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劇場版フルーツプリキュア!沖縄修学旅行!

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劇場版フルーツプリキュア!
沖縄修学旅行
  第2話 東京&沖縄同時バトル

 
前書き
 テレビ本編に最も近いストーリーです。ラビリンスは、沖縄本島へ行かれると手出しできなくなるので、石垣島に修学旅行生がいる間に勝負をかけてきます。1人幹部兵士を瞬間移動で石垣島へ送り込み。東京と同時攻撃を仕掛けます。メンバーが東京と沖縄で散り散りになることで、あの団結力の技が使えないものとも判断しております。更に、スウィーツ王国の妖精、東京でタルトを、沖縄でシフォンを拉致しようと考え、シフォンに呪いをかけようとします。こんな状況でも、プリキュア隊はあの団結力の技が使えるように手は打っております。 

 

   沖縄 石垣島 石垣空港 ボーディングブリッジ内

 「各自、自分の荷物を取ったら、観光バス発着所に集合してください。」
 「どうしよう。本当に来ちゃったよ、由美。」
 「落ち着いて、ラブちゃん。」
 「落ち着いてなんかいられないよ。だって、ここは沖縄なんだから。」
 「早くしないと、置いてからちゃうよ。」
 「はーーーい。」

 到着ロビー

 「来たよ、沖縄。」
 「沖縄。日本列島の南に位置する島々。独自の文化を持ち、観光地として人気が高い。」
 「めんそーれ。」
 「それどう言う意味。」
 「うっ、えーーーと。」
 「沖縄の方言で『いらっしゃい』って意味。」
 「詳しいのね。」
 「俺の両親は沖縄出身だ。」
 「知念って言う苗字、沖縄に多いですもんね。」
 「まあっ、そう言うワケだからガイドは任せろ。」
 「うん、任せた、大輔。」
 「おおい、おーーし。掴みはOK。後はケンカしないように気を付ければ、良いムードにもなって。あーーっ、良い思い出作るぜ、修学旅行。」
 「へっ、私も楽しみ。アハハハハッ、アハッ。」

 観光(貸切)バス発着所

 「シフォン。」
 「キュアーーッ。」
 「もうしばらく我慢して。」
 「プリーーッ。」
 「桃園、竹田。」
 「もおーーーっ。」
 竹田とは由美の苗字である。

 ラビリンス首都ピョンピョン内陸軍本部女子控室

 「ノーサー、胡桃は既に渡してるざーます。一度、総連本部を経由してから瞬間移動で沖縄・石垣島へ行くざーます。」
 「はい、ママ。」
 ノーサーは控室を出た。
 「ノーザ様、私たち残留組は。」
 「娘の石垣島到着を確認次第、板橋区四ツ葉町界隈のどこかへ瞬間移動すると共に、ノーサーがゲキイテエーを繰り出したことを確認後、ニューウェスターさん、あなたが不幸の材料見つけてゲキイテエーを繰り出していただくざーます。」
 「ハッ。」
 ノーザ、イース、ニューウェスターの3人も控え室を出た。

 一方

 ラブたちは東運輸の観光バスに乗車中である。
 「ブオーーーーーッ。」
 「シフォン、ラブといたい。」
 「おおっ、あのー、うん。私もシフォンと一緒にいたいよ。」
 「キュアーーッ。」
 「危ない所には、絶対行っちゃダメだよ。それから....。」
 「おいっ。」
 「ああーーっ。」
 「さっきから、何をブツブツ言っているんだ。」
 「な、何でもないよ。」
 「あーーーっ、見て海よ。」
 「うわぁーー、綺麗。」
 「沖縄で綺麗って言うは『美ら(ちゅら)』って言うんだ。」
 「ブオーーーーーッ。」
 バスは、最初の目的地『石垣島鍾乳洞』へ向かっております。

 数十分後

 バスは石垣鍾乳洞に到着した。
 「鍾乳洞の入洞は、この入洞券をゲートにいる係員にお渡ししてから入洞してください。」
 「はい。」
 「もう1枚、このパイナップル食べ放題券は鍾乳洞出口付近にある、果物直販店で係員にお渡ししてから食べてください。」
 「はい。」
 「それでは、バスの発車時刻まで解散します。解散。」
 「さあ、由美。」
 「鍾乳洞から。」
 「もちろん、行こ行こう。」

 石垣空港

 「着いたわ。バスに乗り換えて川平へ向かうわ。」
 数分後、バス停では
 「行ったばっかりね。次は15時30分東運輸4系統平得、大浜、白保経由バスターミナル行きね。ここから、バスターミナルで川平方面行きのバスに乗り換えるわ。」

 一方、鍾乳洞内にいるラブたちは

 「うわあ、思ったより明るい。」
 「綺麗ね。」
 「ああっ、営業時間内ずっとライトアップしているからな。」

 石垣空港バス停

4系統のバスが到着した。
 「これに乗れば良いのね。」
 ミユキはバスに乗り込んだ。その後、発車した。

 一方

 鍾乳洞の見学を終え、果物直販店へ向かい到着し係員の食券を渡してからパイナップル食べ放題をオーダーした。
 「ううーーん、美味しい。」
 「パイナップル食べ放題なんて幸せ過ぎ。」
 「あの森林の方にも何かなってないかなあーーって。」
 ラブは道を外れようとしている。
 「ラブ。」
 「おっ。」
 「どこへ行くんだよ。」
 「ちょっと、あっちの方へ行ってみようかなーーって。」
 「沖縄には、猛毒を持ったハブや危険な生き物がいるんだ。むやみに、やたら草むらや森に入ったダメだ。」
 「もおーーっ。ちょっと、そこまで行ってみたかっただけだよ。もおーーっ、口うるさいんだから。」
 「ううーーん、お前さぁー。(ここから小言)待て。せっかく、うまく行っているのにここで怒っちゃダメだぞ、俺。(ここまで)」
 「おっ、ええーーっ。」
 「まあっ、落ち着いてパイナップルでも食べようぜ。あーーん。」
 「あっ、ちょっと。」
 「うわあーーー。」
 「何の騒ぎ。」
 「いいえ、何でも。」
 「口中、怪我してるわよ。」

