばれていてからのう。」
 「でも、米軍は横田がありますから、使うことは無いですわよ。」
 「そうか。ミニ普天間は近畿の八尾かな。」
 「そうですわね、マリー様。映像で見ました。八尾空港の方がミニ普天間と呼ばれていてもおかしくないです。」

 再び、バス車内では

 「皆様、右手にまた大きな米軍基地が見えて来ました。キャンプフォースター米軍海兵隊施設です。」
 「海兵隊の基地大きいのが続くね。」
 「本当。海兵隊は別名突撃隊とも呼ばれる部隊なんだけど、こんなに基地がいるのか疑問だぜ。雪や山での訓練ほとんどしないから不安がってるぜ。」
 「そうなの。」
 「ロシアの海兵隊方が強いって噂だぜ。」
 「そうなの。」
 「あそこは、寒い国だぜ。足元がしっかりしてるぜ。」
 「そうかあ。」
 「皆様、左手に見えて参りましたのは、海側に広がる広大な緑地帯を有する北谷公園です。この公園はスポーツ施設が充実しております。」
 「何だか、私たちがよく行くあの赤塚公園の入口付近に似ているよね。」
 「ドーナツ売っているのかなぁ。」
 「さあ。」
 「皆様、右手に見えて参りましたのは、県内米軍最大の基地『嘉手納空軍基地』でございます。
 「本当、でかい。」
 「今度は、海兵隊ではなくて空軍の基地。」
 「ああ、空軍だから巨大で長大な滑走路が必要なんだぜ。」
 「そうかあ。」
 「あのハイテク戦闘機をいるぜ。」
 「確か、ステルス。」
 「そうだ。」

 ラビリンス謁見の間

 「嘉手納が。」
 「ハッ。」
 「嫌な思い出を思い出す。」
 「ハイテク戦闘機による空襲ですね。」
 「その通りだ。」
 「あの戦闘機は『スーパーステルス』と呼ばれ、パラレルワールドと言えども平気へ入って来て空爆を仕掛ける恐ろしい戦闘機だ。」
 「メビウス様、あの戦闘機のせいで米国へ攻め入ることはできず、インフィニティーを手に入れなければ、逆にやられると言うことですね。」
 「そうだ。」
 スーパーステルスは、スウィーツ王国と共同開発したハイテク戦闘機で、現実世界及びパラレルワールド共自在に行き来ができ、レーダーに引っ掛からないのである。
 バスは嘉手納基地の横を走り続けております。
 「ああ、退屈。」
 「キュアー。」
 「シフォン。」
 「あら、シフォンちゃん、おはよう。」
 「ゆーみ。」
 シフォンは、由美にもなつくようになった。

 一方、ミユキは

 実家の車で後を追っている。
 「確か、琉球村へ行くって言ったよね。それにしても、那覇市を抜けたら相変わらず基地が多いよね。」
 「ブーーーーーン。」

 再び、バス車内では

 バスは、嘉手納町役場付近の交差点へ左折し空軍基地と別れた。その後、読谷村を通過し恩納村へ入った。
 「皆様、間もなく琉球村に到着します。」
 マイクは担任の先生に渡された。
 「諸君、琉球村内は、班毎の自由行動とします。チケットは学年主任の先生が持っております。入村の手続きが終了するまで沖縄駅チャンプルー出入口付近で待機するように。分かったね。」
 「はい。」
 その後、バスは駐車場に到着した。一足早く降りて学年主任が入村の手続きに入った。その後、駐車場では、他の板橋区都立高校が貸し切っているバスが次から次へと到着した。

 手続きを終えて

 「四ツ葉高校の皆様はコチラから入村してください。」
 「やったあ。」
 「入れるね。」
 ラブたちの班は入村ゲートを通過した。
 「ねえねえ、どう巡るの。」
 「1時間しかないから、古民家を見て回るしかないね。」
 「そうかあ。」
 ラブたちの班は、以下の順序で古民家を巡った。
 旧仲宗根家、旧國場家、旧玉那覇家、旧平田家ワール、旧花城家、旧西石垣家、旧島袋家、旧比嘉家、旧大場家。

 一方

 ミユキの車も琉球村に到着した。
 「すごい賑わいね。あれだけ観光バスがいてはね。先回りして海洋博記念公園へ行こう。」
 「ブオン、ブオーーーン。」

 琉球村
 
 「ねえ、牛が何かやってる。」
 「水牛ね。砂糖きびを搾っているのよ。」
 「そうなの。ゆっくりだけどグルグル回っているわ。」
 「そろそろ、土産物でも見て回りますか。」
 「うん。」

 沖縄の駅チャンプルー

 「どれが良いのかなあー。」
 「迷うわね。」
 「ん、これはべにいもタルト。」

 スウィーツ王国首都アラモード内ワッフル城

 「フェクション。誰やねん。わいの噂してる奴は。」
 「タルト様、くしゃみどすか。」
 「誰かわいの噂してんねん。」
 「ピーチさんかチェリーさんかな。」
 「パパ。」
 「何やねん。」
 「ドーナツこうて。」
 「やっぱりな。」
 「だって、沖縄フェアーやってるみたいやん。」
 「美味しそうや。」
 「分かった。ほな、こうたるで。」
 「タルト様、お気を付けて。」
 タルトは、ワープホールへ向かった。

 琉球村

 「買った買った。1箱バス中で食べようーーっと。」
 「まあ、ラブちゃんったら。」
 ラブと由美はバスに乗り込んだ。

 しばらくして

 「皆様、お待たせしました。バスは万座毛へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーン。」
 バスは発車した。

