小学時代を思い出そう!
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「長靴」
僕の小学時代の話だ。
大きな水溜まりがあると、わざと踏みに行った。くるぶしまで水につかったが、長靴ならまだまだへっちゃらだった。
両足ジャンプ!!自分を中心に水しぶきが立ち上がり、花びらが咲くように広がった!
水溜まりだけではない!泥沼だって、へっちゃらだ!まっ時々、足を取られて転んで泥んこになっていたけど。
保育園や小学校低学年の頃は、婆ちゃんが買ってくれた青や黄色で、キャラクターの絵が描いてある長靴を履いていた。実は僕は、これらの長靴が大嫌いだった!
僕の中では「長靴」なイメージではなかったからだ。まあもともと、靴の蒸れる感じが嫌いなので、滅多に履かなかった。
でもある日、爺ちゃんが長靴をくれた日から履くようになった!その長靴とは!?ただの真っ黒な「長靴」だった。僕は、こういうのが欲かったのだ!!段々と足が大きくなり大人のサイズになってきた頃、爺ちゃんが自分の長靴をくれた!!4年生の時の事だ。
これは、嬉しかった。実は時々、履いて遊んでいたからだ。雨の日に爺ちゃんが使っているのが羨ましかった。だからもらった時の喜びは大きかった!もらってからは雨が待ち遠しかった!だから早速、雨降り坊主を作った。
そして期待通りに雨が降ると、僕は真っ黒な長靴を履いて、表へと飛び出すのだった!!
◇◇◇
そんな、ドロドロビシャビシャになって使った長靴。今、その長靴は、実家の下駄箱にひっそりと眠っている。
おしまい
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