 一方、ミユキは

 石垣市街地にあるバスターミナルに到着した。その後、川平方面行きの時刻表を確認している。
 「川平方面結構出ているね。次は16時15分か。」

 更に15分後

 バスは到着しミユキは乗り込んだ。

 一方

 ラブたちが乗っている観光バスは次の目的地に到着した。
 「あいててて。イテェーーーッ。」
 「しばらくガーゼをあてていれば、血が止まりますよ。」
 「本当に、パイナップルを皮を噛むなんて驚きだよ。」
 「こんなところにお寺があるの。うわあーーっ、すごい屋根。」
 「これは中華風に作られたのよ。」
 「これ建物じゃなくて大きなお墓みたい。」
 「その通りよ。このお墓は、中国人で亡くなった人たちの遺骨などを集めたお墓よ。」
 「なるほどね。」

 その後

 このお墓の詳しい解説を現地カイドさんから聞いた。

 更にその後

 ラブたちは観音崎へ向かった。

 しばらくして

 「うわぁーーー、本当に綺麗。」
 「美ら海ね。」
 「本当、由美。」
 「ここにもいろんな島が浮かんでいるのね。」
 「あるぜ。一番大きい島は西表島、一番近くにある島は竹富島、更に奥にある島は黒島、真ん中にある島は小浜島だぜ。」
 「じゃあ、小浜島右手にある小さい島は。」
 「えっ、えーーーと。あの島は名前が無いんだ。」
 「へぇーーーっ、名無しの島なんだ。」
 「アハハハハハッ。」
 「何だよ。あんまり小さいと、名無しになる場合もあるんだぜ。」
 「大輔。」
 「何だ、ラブ。」
 「与那国島ってどこにあるの。」
 「あの島か。台湾国境近くにある最果ての島で、西表島からずっと西の方にあるんだぜ。」
 「エライ遠いね。」
 「ああ、最果ての島だからな。」
 その後、唐人墓・観音崎を出発し名蔵アンバルを車窓で眺め、明日行く予定の石垣やいま村を通過し川平湾展望台へ向かった。

 ラビリンス総連本部

 「繭螺、そろそろ行くざーます。」
 「はい。」
 「場所は、沖縄県石垣市川平ざーます。」
 繭螺は、ラビリンス携帯を出しGPSマップで照準を合わせた。
 「沖縄県石垣市川平へ。」
 「パッ。」
 「行ったわ。」
 「頼んだざーます。さあ、わらわたちも行くざーます。」
 「どこですか。」
 「決まってるざーます。赤塚公園ざーます。」
 残留女幹部たちもラビリンス携帯を出し、GPSマップで照準を合わせた。
 「板橋区赤塚公園へ。」
 「パパパッ。」
 3人共いなくなった。

 石垣島川平地区

 「着いたわ。ここが石垣島。」
 「ノーサーこと北繭螺は、川平公園前の土産物街へ姿を現した。」
 「グハアッ。まあっ、こんな言葉発するなんて。あれは。」
 「綺麗なお姉さん、めんそーれ。」
 「この店は。」
 「サーターアンダーギー直販店じゃ。」
 「サーターアンダーギーの直販店ね。お婆ちゃん、紫芋と胡麻1個ずつちょうだい。」
 「160円じゃ。」
 北繭螺は、店のお婆さんに200円を渡した。
 「200円お預かり。40円のお返しじゃ。」
 「毎度あり。」
 北繭螺は、土産物街を更に進み始めた。
 「お腹も空いたし、腹ごしらえに食べてみるか。アグン、ングングング、美味しいわ。」

 赤塚公園ドーナツカフェ

 「良いなあ。沖縄か。」
 「ヨーロッパも良いけど、沖縄も捨てたもんじゃないわ。ところでブッキー、修学旅行はどこへ。」
 「私の学校、高等部には修学旅行はないわ。」
 「中等部だけ。」
 「そう。」
 「3年生で2月よ。高等部は大学入試日と重なって行ける時期ではないわ。」
 「あたしたちの中学の頃より遅いね。」
 「美希ちゃんは中学、ラブちゃんと同じ学校だったよね。」
 「そう。板橋区立赤塚第3中学校よ。修学旅行は確か5月よ。どころで、中学の頃どこへいった。」
 「近畿と中国両地方かな。」
 「場所はあたしたちと一緒ね。」
 「お2人さん、近畿と言うたらわいやで。」
 「タルト。」
 「タルトちゃん。」
 「いらっしゃい、兄弟。」
 「そうか。タルトは行けれないもんね。」
 「学校の修学旅行やとあきまへん。校則もありますさかい。」
 「でも、シフォンは行ったのでしょ。」
 「シフォンはん、ぬいぐるみでごまかし効くねん。」
 「それもそうねえ。」
 「でもなぜ、シフォンが。」
 「この前、長老が言ってたあの海底遺跡の件や。」
 「海底遺跡。」
 「確か、沖縄の中でも最果てにある与那国島よ。」
 「ラブちゃんの行程では、一番近くでも石垣島までしか行かないのよ。」
 「何や、シフォンはんが何か考えがあるらしいで。」
 「お嬢さんたちと兄弟。聞いた話では、ミユキさんが石垣島にいる知り合いに頼んでデータを提供してもらえるみたいでい。」
 「なるほどね。」