 東京都板橋区四ツ葉町内桃園家ラブの部屋

 「着いたでぇー。さあ、ドーナツカフェへ行くでぇー。」

 バス車内

 「これ本当美味しい。」
 「べにいもタルトね。よく見つけたわね。」
 「タルトに食べさしてあげたいね。」
 「本当。」
 バスは、ラマダビーチ付近で国道58号線に入った。
 「皆様、右手に見えて参りました旧跡は仲泊遺跡です。」
 「ふふーーん。こんなところに遺跡なんかあるんだ。」

 更に進んで

 「右手に見えて参りました潟湖向こう側にある施設手前側は、恩納村博物館です。更に、奥の方には、おんなの駅なかゆくい市場です。」
 その後、バスは仲泊交差点から旧道へ入り海岸沿いを走行しております。

 恩納中学校前、沖縄工芸村を通過した後

 「皆様、お待たせしました。間もなく万座毛に到着します。到着後、万座毛までは私、ガイドの後を付いて行くようにお歩き願います。」
 バスは万座毛駐車場に到着した。ドアが開き、ガイドの後を付いて行くように徒歩で万座毛へ向かった。

 しばらく歩いて

 「うわぁーーーっ、すごい。」
 「こんな景色初めてね。」
 「何なら、俺が解説してやろうか。」
 「どんなの。」
 「美ら海の眺望と切り立った隆起サンゴ礁の断崖。」
 「結構、簡略ね。」
 「ねえ、ここで写真撮らない。」
 「良いぜ。」
 「良いよ。」
 ラブと由美、大輔と裕喜の4人で万座毛を背景に撮影に入った。
 「はい、チーズ。」
 「カシャッ。」
 「どう。」
 「良いぜ。」
 「良いわ。」
 さあ、撮影交代だ。

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「おっ、兄弟。今日はここへ来たんかい。」
 「ヘェ、子供たちにドーナツ食べさせたくて。」
 「今日から、知念の両親が沖縄からの観光客が来てくれるよう仕向けてくれたんでい。」
 「ホンマでっか。」
 「そうでい。」
 「ここでの見どころあったんかいな。」
 「あるぜ。この公園、東京大仏、松月院、植物園、美術館。」
 「結構ありまんなあ。」
 「そうでい。あの時やったように芸をやっていただくぜ。」
 「ヘェ。」

 一方

 ラブたちのクラスは駐車場に戻り、バスに乗り込んだ。
 「お待たせしました。次は御菓子御殿へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーーーッ。」
 
 しばらくして

 「左手に見えて参りました施設は万座海浜公園です。更に奥に万座ビーチがございます。」
 「綺麗な海だけに泳いでみたいね。」
 「海水浴期間もう終わっているからね。」

 更に進んで

 「左手に見えて参りました砂浜はダイヤモンドビーチです。」
 「うわっ。」
 「綺麗な砂浜。」
 「皆様、お待たせしました。間もなく御菓子御殿に到着します。」
 「エエーーーッ。」
 「ビックリしましたか。御菓子御殿はダイヤモンドピーチの隣にございます。」
 「これは本当に驚きだ。」
 バスは御菓子御殿駐車場に到着した。
 「諸君、ここで30分間、班毎の単位で自由行動を認める。時間までに必ず戻って来るように。」
 「はい。」

 バスを降りて

 「すごい外観。」
 「もう1つ首里城があるみたい。」
 「ラブ、お菓子御殿はここでは支店だぜ。」
 「大輔、どう言うこと。」
 「本店は読谷村にあるんだぜ。他に、那覇市内国際通りなどにも店があるぜ。」
 「流石は大輔ね。」
 「俺たちダイヤモンドビーチ見て来るぜ。」
 「大丈夫。確かプライベートビーチになっているわよ。」
 「入れない時は仕切ってあるぜ。その時は、見れる場所で見ていくぜ。」
 「どうぞ。」
 大輔たちの班は、ダイヤモンドビーチへ向かった。
 「さあ、お菓子御殿へ入ろう。」
 「うん。」

 お菓子御殿

 「うわあ。いろんな御菓子がいっぱいある。」
 「ラブちゃん、喫茶ブースがあるみたいよ。そこで、スウィーツ食べない。」
 「うん。」
 ラブたちの班は、お菓子御殿のスウィーツメニューを注文し味わう。
 「美味しい。」
 「南国ならではのスウィーツね。」
 スウィーツを味わった後、土産物店で土産を見て回ってる。
 「さっき、べにいもタルトは買っちゃったし。」
 「ラブちゃん、これはどうかしら。」
 「ちんすこう。これにしよう。」
 「ラブは、土産物店でちんすこうを2箱購入した。」
 「さあ、戻ろう戻ろう。」
 ラブたちの班はバスへ戻って乗り込んだ。

 数分後

 全員が戻って来た。
 「皆様、お待たせしました。次は、美ら海水族館のある、海洋博記念公園へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「待ってました」
 「ブオン、ブオーーーーッ。」
 バスは発車した。
 
 しばらく走行中

 奇妙な看板を見かけた。
 「えっ、みゆきだって。」
 「やっぱり言うと思ったぜ。この看板の背後にあるホテルが『みゆきハマバルリゾート』って言うんだぜ。」
 「そうなの。」
 「この一帯、しばらくみゆきの名が続くぜ。」
 「ヘーーーッ。」

 数分後

 「あった。ゴルフ場の向かい側。」
 「これがホテルみゆきビーチだぜ。」
 「なるほど。」

 ホテルみゆきビーチ通過後

 「皆様、右手に見えて参りました緑地帯は県民の森です。続いて、左手に見えて参りました砂浜はミッションビーチです。」
 「海岸も山も観光名所があるのね。」
 「沖縄は観光の島だからな。」
 バスは名嘉真の集落を通過した。

 その直後

 「皆様、右手に見えて参りました建物は『沖縄ビール園』です。」
 「ビールなんてお父さんじゃあるまいし。」
 「お酒は、20歳になってからだもんね。」
 「本当。」
 「左手に見えて参りました緑地帯はフナセ海中公園です。園内の複数の建物はリゾートホテルです。」
 「いろいろあるね。」
 「必ずリゾートホテルがあるわね。」
 バスは、喜瀬の集落、沖縄自動車道許田インターチェンジの順に通過した。
 
 その直後

 「右手に見えて参りました社は後の御獄です。」
 「変わった神社ね。」
 「奇妙な名前。」

 許田集落を通過した直後

 「右手に見えて参りました建物は道の駅許田です。」
 「結構あるわね、道の駅。」
 「右手に見えて参りました河川と集落。集落の奥、河川の上流に轟の滝がございます。」
 「奥に滝があるのか。」
 「沖縄で滝なんて珍しいわね。」
 その後、バスは名護市街地へ入った。名護市街地をしばらく走行します。

 名護市役所前

 「皆様、左手に見えて参りました大きな緑地帯は21世紀の森です。」
 「うわあ、大きい。」
 「ここもスポーツ施設がたくさん併設してるわね。」
 「本当、ここもスポーツ公園って感じ。」
 バスは海岸沿いを走行しております。

 しばらく進んで

 「うわっ、両方海だ。」
 「こんな橋もあるのね。」
 「すごい。」
 「皆様、左手に見えて参りました建物は『やんばるガラス工芸館』です。」
 「ガラス工芸館。」
 「ガラス工芸品を展示したり、実際のガラス工芸も体験できる観光施設だぜ。」
 「なるほど。」
 「左手に見えて参りました港湾施設は、鹿児島と伊江島を結ぶ航路を運航しているターミナル乗船場です。」
 「鹿児島へ結ぶ船があるんだ。」
 「ああ。鹿児島へは途中、離島がたくさん点在しそれぞれの離島を立ち寄るから、本土鹿児島までは大分時間がかかるぜ。」
 「そうかあ。」
 「ねえ、大輔君。伊江島はどうなの。」
 「沖縄県内の島だから、そんなに時間はかからねえぜ。」
 「近隣の離島ね。」
 「そうだ。」

 更に、進んで

 「左手に見えて参りましたお社は浜崎神社です。」
 「こんな神社もあるんだ。」

 海が見えてきて
 
 「皆様、左手に見えて参りました島は瀬底島です。この島を結ぶ橋は瀬底大橋です。」
 「こんなところに島があるなんて。」
 「近いから橋がかかっているのね。」
 バスは更に進んで本部市街地へ入って行った。

 しばらく進んで

 「皆様、右手に見えて参りました施設は本部町立博物館です。」
 「ここにも博物館があるんだ。」
 「自治体単位にあるみたいね。」
 「うん。」

 更に進んで

 「うわっ。また両側海だ。」
 「本当、ラブちゃんって海が好きだね。」

 橋を渡った後

 「右手に見えて参りました古の建物は、浄土真宗本願寺派の寺院『浄善寺』です。」
 「大きいお寺。」
 「続いて、右手に見えて参りましたお社は浜元神社です。更に皆様、左手に見えて参りましたお寺は照龍寺です。」
 「何だか神仏集合のような地ね。」
 「そうね。お寺と神社が集まっているからね。」
 その後、バスは浦崎交差点を左折した。

 しばらく進んで

 「皆様、左手に見えて参りました緑地帯内にある施設はもとぶ元気村です。」
 「もとぶ元気村。」
 「ここを通過するってことは。海洋博記念公園は隣だぜ。」
 「ええっ、もう到着するの。」
 「隣と言っても、この公園は広いんだぜ。沖縄最大の観光施設なんだぜ。」
 「そうなの。」
 「ああっ。海洋博があったからな。」
 「皆様、間もなくバスは、美ら海水族館のある海洋博記念公園に到着します。先生から説明がございます。マイクを交代します。」
 「諸君、昼食ば『レストランイノー』でランチバイキングになります。食券を美ら海水族館の入館券と共にお渡しします。各班の班長は人数分をお渡ししますので、降車時に取りに来てください。」
 「はい。」
 バスは到着した。

 皆、降りた後

 「待ってください。勝手に行っちゃうと別料金になるよ。」
 ラブたちの班は、班長の由美を除いて先に降車した。
 降りてからしばらくして、由美が人数分のチケットを持って降りてきた。
 「はい、皆さん、各1枚ずつチケットを持って行って。」
 「はい。」
 ラブと他の班員は、レストランイノーのお食事券と美ら海水族館の入館券を1枚ずつ入手した。
 「まず、レストランで食事しましょう。水族館はその後ね。」
 「うん。」
 こうして、ラブたちの班は、美ら海水族館4階にありますレストランイノーへ向かった。

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「もうすぐお昼でい、兄弟。しっかり芸を披露するんでい。」
 「ヘエ。」
 公園の外から人々が公園へ入って来た。