 一方

 ラブたちは、川平展望台で川平湾の景色を見終えた後、バスが駐車している駐車場へ向かった。その時、通り道にある集落の家を見てる。
 「あれ、何。」
 「沖縄の伝説の獣シーサーだ。シーサーを門や屋根の上に置くと悪いものを防ぎ、幸せを招くって言われてるんだ。」
 「へぇーーーーっ。シーサーは沖縄の幸せアイテムなんだね。」
 「シーサーって、獅子を沖縄の言葉で発音したものなんだぜ。」
 「あっ、由美。向こうにもシーサーがいるよ。」
 「おい。人がせっかく説明してるのにそれはないだろ。」
 「あーーっ。ごめんね、大輔。つい。」
 「全く、お前な。」

 回想編、大輔の小言

 「おい。いいのか。ここでケンカなんかしたら。」
 「あーーーっ、すぐ怒る。大輔なんか嫌い。」

 現実に戻って

 「いやあー。別に怒ってなんかないし。」
 「そう。それなら、良いんだけどさ。」
 ラブと由美は、先にバスが駐車している駐車場へ向かった。

 一方、ミユキは

 本日宿泊の宿に到着した。
 「めんそーれ。」
 「本日宿泊予定で予約した東京の知念美幸ですけど。」
 「知念様ですね。お受けしております。」
 ミユキは宿泊券(宿泊予約確認書)をフロントに提出した。
 「お預かりします。宿帳に住所・氏名のご記入をお願いします。」
 「はい。」
 ミユキは宿帳に自分の住所と氏名をご記入した。
 「この姓って、沖縄の姓ですよね。もしかして、両親は。」
 「沖縄出身よ。」
 「沖縄のどこですか。」
 「那覇市です。」
 「そうですか。今、東京へ移り住んで働いておるのですか。」
 「そう。父は沖縄料理店経営。母はアンテナショップで働いてるわ。あたしも、ダンサーとして働いているわ。」
 「ダンサーですか。それでは知念様、ルームキーとお食事券です。それでは、ごゆっくりお過ごしください。」
 ミユキは、部屋へ向かった。

 一方、ノーサーは

 「夕食、ここで食べよう。」
 店に入って
 「めんそーれ。」
 「ここで良い。」
 「はい、よろしいですよ。ご注文は。」
 「ソーキそばね。」
 「畏まりました。」

 一方

 ラブたちが乗車しているバスは、本日宿泊予定のホテルに到着した。
 「めんそーーれ。」
 「すごい歓迎。」

 川平地区にある食堂

 「お待たせしました。」
 「うわぁ、チャーシュ麺よりもお肉が大きい。いただきまーす。」
 「ズルズルズルズルッ。ううん、これも美味いわ。はい、はいど沖縄。」

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「ダンスのお嬢さん、いらしゃい。」
 「あら、あの2人。」
 「すっかり浮かれてるね。」
 「ジンベイザメ、ヤンバルクイナ、パイナップル、マングース。良いなあーー。あれ、ダメ。」
 「美希ちゃん、祈里ちゃん、こんばんは。」
 「ナナさんにレイカさん。」
 「何かあったら、いけないと思ってここへ来たわ。」
 「そうですか。」
 「ところで、兄弟。これ飲んでみるかい。」
 「何や。」
 「マンゴージュース。沖縄フェアー用のメニューでい。」
 「おおきに。」
 「タルトちゃん、良かったね。」
 「ヘェ。ほな、いただきまあーーーす。」
 「チューチューーチューーチューーーッ。」
 「はあーーっ、マンゴージュースって美味しいなあーーー。」
 「兄弟、これもどうでい。」
 「何や。」
 「ちんすこう。あのダンスお嬢さんの両親からもらったんでい。」
 「そうでっか。ほな、いただきまーす。」
 「アグッ。」
 「タルト君、良かったね。」
 「ヘェ、このちんすこうって美味しいなあーー。ホンマ、沖縄ってエエとこやな。」
 「そうでしょ。」
 すると、知念家の両親、ジュリアーノと西隼人の4人が姿を現した。
 「カオル。」
 「ジュリアーノ。」
 「カオル、ラブって子、沖縄へ行ったのはご存知よね。」
 「ヘイ。」
 「それと、沖縄フェアー主催のこのご両親の息子さんもラブちゃんと同じ高校に通ってるから一緒に行ったわ。更に、この2人を後を追ってこの息子のお姉さんでもあるミユキちゃんも行ったわ。」
 「ミユキさんも。」
 「私たちの実家へ行ってみたいと言い出してね。」
 「行かせました。」
 「そうですか。」
 「皆、ラブちゃんのところに有事が発生したら非常に危険よ。だから、トリニティの事務所もスウィーツ王国も容認しないといけないからね。」
 「それでミユキさんが。」
 「ラブリンスは何を仕掛けてくるか分からないわ。だから、今回、メクルメク王国からお願いして隼人君にも来てもらったからね。」
 「隼人君。」
 「皆様、またよろしくお願いします。」
 「頼りにしてるよ。」
 「ありがとうございます。」

 木陰に隠れている那由他たちは

 「そろそろ、作戦開始ざーます。」
 那由他は娘、繭螺へ通話をし始めた。

 川平地区にある食堂

 「ズルズルズルッ。」
 「美味しいわ。」
 すると
 「ん、着信。ママから。」
 「もしもし、ママ。」
 「そろそろ仕掛けるざーます。」
 「はい、ママ。」
 通話を切られた。
 繭らはシフォンへ向けて遠隔で呪い魔法を唱え始めた。

 一方

 ホテルへ入室したラブ、由美他2人。その直後、レストランで夕食を食べに行きます。シフォンはそのまま部屋に置いたままにした。

 ホテル内レストラン

 「ラブちゃん、どうしたの。」
 「別に。」
 「いつもおかずを山盛りにして持ってくるのに、何か悩み事。」
 「大輔。」
 「大輔君が気がかりなのね。」
 「いや何でも。ところで、この料理美味しいね、由美。」
 「うん。」