 レストランイノー

 「本当にラッキーね。お昼で食べ放題のランチバイキングを食べれるなんて。」
 「さあ、取り分けに行くわよ。」
 「うん。」
 テーブルは他の班のメンバーに抑えております。
 「うわぁ、またこんなに山盛りにして。」
 「良いの良いの。」
 班のメンバー全員テーブルに着いた
 「いただきまあーーーす。」
 「アグン。美味しい。」

 一方、ミユキは

 「ラブちゃんたち来てるわね。板橋区6校の修学旅行生全員があのレストランで食事するみたいだからね。別の飲食店で食事しようっと。」
 再び、赤塚公園では、沖縄フェアーが大好評で行列が絶えなかった。
 「ホイホイホイホイ。」
 「このフェレット、本当おもしろいね。」
 「おじさん、サーターアンダギーセットちょうだい。」
 「飲み物は。」
 「マンゴージュース。」
 「350円でい。」

 レストランイノー

 「ごちそうさま。」
 「これから、水族館へ行くわよ。入口は同じ階にあるからね。」
 「うん、行こう行こう。」
 ラブたちの班は水族館へ向かった。
 美ら海水族館2階 サメ博士の部屋 危険ザメの海
 「ゲッ。ジョーズだ。」
 「いるわね、凶悪な鮫たち。」
 「5種類もいるのか。」
 この後、同じ階にある巨大水槽へ向かった。

 巨大水槽黒潮の旅

 「うわぁーー、でけえ。3匹も巨大な魚がいる。」
 「あの3匹はジンベエザメよ。」
 「ジンベエザメ。鮫なのにおとなしいわね。それに、何かパートーナーのような小さなお魚が2・3匹いるよね。」
 「あの魚はコバンザメとスギだわ。」
 「体に付着しているものを食べているみたいよ。」
 「なるほど。」
 「体調を維持する理由で一緒にいるのよ。」
 「ふうーーん。あれ、わあーーーっ。う、宇宙人がいる。」
 「ハハハハハハハハハハっ。」
 「ラブちゃん、宇宙人じゃないって。」
 「ナンヨウマンタっと言って、エイの1種よ。」
 「エイなの。他にも似たような体をしている生き物が他にもいるね。」
 「この水槽に5種類のエイがいてナンヨウマンタの他マタラトビ、ヒョウモホメ、ウシ、オグロオトメと言ったエイがいるわよ。」
 「なるほどね。」
 「他にマグロとカツオがいるわよ。」
 「本当だ。食べたいなあーー。美味しそう。」
 「またラブちゃん、食べることばっかり。」
 その後、1階へ降り、こちらの水槽や展示物などを見た後、水族館を出た。

 水族館の外

 「ラブちゃん、次は別館のマナティー館へ行かない。」
 「マナティー。」
 「人魚のような生き物よ。」
 「えっ、人魚だって。行く行く。」
 ラブたちの班はマナティー館へ入って行った。

 マナティー館

 「本当、似ているね。」
 「おとなしいね。」
 「愛嬌満点、うふふふっ。」
 「本当にオチャメ。」
 「そうか、これが伝説の人魚姫か。」
 「やっぱり、来てると思ったわ。」
 「ミ、ミユキさん。何かあってはいけないと実家の車を借りて運転してきたわ。」
 「ミユキさんが車の運転。東京都区内は交通便が良いから車使わないけど、沖縄では不便な場所もあるから、自家用車は必要だわ。免許は板橋区内の自動車学校で取得したわ。」
 「ミユキさんは社会人だからね。」
 「ところで、次はどこへ。」
 「ウミガメ館へ行きます。」
 「じゃあ、一緒に行こうね。」
 「はい。」
 ラブたちの班は、マナティー館を出てウミガメ館へ向かった。

 ウミガメ館

 「5種類もいるのね。」
 「特に、クロウミガメとヒメウミガメは珍種ね。」
 「ところで、大輔たちはどこへ行ったか知らない。」
 「大輔。また公園内で遊んでいるのでは。」
 「全く。しょうがないね。」
 「時間なれば、戻って来るから。」
 「そうだね。待ち伏せよう。」

 ウミガメ館を出て

 「もう時間がないわ。バスに戻るわよ。」
 「あたしも、近くまで行くわ。」
 「大輔君に会いに。」
 「もちろんよ。」

 バス駐車場

 「これは、大輔君のお姉さん。」
 「先生、申し訳ございません。弟が何かやらかさないか心配して来ました。」
 「これはこれは。ご苦労様です。」

 すると

 「大輔。」
 「エーーーッ、姉貴。」
 「また、迷惑かけてんじゃないの。」
 「御子柴君が班替えしたいと言って、双方の班でトレードしたのだよ。」
 「全く。遊びで旅行してるんじゃないのよ。」
 「すみません。」
 「さあ、時間だ乗った乗った。」
 大輔たちの班はバスに乗り込んだ。
 「先生、後のことはよろしくお願いします。」
 「お姉さま、お気遣いありがとうございます。」
 ミユキは去った。

 バス車内

 「皆様、お待たせしました。それでは、次の目的地ナゴパイナップルパークへ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオーーーーッ。」
 バスは発車し、浄善寺前まで折り返し、ここから橋を渡らず直進し続けた。

 本部市街地を走行中

 「皆様、右手に見えて参ります社は渡久地神社です。」

 更に進んで

 「左手、山あいの高いところにある社は並里神社です。」
 「何か神社が多いね。」
 「本当。」

 本部市街地を抜けて

 「右手、川向こうに見えて参ります社は伊豆味神社です。」
 「また神社か。」

 山の中を進行中

 「左手に見えて参りました建物はいこいの駅いずみです。更に奥の方、オレンジ屋根の大きな建物は伊豆味物産センターみかんの里です。」
 「みかんなんか売っているの。」
 「どうもそうみたい。」