 一方

 部屋にいるシフォンが外へ出て行ってしまった。
 「ラーーブ、ラーーブ。」
 「ボーーーーン。」
 「誰だ、また呪いか。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「沖縄にラビリンスがいるな。ノーサーの仕業だな。」
 「所長。」
 「どうした。東京にもラビリンスの幹部が3人います。」
 「何をする気だ。」
 「さあ。」

 川平地区にある食堂

 「ズルッズルッズルッ。ん、変わった着信音。」
 「お愛想。」
 「はーーい。」
 その後、ノーサーは食堂を出ます。

 食堂を出て通りにいるノーサーは

 「スイッチ・オーバー。」
 「沖縄の皆さん、我が名はノーサー。ラビリンス総統メビウス様が僕。ゲキイテエー4号、姿を現せ。」
 「ピューーーーッ、ミシッ。」
 1体のシーサーがゲキイテエーに。

 ホテル内レストラン

 「ピンポッポッピンポッポッピンポッポッピンポッポッ。」
 「何、その変わった着信音。」
 「由美、ごめん。席を外すわ。」
 「ラブちゃん、どこへ行くの。」

 底地(すくじ)ビーチ

 そこには大輔、裕喜、健人の3人の男子高生がいます。
 「プリーーーーッ。」
 「何だ、あれは。」
 「コアラみたいのが浮遊しながら森へ入って行ったぞ。」

 赤塚公園

 「何、ノーサー。1体のシーサーをゲキイテエー4号に仕立てたざーますか。」
 「そうです。これしか思い付かなかったからです。」
 「相分かったざーます。切るざーます。」
 通話を切った。
 「皆、大門にある諏訪神社へ向かうざーます。」
 「諏訪神社って。」
 「シーサーに類似した物件をゲキイテエーに仕立てるざーます。」
 「それは。」
 「狛犬ざーます。」
 「神社の狛犬ね。」
 「では、瞬間移動するざーます。」
 那由他、せつな、文子の3人は、ラビリンス携帯を出し操作し始めた。
 「板橋区 大門 諏訪神社へ。」
 「パッ。」

 ドーナツカフェ

 「大変よ。」
 「これはあゆみさん、お久しぶりです。」
 「ラブが有事に巻き込まれたみたい。」
 「エッ。」
 「と言うことは、私たちの子供たちも。」
 「あなたちは。」
 「知念の父です。」
 「同じく母です。」
 「ミユキさんと大輔君の。」
 「そうです。」
 「どうやら、こっちにもラビリンスがいるみたいでい。」

 諏訪神社

 「シューーーン。」
 「では、変身するざーますよ。」
 「ハッ。」
 「スイッチ・オーバー。」
 「ボンボンボン。」
 「さあ、ニューウェスター。狛犬めがけて投げるざーます。」
 「ハッ。」
 ニューウェスターは、ポケットから胡桃を取り出した。
 「ゲキイテエー5号、姿を現せ。」
 「ピューーーーッ、ミシッ。ドロドロドロン。」
 「イタイヨオーーーーッ。」

 ドーナツカフェ

 「何、あの声。」
 「諏訪神社の方よ。あゆみさんと隼人君も含めて直ちに向かって。」
 「はい。」
 あゆみ、美希、祈里、ナナ、レイカ、隼人の6人は、諏訪神社へ急行し始めた。

 蒼乃家の庭

 レミがリンクルンを操作し始めた。
 「チェンジ。マザープリキュア、ヒーーートアーーーッッップ。」

 山吹家の家の庭

 尚子がリンクルンを操作し始めた。
 「チェンジ。マザープリキュア、ヒーーートアーーーッッップ。」

 底地ビーチ

 「ん、あれ、桃園じゃない。」
 「あっ。」
 「エイッ。ハアハアハアハア、エイッ。」
 「あいつ、『森へは行くな。』って言ったのに。」
 「ウゴオーーーーーーーッ。」
 「あっ、うっ。」
 「うわぁーーーっ。」

 底地ビーチ北の森

 「シフォーーン。あーーーっ、シフォーーーン。」

 川平地区の宿にいるミユキは

 「ブーーーッブーーーッ。(マナーモードになっている。)」
 「何、緊急メール。宿を一旦、出なくちゃ。」

 底地ビーチ北の森

 「ドスドス。ファファッ。」
 「......。」
 「ファファファファッ。イタイヨオーーーーッ。」
 「キャーーーッ。」
 「ドスン。」
 「ゲ、ゲキイテエー。あんた、どうしてここに。」
 「シフォンをさらいに決まってるざーます。」
 「シフォンは渡さない。」
 ラブはリンクルンを出し操作を始めた。
 「チェンジ。プリキュア、ヒーーートアーーッッップ。」

 諏訪神社

 「イタイヨオーーーッ。」
 「ゲキイテエー。」
 「オホホホホホッ。沖縄にいる2人と同時に攻める目的で、このゲキイテエー5号を出現させたざーます。」
 「狛犬ね。」
 「このバチ当たり共。」
 「神仏を守り、人々の幸せへと導く守護獣をモンスターに変えるなんて絶対に許さない。」
 「まずは俺からだ。スイッチ・オーバー。」
 「ドロン。」
 西隼人はホワイトウェスターに変身した。
 「我が名はホワイトウェスター。俺はいつでもプリキュアの味方だ。」
 「さあ、変身よ。」
 「OK。」
 あゆみ、美希、祈里、ナナ、レイカの5人は、リンクルンを操作し始めた。
 「チェンジ。マザープリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 「チェンジ。ダンシングプリキュア、ヒーーートアーーーッッップ。」

 底地ビーチ北の森

 ラブが変身を終えた。暖かい気候なので夏用コスチュームを着用している。
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
 「イタイヨオーーーーッ。」
 「バコン。」
 「キャーーーッ。」

 諏訪神社

 5人のプリキュアが変身を終えた。
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてスウィート、キュアピーーーチマザーーーーーッ。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
 「グリーンハートは浄化の印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアメロン。」
 「ホワイトハートは誠実の印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアココ。」
 「フン。ラッキークローバーグランドフィナーレの使えないプリキュアなんて、雑魚同然ざーます。」
 「ノーザ様、空。」
 「何。」
 すると、2人のマザープリキュア(ママキュア)が着地した。
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてスウィート。キュアベリーーーーマザーーーーッ。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてスウィート。キュアパイーーーンマザーーーーッ。」
 「レッツ!プリキュア!」
 「ほーーーら。6色揃ってなんて言えないざーます。皆、始末するざーます。」
 「ハッ。」
 「イタイヨオーーーーーッ。」

 底地北の森

 「甘い、甘いざーます。」
 「ドスン。」
 「うわぁ、ああーーっ。」
 「バコン。」
 「キャーーーッ。」
 「ドデッ。」
 「クッ、ううーーーっ。」
 「オホホホホッ、どうしたの。降参ざーますか。」

 一方

 川平地区ある建物の陰では、ミユキがリンクルン操作をし始めた。
 「チェンジ。ダンシングプリキュア、ヒーーーートアーーーッッップ。」
 ミユキは変身を終えた。彼女も夏用コスチューム着用となった。
 「飛び立って探すしかないね。」
 キュアチェリーは飛び立った。

 底地北の森

 「ラブーーーッ。」
 「大輔。」
 「ラブーーーッ、返事しろ。」
 「ああーーーっ。」
 「いいーーー。」
 「ん。」
 「あっ、フォッ。オリャーーーーッ。」
 「バコン。」
 「何の、まだまだ。」
 「スウーーーッ。」
 「エッ。」
 「ドドドドドドドドドカーーーン。」
 「ピーチさん。」
 「ピューーーーッ、ドボン。」
 「フン。」
 ノーサーとゲキイテエー4号は去った。
 「しまった。逃げられたわ。仕方ない、浜辺で待機しよう。」

 底地の海中

 キュアピーチは、海の飛び込んだと同時にマーメイドに変身していた。
 「ブクブクブクブク。」
 「ハッ、暗いわ。」
 ピーチは、アイメイク効果を利用して夜行性の目に切り換えた。
 「何、これ。こんな海の中にこんな建物があったかな。しかも、シフォンのような一族がいっぱいいる。」
 「助けて。」
 「助けてって。」
 「我々は3万年前水没と、2500年前始皇帝に追われて命を落としたウォンバット族の無念の魂なり。」
 「そんなこと言われても。」
 「助けて。もうこれ以上苦しみ続けたくない。」
 「ちょっと待って。この子の命を助けることが先決よ。もう一度戻ってから詳しい話を聞くわ。」
 「分かった。待ってる。」
 ピーチと大輔は水面へ上昇し始めた。

 底地ビーチ

 「枯れ草と枯れ木の枝を集めてきたわ。プリキュア・ファイアーーー。」
 「ボッ。」
 すると、ピーチが大輔を抱えて姿を現した。
 「助かった。あの炎は。」
 ピーチは炎へ向けて海から上がってきた。
 「ピーチ。」
 「あの声は、チェリー。」
 「あーーーっ、大輔。」
 「ハアハアハアハアハアッ。」
 「風邪ひくわね。必要なものを用意して今、着ている服を乾かすわ。」
 「脱がすの。」
 「仕方ないわよ。」
 チェリーは物干し台と紐及び大輔の着替えをリンクルンで呼び出した。
 「ビューーーン、パッパッパッ。」
 「なるほど。では私、もう一度海へ行くわ。」
 「何かあったの。」
 「海の中に海底神殿が。」
 「幻影ね。分かったわ。シフォンに何かあったのね。その呪いを解く目的で。」
 「はい。」
 ピーチは再び、海の中へ入って行った。

 諏訪神社

 「イタイヨオーーーッ。」
 「バコーーン。」
 「キャーーーッ。」
 「ドテドテドテドテッ。」
 「何やってるんでい。俺がジェフリー王子を助けに行った時の言葉思い出すんでい。」
 「あっ。」
 「そうか。」
 「固い敵にはピンポイント集中攻撃よ。」
 「OK。」
 「フンガー。」
 「オラアーーーッ。」
 「バコン。」
 「イテテテテテッ。」
 「ヤアーーーッ。」
 「バコン。」
 「痛い、固いわ。」

 底地ビーチ

 チェリーが大輔に心臓マッサージを行っている。
 「ハアハアハアッ。ん、大丈夫すか。」
 「気が付いたのね。」
 「エッ、まさか姉貴。」
 「違うわ。キュアチェリーよ。」
 「ピーチさんは。」
 「再び、海へ行ったわ。」

 底地の海中

 「オッ、ピンクのマーメイドだ。」
 「戻って来たのね。」
 「お待たせ。詳しい話を聞かせて。」
 「ありがとうございます。」

 底地ビーチ

 「いやあ。そもそも、ピーチさんが俺をかばってくれたんだし。」
 「無理しちゃって。」
 「すいません。足手まといになっちゃって。」
 「何があったの。」
 「俺、今日、本当最低で、良かれと思ってやったことが悉く裏目に出ちゃったりして、せっかくの修学旅行だから、ただあいつと楽しい思い出を作りかっただけなんだけどな。」
 「そう、大輔君。ラブちゃんに想いを寄せているのね。」
 「はい。」

 底地の海中

 「ありがとう、キュアピーチさん。」
 「これで皆の魂が昇天し、成仏できるはずです。」
 「末裔のシフォンちゃんにお知らせください。」
 「分かったわ。私はこれで失礼するね。」
 ピーチは再び、海面へ向けて上昇し始めた。
 「ありがとう。」
 「さようなら。」