 更に進んで

 「右手に見えて参りました建物はみどりの駅です。」
 「道の駅が多いねえ。」
 「あの公園から他の人気観光名所へと結ぶ道路だから、売店の役割を果たす道の駅のような施設が多いのよ。」
 「続いて、右手に見えて参ります建物はやんばる憩いの森です。」
 「ちょっと違ってきたね。」
 「うん。」
 「またまた右手に見えて参ります小さな建物はゴーヤーショップです。」
 「ゴーヤー。」
 「苦瓜のことよ。」
 「皆様、左手に見えて参りました大規模施設は『OKINAWAフルーツらんど』です。果物関連のテーマパークです。」
 「なるほど。良いなあ。行きたい。」
 「皆様、お待たせしました。間もなく『ナゴパイナップルパーク』に到着します。到着後の行動について、先生から説明がございます。」
 「到着後は自由行動です。但し、班単位で行動願います。50分時間をとります。時間までに必ず戻るように。」
 「はい。」
 バスは、ナゴパイナップルパークに到着した。

 ナゴパイナップルパーク

 入場手続きが終わりゲートが開いた。
 「ねえねえ、これからどこへ行く。」
 「まず、『パイナップル号』に乗ってジャングルを観て回るわ。」
 「パイナップル号。」
 「全自動運転のカートよ。」
 「そんなのがあるの。」
 「かなりハイテクよ。」
 ラブたちの班は、パーク内のカート乗り場へ向かった。
 パイナップル号車内
 「うわぁ、本当に無人で動いている。」
 「すごいね。」
 亜熱帯ジャングルに入った。
 「本当にジャングルだ。」
 「沖縄は暖かいからね。」
 続いて、パイナップル畑に入った。
 「パイナップルがいっぱい。」
 「こんな風に実るのね。」
 パイナップル号は一周した。その後、降車した。
 「おもしろかった。」
 「次は工場見学よ。」
 「うん。」

 すると

 「こんなところにパイナップルのゆるキャラが。」
 「ねえ、隣の人形。」
 「ゲッ、キュアパイン。何でこんなところに。」
 「ビヨヨヨヨヨン。」
 「首が上下に振ってる。」
 「首振り人形になってる。」

 池袋駅6番のりば

 「ハクチュン。」
 「誰、私の噂してるの。ラブちゃんね。」
 「ブッキー。」
 「ミキタン。」
 「今日もドーナツカフェ寄るよね。沖縄フェアー好評らしいよ。」
 「やっぱり、ミユキさんの両親の提言効いているみたいね。」
 「本当。」
 「ピコピコピコピーーーン。」

 パイナップルパーク内工場

 「こんな風にパイナップル製品が作られてるのね。」
 「さあ、試飲・試食コーナーへ行こう。」
 「ラブちゃん、調子に乗って食べ過ぎたらダメよ。」
 「大丈夫だって。」

 試食・試飲コーナー

 「桃園が来たぜ。」
 「また大食い始めるぞ。」
 「これからジャングルへ行こうぜ。」
 「OK。」
 大輔たちの班はジャングルへ向かった。
 「ここだここだ。」
 「パイナップルとパイナップルジューズだ。」
 「いただきまぁーす。」
 「アグン。」
 「いかがですか。」
 「美味しい。」

 ジャングル付近では

 「おい、見ろよ。」
 「あれ、プリキュアでは。」
 「確か、キュアパイン。パイナップルを司るプリキュアだからね。」
 「承認しているのか。」
 「どうやら、トリニティの事務所とスウィーツ王国が了承を得たらしいよ。」
 「そうか。姉貴のいる事務所が。」
 「ビヨヨヨヨヨン。」
 「な、何だ。」
 「首を上下に振ってる。」
 「首振り人形になっている。」

 ショッピングコーナー

 「うわぁ、いろんなパイナップル製品がある。」
 「ラブちゃん見て、こんなのがある。」
 「ゲッ、キュアパインじゃないの。」
 「最近のプリキュア人気で発売したらしいよ。」
 「そう、エッ、あたングーーー。」
 「ラーーブ、プリーーーッ(しゃべっちゃダメ)。」
 「あら、シフォンちゃん。」
 「ングング。」
 シフォンはラブから離れた。
 「分かってるよ、シフォン。それにしてもキュアピーチもいるなんて。」
 「ピーチとパインの人形セットは、新種のパイナップル『ピーチパイン』の仕様だって。」
 「なるほど。これてパイナップルケーキを買おっと。」
 「私は、パイナップルパイとパイナップルパークゆるキャラ人形とキュアパインの人形ね。」
 明らかにプリキュアは、スウィーツ王国の外貨稼ぎとトリニティの事務所の商用目的に利用されているのである。その後、ラブたちはパイナップルパークを出てバスに乗車した。

 全員戻って

 「皆様、お待たせしました。これから那覇市内のホテルに戻ります。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーーン。」