 底地ビーチ

 キュアピーチが戻って来た。
 「ピーチ。」
 「これで無念の魂が昇天し成仏するわ。」
 「そうか。」
 すると、海から流れ星のようなもの即ち、ウォンバット族の無念の魂が次から次へと上空へ昇天し始めた。
 「あっ。ねえ、見て、流れ星。」
 「エッ、いや、これはすごい。」
 「並みの数じゃないね。大規模流星群だね。」
 「ねえ、せっかくだから願い事をしようよ。」
 「エーーーッ。」
 「良いじゃん、良いじゃん。私、しちゃおーーーっと。」
 「パン。」
 「あたしもね。」
 「大輔君とラブちゃんが早く仲直りできますように。」
 「エエーーーッ、うはっ、何でそれを。」
 「如何にもピーチらしいね。」
 「はーい、ダメなんかじゃないよ。」
 「うわっ。」
 「大輔君、聞いてあげなさい。」
 「私、知ってる。あなたが優しくてすごく勇気のある人だってこと。だから、いつものあなたで良いと思う。」
 「うっ。」
 「あなたらしいのが良いと思う。」
 「あっ、俺らしく。」
 「ちょっと、お2人さん。あたしも祈願するわ。」
 「どうぞ。」
 「ラビリンスが崩壊し、世界に平和が訪れ、景気が回復し、皆が幸せに暮らせる世の中になりますように。」
 「流石はキュアチェリーね。」
 「ありがとう。もうそろそろ、東京にいるメンバーに連絡を入れようね。」
 「はい。」

 諏訪神社

 「セブンフォールド・プリキュアキィーーーック。」
 「バコン。ミシミシミシ。」
 「よし、その調子でい。」
 「あっ、あたしのリンクルンに着信が。もしもし、チェリー。」
 「そうよ。オプション送り込んで。」
 「はい。」
 「東京へは、あたしのオプションを送り込むわ。」
 「では、あたしのところからは。」
 「ここにいないベリー、パイン、メロンとキュアココを送り込んで。」
 「はい。」
 「切るわよ。」
 通話を切られた。
 「皆、聞いて。」
 「どうしたの、ベリー。」
 「あたしとパイン、メロン、キュアココは、あの魔法を唱えて。」
 「OK。」
 「プリキュア・フルーツ・カーニバル・シングル。」
 すると、ベリー、パイン、メロン、キュアココの4人のオプションが姿を現した。
 「何人出しても無駄ざーます。」
 「それはどうかな。皆、沖縄へオプション転送よ。」
 「OK。」

 底地ビーチ

 「プリキュア・フルーツ・カーニバル・シングル。」
 「ボン。」
 「うわぁ、チェリーさんが2人も。」
 「この子、東京へ送るわね。」
 「そんな事ができるんですか。」
 「プリキュアだからできるわよ。」
 「プリキュアに不可能の文字はないわね。」

 底地北の森

 「プリーーーッ。」
 「見つけたざーます。今日こそこの手に。」
 「やってみろ。」
 「何。」
 ノーサーは拳を振り上げた。
 「バコン、バチッ。」
 「キャアーーーーッ、痛いわ。これは一体何の力。」
 「無念の魂が昇天した。だが、ここでピーチとチェリーに会うまではやられるワケには行かない。」
 「ゲキイテエー4号、来なさい。あのバリアーをぶち壊すざーます。」
 「すると。」
 「ドスン。」
 「イタタタタタッ。」
 「ちょっと、完璧じゃないかも。」
 「皆、大丈夫。」
 「全然、大丈夫じゃないざーます。」
 「ざーます。」
 「あっ、ラビリンス。」
 「何であんたがここにいるのよ。」
 「ピーチとチェリーはどこへ行ったの。」
 「まず、どきなさいざーます。」
 「いや、あなたから懲らしめるわ。」
 「ドカッ、バキッ、ボコッ。」

 諏訪神社

 「ピンポポーーーッ。」
 「シューーーン。」
 「チェリー。」
 「しまった。6色揃ったざーます。」
 「さあ、あたしが名乗ったら、皆で例の台詞を言って。」
 「OK。」
 「真っ赤なハートは情熱の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアチェリー。」
 「6色揃って真の幸せの証!フルーツプリキュア!」
 「何が6色揃ってざーますか。こうなったら、総攻撃ざーます。」
 「望むところよ。」

 底地北の森

 「アーーーン、痛いざーます。どうしてプリキュアは、私の上からどいてくれないざーます。ゲキイテエー4号、プリキュアをどかすざーます。」
 すると
 「ダブルプリキュアキィーーーック。」
 「バコン。ドスーーーン。」
 「ウゴオーーーーッ。」
 その後ピーチとチェリーは、シフォンへ向けて歩み寄り始めた。
 「シフォン。」
 「ピーチ。」
 「チェリー。」
 「オヤッ。ベリー、パイン、メロン、キュアココ、来てたのね。」
 チェリーは4人のところへ向かった。ピーチは引き続き、シフォンの方へ歩み寄り続けます。
 「シフォン。」
 「この海中に集めた無念の魂に会ったか。」
 ピーチは、シフォン自身が張ったバリアーを右手で触れこう答えた。
 「会って来たよ。」
 「そうか。あの流星群が会ったことの証だ。」
 「シフォン。」
 「我々ウォンバット族の悲劇が2度遭った地域だ。だから、この海に無念の魂を集結させ、成仏できる日を待っていた。」
 「そうだったのね。沖縄へ行きたがってたワケ。」
 「イタイヨオーーー。」
 「皆、ゲキイテエーを攻撃して。あたしはノーサーを見張る。」
 「OK。」
 「ピーチ、よくやった。」
 「ありがとうシフォン。シフォンが一緒にいたいって言ってくれてうれしかったよ。」
 「ビューーン。」
 「フォースプリキュアキィーーーック。」
 「バコーーーン。」
 「ウゴオーーーーッ。」
 「あの無念の魂、解放してくれてありがとう。これからも、幸せへと導くはず。」
 「シフォン。」
 「逃すか、ノーサー。」
 「放しなさい。」
 「私も一緒にいたいよ。一緒に笑って、一緒にいろんなものを見てきっと楽しいよ。」
 「よく言った。これからも頼むぞ。」
 「ずっと一緒だよ、シフォン。」
 「バリアを解除する。」
 「ミシミシミシ、バリン。」
 「ああっ。」
 「子守唄を鳴らすわ。」
 チェリーはリンクルンを出し、ダウンロードした子守唄を鳴らし始めた。
 「皆、歌って。」
 「OK。」
 「ラーンラーンラーンラーンラララララーーー、ラーンラーンラーンラーンラララララーーーーーーー。」
 「ポワーーン。」
 シフォンにかかっていた呪いが解けた。
 「プリーーッ。」
 「シフォン。」
 「キュアーーッ、ラーーブ。」
 「良かった。」
 「ラーーーブ。」
 子守唄を鳴らし終えた。そして、オプション4体付きではあるが、フレッシュ6人が揃った。
 「真っ赤なハートは情熱の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアチェリー。」
 「6色揃って真の幸せの証!フレッシュプリキュア!」
 「キィーーーッ。また、6色揃ったざーます。」
 「ノーサー。」
 「何ざーます。」
 「シーサーは、沖縄の幸せアイテムなんだよ。ひどいことして許せない。」
 「そんなこと知らないざーます。」
 「ならばノーサー、あなたからあの団結力の技食らいますか。」
 「冗談じゃないざーます。失礼するざーます。」
 ノーサーはワープして去った。
 「しまった。」
 「逃げられた。」
 「仕方ないわ。残ったゲキイテエー4号だけでも倒すわよ。」
 「OK。」

 諏訪神社

 「タアーーーーッ。」
 「トオーーーッ。」
 「バコバコン。」
 「その調子よ。」
 「いかん、あの技を阻止するざーます。」
 「でやんでい。そうは行くかい。」
 「俺たちが立ち塞がってやるぜ。」
 「あたしたちも相手にするよ。」
 「ベリーマザー、パインマザー、ホワイトウェスターそれにカオルちゃんも。」
 「さあ、やるんだ。あのチームの技を。」
 「OK。」
 キュアピーチマザーとチェリーオプションを含めたプリキュア隊6人は、3方向に別れてジャンプした。
 「シックスフォールドプリキュアキィーーーック。」
 「バコン。ミシミシミシ。」
 「ミコンミコンミコンミコン。」
 「ヒビが入ったわ。ポジション取る形で取り囲んで。」
 「OK。」
 「ミコンキコンミコンミコンミコンミコン、ブーーーーーーーーッ。」
 「着信音切って。」
 「OK。」
 「シックスフォールドプリキュアストーーーーーーップ。」
 「カチカチカチカチチーーーン。」
 「止まった。」
 「残念、引き上げるざーます。」
 ノーザ、イース、ニューウェスターの3人はワープして去った。
 「しまった。」
 「逃げられた。」

 底地北の森

 「シックスフォールドプリキュアキィーーーック。」
 「バコン、ミシミシミシ。」
 「ウゴオーーーーッ。」
 「ミコンミコンミコンミコンミコンミコン、ブーーーーーーッ。」
 「着信音切って。」
 「OK。」
 「シックスフォールドプリキュアストーーーーップ。」
 「カチカチカチカチチーーーン。」
 「止まった。」
 「でかしたぞ、プリキュア隊。」
 空からショコラの映像が。
 「はい。」
 「今回は、東京と沖縄同時にあのチーム技をやるぞ。」
 「はい。」

 諏訪神社

 「東京のメンバーもよろしいな。」
 「はい。」
 ここから、東京と沖縄同時進行。
「正義の女神よ、私たちに力を貸して。」
 ピーチ及びピーチマザーは、大きく右腕を上げた。

 ナノ研究所

 「2ヶ所同時だが、クローバーボックス改が蓋が開いて自動作動し始めたぞ。」
 「キーーン。」

 諏訪神社と底地北の森同時

 ピーチ及びピーチマザーは、大きく両腕を広げた。
 「プリキュア・フォーメーション。」
 すると、メロンリンクルンに着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーン。」
 「クリーンストーク、セット。」
 メロンは、ゲキイテエー1号の頭上めがけて天高くクリーンストークを放り投げた。
 続いて、他の5人にも着信と点滅が入った。
 「キィーーーン、バーーーン。」
 「プラスワン、ハートリーフ。」
 「プラスワン、ブレアーリーフ。」
 「プラスワン、エスポワールリーフ。」
 「プラスワン、リムーブリーフ。」
 「プラスワン、ラブリーリーフ。」
 5人は同時に、各リーフを敵頭上めがけて天高く各リーフを放り投げた。
 「ピューーーーーッ、カキーーーン。」
 クリーンストークと各リーフが磁力の力でもって合体し、五つ葉フレプリ紋様を形成し肥大化し始めた。
 「ビュンビュンビュンビュンビュンビュン。」