 巣鴨駅
 
 美希と祈里はこの駅に到着した。
 「着いた着いた。都営三田線に乗り換えるわよ。」
 「うん。」
 「ピッ.....ピッ。」

 バス車内

 「皆様、右手に見えて参りました建物は森のガラス館です。」
 「ガラス館か。」
 「ガラス製品の展示や製品製造の体験などを行っているそうよ。」
 「そうか。」

 一方

 美希と祈里は地下鉄車内にいる。
 「次は志村三丁目、志村三丁目。お出口は左側です。」
 「地上へ出てきた。」
 「ラブ、今頃どこにいるのだろうね。」
 「旅程教えてもらったわ。今頃、ホテルへ戻るみたいよ。」
 「何か、ブッキーの縁が深い果物のテーマパークへ行ったらしいよ。」
 「もしかして、ナゴフルーツパーク。」
 「そんな施設があるの。」
 「沖縄のガイドブックにも載っていたわ。」

 バス車内

 「高速道路に入るみたいよ。」
 「ならば、那覇市内のホテルまであっと言う間ね。」
 バスは許田インターチェンジから沖縄自動車道へ入った。ガイドの沿線解説も無くなり、那覇市内県庁前にあるホテルへ直行します。

 ドーナツカフェ

 「大盛況でい。」
 「ヘェ。」

 すると

 「あっ、ベリーはんにパインはんや。」
 「おっ、青と黄色のブレザーでい。」
 「あれ、タルト。」
 「戻って来たの、タルトちゃん。」
 「子供たちにドーナツ食べさせたくて戻って来たんや。」
 「なるほどね。」
 「兄弟の子供たち、やんちゃだけに可愛いぜ。ところで、ご注文は。」
 「私、沖縄ドーナツセット。」
 「あたし、サーターアンダギーセット。」
 「飲み物はいつもの。」
 「はい。」
 「お1人様350円でい。」
 「2人共丁度のお預かり。」
 美希と祈里はテーブルに着いた。

 しばらくして

 「ヘイお待ち。」
 「いただきまーす。」
 「アグン。」
 「美味しい。」
 「兄弟、報酬でい。」
 「ヘェ、おおきに。」
 「あら、タルト、こんなにもらって。」
 「桃園の家へ戻るんでしょ。あゆみお母さんは知ってるの。」
 「ヘエ、まだやねん。」
 「こんな袋を持っていたら、狭い通路も通れないわ。一緒に行ってお母さんにお願いした方が良いわよ。」
 「そうしまっせ。」

 ドーナツを食べ終えて

 「ごちそうさま。」
 「カオルちゃん、またね。」
 「毎度あり。」
 美希と祈里は、タルトを連れて桃園家へ向かった。
 
 桃園家玄関外側

 「あれ、何で男子高生がいるの。」
 「美希ちゃん、弟君では。」
 「か、和希なの。和希。」
 「エッ、あ、姉貴。」
 「何で桃園家に来てるの。」
 「いやあー。ここのパパに呼ばれてさ。娘さんも裕喜さんも修学旅行でいないから、夕食食べに来てって言われたんだ。」
 「そうか。また、倒れたりしたら叶わないからね。仕方ないか。」
 「桃園のパパって、本当良い人だよ。」
 「さあ、訪ねるわよ。」
 「ピンポーン。」
 「はーーーい。」
 「ガラガラガラ。」
 「あら、美希ちゃんに祈里ちゃんまで。タルトも大きな袋背負って。」
 「ヘエ、オカン。ドーナツを子供たちに食べさせたいねん。」
 「さあ、入って。」
 「おじゃましまーす。」
 
 玄関を上がって

 「和希君はダイニングへ行って。」
 「はい。」
 「美希ちゃんと祈里ちゃんは、ラブの部屋へ行って良いわよ。」
 「ありがとうございます。」
 美希と祈里は、2階にあるラブの部屋へ向かった。」

 ラブの部屋

 「タルト、良かったね。」
 「ヘエ。」
 「これで、子供たちにドーナツ届けられるわね。」
 「ヘェ。ほな、行きまっせ。」
 タルトはトリニティのポスターの裏へ入って行った。
 「行ったね。」
 「じゃあ、家へ帰ろうか。」
 「そうしよう。」
 美希と祈里は、ラブの部屋を後にした。

 桃園家1階

 「和希のこと、よろしくお願い申し上げます。」
 「気を付けて帰るのですよ。」
 「はい。」
 美希と祈里は桃園家を後にした。

 バス車内

 「皆様、長らくのご乗車お疲れ様でした。バスは県庁前にあるホテルに到着します。」
 「ふあーーっ、やっと着いた。」
 こうして、修学旅行4日目の旅程は終了した。その後、ホテルへ戻り、夕食を食べ、大浴場へ入浴するなど、この日の一夜を過ごした。
 翌朝、今日の出発は30分遅いせいか、朝食もゆっくり食べれた上、出発準備もゆっくりできた。

 1階ロビー

 「諸君には、本日巡る施設の内有料となる各施設のチケットを配布する。各班長は、各クラスの担任の先生から班単位の人数分取りに来るように。」
 「はい。」
 ラブたちの班は、由美が取りに行った。
 由美が戻って来て
 「ラブちゃん。」
 「はい。」
 渡されたチケットは下記の通りだった。いずれも団体券である。
 斎場御嶽、おきなわワールド3施設共通、八重洲町立具志頭歴史民俗資料館、沖縄平和祈念堂、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆり平和祈念資料館。健食バイキイングちゅら島昼食券。
 「こんなにある。」
 「さあ、行くわよ。」
 「はい。」
 ラブたちの班もホテルを出て、到着中のバスへ向かい乗車した。

 バス車内

 「皆様、おはようございます。」
 「おはようございます。」
 「それでは、本島南部1週の旅。まずは、知念岬・斎場御嶽へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーン。」

 スウィーツ王国ワッフル城

 「昨日食うたドーナツ美味しかったで。」
 「あの球形のものもえかったで。」
 「オトン、また買おてや。」
 「またかいな。」
 「タルト様、また行っておくれやす。」
 「ヘエ、行って来ます。」
 タルトは、城内にあるワープホールへ向かった。

 数分後、ラブの部屋

 「ゴソゴソゴソ。」
 「着いたで。」
 「誰、タルト。」
 「スルスルスル。」
 「タルト。」
 「あゆみオカン。」
 「また、ドーナツカフェへ行くんでしょ。」
 「ヘエ。」
 「私も、スーパーへ仕事に行くから途中の公園まで一緒に行こうね。」
 「おおきに。」
 今日は土曜日。美希も祈里も家にいます。

 トリニティの寮

 「ミユキがいなくてもダンスレッスンしなければダメだよ。」
 「はい。」
 ナナとレイカは、ダンスレッスンを行うべく赤塚公園へ向かい始めます。

 蒼乃家

 「美希、ラブちゃんとミユキさんがいなくてもレッスンがあるの。」
 「オーディションが近付いているからね。」
 「そう。麗子ちゃんと一緒になってから、大分真面目に取り組むようになったね。」
 「ママ、ありがとう。」
 「気を付けて行って来て。」
 「うん。」

 山吹家

 「そうか、久しぶりに公園でレッスンか。」
 「これまで通学途中の池袋駅前でレッスン受けていたからね。」
 「今日は学校休みだから、公園でレッスン受けるわ。」
 「でも、ミユキさんとラブちゃんがいないのに。」
 「大丈夫よ。事務所主催のレッスンだから。」
 「そうかあ。気を付けて行って来るんだぞ。」
 「はい。」

 バス車内

 「皆様、左に海が見えて参りました。中城湾です。」
 「やったあ。」
 「今日は本島南部の巡るからね。」
 「楽しみ楽しみ。」

 赤塚公園ドーナツカフェ

 「カオルちゃんおはよう。」
 「これはオバサン。おっ、兄弟も。」
 「カオルちゃん、タルトの面倒よろしくお願いします。」
 「合点でい。」
 すると
 「カオルちゃん、あゆみさん、おはようございます。」
 「おっ、これはダンスのお姉さん2人。」
 「ナナさん、レイカさん。」
 「娘さんとミユキさんいないですけど、レッスンを開催しますわ。」
 「そうですか。」
 「オーディションも近いですから。」

 更に

 「あれ、あゆみおばさん。」
 「それにナナさん、レイカさんも。」
 「おはようございます。」
 「おはよう。」
 「美希ちゃん、祈里ちゃん、頑張ってるわね。」
 「はい。」
 「レミさんと尚子さんによろしくって言ってね。私はスーパーへ行きますからね。」
 「はい。」
 あゆみは公園から去った。
 「兄弟、また芸の披露頼むぜ。」
 「ヘエ。」
 「タルトちゃん、何かやるの。」
 「ドーナツ手にしたいがために芸を披露すんねん。」
 「そうなの。」
 「アズキーナはんや子供たちが、ドーナツの美味しさ噛み締めてしまったんや。」
 「頑張ってね。」
 「ヘエ、おおきに。」
 「ところでお嬢ちゃんたち、モーニングドーナツはどうでい。」
 「注文するわ。」
 「良いんですか。」
 「『腹が減っては戦はできぬ。』って言うでしょ。」
 「さあ、オーダーしましょう。」
 「うん。」

 バス車内

 「皆様、間もなく斎場御嶽に到着します。マイクは先生と交代します。」
 「70分時間を取ります。まず、斎場御嶽へ全員現地のガイドさんに従って行動してください。案内は緑の館・セーファまでです。緑の館・セーファへの入館にはチケットが必要です。必ずお持ちください。ここからは自由行動ですが、班単位を行動してください、以上。」
 現地ガイドが待ち構えている。バスは到着した。全員降車した。

 ミユキ祖父母の実家

 「ミユキ、また行くの。」
 「おきなわワールドへ行って来ます。」
 「事故を起こさぬよう気を付けて行くのですよ。」
 「はい。」
 ミユキは車庫へ向かった。

 斎場御嶽 御門口(うじょうぐち)

 「四ツ葉高校の皆さん、斎場御嶽ここからご案内します。」
 「はい。」
 斎場御嶽は御門口、大庫理、寄筒、ツキヨダユルとアマダユルの壷、三庫理の順に巡って緑の館・セーファの前に到着し解散となった。

 緑の館・セーファ

 「ラブちゃん、チケットある。」
 「もちろんよ。」
 ラブたちの班は入館した。
 「うわっ、展示物がいっぱい。」
 「そうね。」
 その後、緑の館・セーファを出て知念岬へ向かった。

 一方

 ミユキはおきなわワールドへ向けて車を飛ばしている。
 「那覇市街地は相変わらず交通量が多いね。あっ、青だ。」
 「ブオーーーン。」

 ドーナツカフェ

 「ごちそうさま。」
 「さあ、レッスン始めるわよ。」
 「はい。」
 「美希、祈里、ナナ、レイカの4人は、公園内のレッスン会場へ向かった。」

 すると

 「キキーーッ。」
 「麗子ちゃん。」
 「おはようございます。」
 「蓮根から自転車で。」
 「はい。定期外ですから。」
 「さあ、レッスンやるわよ。」
 「はい。」

 知念岬 体育館奥の高台

 「うわぁーー、海が綺麗。」
 「それにしても、名前が知念だけに。」
 「俺の岬だあーーーっ。」
 「本当、自慢してるみたい。」
 「ウフフフフフフッ。」

 パワースポット・幸せの架け橋

 「この橋が幸せゲットの橋なの。」
 「どうもそうらしいよ。」
 「よし、渡って幸せゲットだよ。」
 「ラブちゃんったら。」
 「本当、良い眺め。」
 その後、ラブたちの班はバスに戻ります。

 全員戻って

 「皆様、次はおきなわワールドへ向かいます。」
 「待ってました。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーーン。」

 赤塚公園レッスン会場

 「今度からベリーダンスへ進めるわよ。」
 「はい。」
 「ベリーダンスはお腹を細かく動かすのが一番の特徴よ。」
 「まず、お腹を細かく動かしてみて。」
 「はい。」

 バス車内

 「皆様、右手に見えて参りました石垣は知念城跡です。」
 「おい、大輔。君の旧家か。」
 「何だよ、裕喜。決まっているじゃないか。」
 「大きく出ちゃって、嘘つき。」
 「何だよ、ラブ。それはねえだろ。」
 「アハハハハハッ。」

 更に進んで

 「右手に見えて参りました泉は知念大川(ちねんうっかー)です。」
 「大輔のご先祖様、相当偉大な方では。」
 「ああ、そうだぜ。」
 「続いて見えて来た砂浜は百々ビーチです。」
 その後、バスは堀川分岐点から右折し狭い道へ入って行きます。

 しばらく走行続けて

 「皆様、間もなくおきなわワールドに到着します。先生と交代します。」
 「おきなわワールドでは必ず、3施設入場券をお持ちください。昼食もここで取ります。食券もお持ちください。2時間半時間を取ります。昼食もその間の好きな時間で食べても構いません。自由行動ですが班単位で行動してください、以上。」
 バスは到着した。
 「ねえ、どこから行く。」
 「まずは玉泉洞よ。」

 すると

 「こんにちは。」
 「み、ミユキさん。」
 「先回りして待ち伏せていたのよ。」
 「そうなの。」
 「ところで、大輔は。」
 「反対側の方向へ行ったみたい。」
 「良いわ。また会えるから。玉泉洞へ行きましょう。」
 「はい。」

 ドーナツカフェ

 「沖縄からの観光客がたくさん来たでい。兄弟、頼むぜ。」
 「ヘエ。」
 タルトは芸を始めた。
 「うわぁ、可愛い。」
 「あっ、マングースだ。」
 「誰がマングースやねん。」
 「しゃ、しゃべった。」
 「アハハハハハッ。」

 おきなわワールド

 「石垣島の鍾乳洞よりすごーい。」
 「アジア一の規模だそうよ。」
 「皆、次どこへ行く。」
 「ハブ博物公園かな。」
 「道路も向こう側ね。」
 すると
 「キャアーーーーッ。」
 「ヘヘヘヘヘッ。」
 「コラ、大輔。」
 「ア、姉貴。」
 「ハブの玩具で驚かして。」
 「これ、例のハブ博物公園で買ってきたんだ。」
 「全く、遊びグセが直らないんだから。これからどこへ。」
 「玉泉洞だぜ。」
 「そう。行って来なさい。」
 「ああ、裕喜行こうぜ。」
 「うん。」
 大輔たちの班は玉泉洞へ向かった。一方、ミユキとラブたちの班はハブ博物公園へ向かった。

 バブ博物公園

 「ゲッ、グロテスクな生き物だらけ。」
 「キモーーーイ。」

 赤塚公園

 「もうお昼ね。」
 「レッスン中断しよう。」
 「皆。」
 「はい。」
 「昼食休憩にするわ。」
 「13時まで戻って来て。」
 「はい。」

 王国歴史博物館

 「いろいろあるね。」
 「王国時代のものばかりよ。」
 その後、昼食を食べにレストランへ向かった。

 健食バイキングちゅら島

 「やったあ、お昼お昼。」
 「ラブちゃん。」
 「うっ。」
 「ミユキさん、本当、食べることになると目の色が変わるのですよ。」
 「伊豆の合宿でもそうだったわ。ところで、ここもバイキングだよね。」
 「そうです。」
 「だから目の色が変わるんだよ。」

 取り分けを行っている最中

 「ウホーッ、できたできた。」
 「ラブちゃん。」
 「また山盛り。」
 「大丈夫。」
 「時間までに食べてみせるよ。」

 テーブルに着いて

 「いただきまーす。」
 「アグン。」
 「美味しい。」
 昼食終え時間が迫りバスへ戻った。一方、ミユキも車に戻った。

 バス車内

 「皆様、お待たせしました。次は、八重洲町立具志頭歴史民俗資料館へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 バスは発車した。
 十分後
 「皆様、間もなく具志頭歴史民俗資料館に到着します。先生と交代します。」
 「ここでは20分時間を取ります。該当するチケットお持ちの上、班単位で順々に入館してください。」
 バスは到着した。

 具志頭歴史民俗資料館

 「ものすごい数の展示物。」
 「沖縄の歴史が分かる資料館よ。」

 バスに戻って

 「皆様。次は、糸満観光農園へ向けて発車します。」
 「パチパチパチパチ。」
 「ブオン、ブオーーーーーン。」
 バスは発車した。

               後ストーリー3へ続く
 
  
 

 
後書き
 本島南部を巡る修学旅行生を乗せた観光バスはいよいよ、戦争関連各記念館へ向かっております。そこで、桃園ラブとミユキは、一大決心することになります。 
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