 ナノ研究所

 「よし、ジェット噴射だ。」
 「ポチッ。」

 戦いの現場2箇所同時

 「ボン、ゴオーーーーーーッ。」
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 メロンは、中央のグリーンダイヤの上に着地した。そして、グリーンダイヤは光った。
 「パタッ。」
 「ウッ。」
 「キーーーン。」
 続いて、チェリーがレッドハートの上に着地しレッドハートが光った。
 「パタッ。」
 パインがイエローハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 イエローハートが光った。
 「パタッ。」
 ベリーがブルーハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ブルーハートが光った。
 「パタッ。」
 キュアココがホワイトハートの上に着地した。
 「キィーーン。」
 ホワイトハートが光った。
 「パタッ。」
 最後、ピーチがピンクハートの上に着地した。
 「キィーーーン。」
 ピンクハートが光った。その後、下降し始めた。
 「皆、揃っているね。」
 「はい。」
 「メロン、また行くの。」
 「はい。今度は、固い敵なので踏み付けを仕掛けるわ。では皆さん、お先に。」
 「パタッ。ピュウーーーー。」
 「ツカッ。」
 「ウゴーーーーーッ。」
 「ツカッ。」
 メロンは、ゲキイテェー1号の脳天でヒールで踏み付けをした。その後、離れた間合いで地面に着地した。更に、リーフが地面の降りて来た。リーフが地面に付く直前、メロンもリーフを踏んづけた。そして.........
 「ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ!」
 「シューーーーッ、カキン。」
 「ハアーーーーーーーーーーッ。」
 「ドカーーーン。」
 「シュワシュワーーー。」
 「パン、パンパン。」
 悪霊は成仏せず消滅したが、諏訪神社の狛犬と川平地区民家にある屋根のシーサーは無事元の位置にある。

 諏訪神社

 「やったあーー。」
 「勝ったあ。」
 「狛犬も元に戻ったわ。」
 「ところで、沖縄はどうなっているかな。」
 すると、キュアピーチマザーから着信が入った。
 「もしもし、ショコラさん。」
 「ああ、ショコラだ。沖縄の方も討伐成功だ。」
 「ありがとう。切るわね。」
 通話を切った。
 「ねえ、聞いて。」
 「キュアピーチマザー。」
 「沖縄の方もゲキイテエー討伐成功よ。」
 「良かった。」
 「やったあ。」
 「それじゃあ、俺たちは引き上げるでい。」
 カオルちゃんとホワイトウェスターは去った。
 「じゃあ、オプション引っ込めるわよ。」
 「OK。」

 底地北の森

 「オプションは去って行ったわ。あっ、あたしのオプションが来た。」
 「本当だ。」
 「引っ込めるわね。」
 「チェリーは、リンクルン操作でオプションを引っ込めた。」
 「シューーーッ。」
 「あっ、消えた。」
 「次回以降も使えるように、リンクルンファイルに収めたわ。」

 諏訪神社

 「さあ、引き上げるわよ。」
 「タルトは。」
 「何、カオルちゃんが帰宅を促すよ。では。」
 プリキュア隊7人は、空を飛び立ち去った。

 赤塚公園ドーナツカフェ

 「カオル、どうだった。隼人君も元の姿に戻っているね。」
 「討伐に成功したでい。」
 「それは良かった。」
 「兄弟、空を見るんでい。」
 「あっ、プリキュアや。」
 「さあ、家へ帰るんでい。」
 「ヘェ。」
 「タルトは去った。」
 「明日以降の沖縄フェアーは大丈夫でしょうか。」
 「何、大丈夫でい。この男を引き続き見張りに付けるでい。」
 「これからも、期待しております。」
 「ヘイ。」
 知念両親も去った。
 「カオル、今日の売り上げ集金しますわ。」
 「ジュリアーノ、トホホホッ。」

 底地北の森

 「ピーチここに残るの。」
 「はい。」
 「気を付けて戻ってね。あたしは空を飛んで戻るからね。」
 「はい。」
 キュアチェリーは飛び去った。
 「さあ、変身解こう。」
 「ボン。」
 キュアピーチは桃園ラブに戻った。その後、底地ビーチへ向かった。

 数分後、底地ビーチ

 「大輔。」
 「ラブ。」
 「大輔、あのね。」
 「このバカーーーーーッ。」
 「うっ、ああーーっ。」
 「森は危ないって言っただろうが。無事だったから良かったものの。何かあったらどうするんだ。すげえ、心配した。」
 「ご、ごめん。」
 「もっと考えて行動しろよな。」
 2人はホテルへ向かい始めた。
 「星すごいね。」
 「ああ。」
 「私、さっき流れ星みたよ。」
 「ヘェーーーッ。」
 「願い事もした。」
 「おーーーっ。」
 「本当にごめん。」
 「ふあー、もう良いって。」
 「そうじゃなくってさ。......。心配してくれてありがとう。」
 「うぉっ、あーーあ。流れ星ってお前さあーー、人の気も知らずに。」
 「あっ。」
 「本当、のんきだよな。」
 「うふふふふふっ。あっ、いつもの大輔だあーーー。」
 「いつものって、何だよ。」
 「うははははははっ。」
 その後、2人はホテルに戻った。

 翌朝

 ホテルで朝食を終えた四ツ葉高校修学旅行御一行は、ホテルを後にし東運輸の貸切バスで川平湾・川平公園へ向かった。

 数分後

 川平公園に到着した。
 「綺麗な海。」
 「山との調和も良いねえ。」
 「ねえ、遊覧船チケットいただいているよね。」
 「うん。」
 「乗らない。」
 「乗ろう乗ろう。」
 ラブと由美、他、班の面々はグラスボートに乗り込んだ。

 一方

 川平公園内土産物店街にミユキはいます。
 「学生たちははじゃいでるね。あれは。」
 1台の車がミユキの側に停車した。
 「おじさん、おばさん。」
 「おっ、君がめいごのミユキちゃんか。」
 「はい。」
 「約束の資料持ってきたぞ。」
 「本当。」
 「今日、お休み取ったから。那覇へ出発前まで家で過ごして行かない。」
 「ありがとう、おじさん、おばさん。お言葉に甘えるわ。」
 ミユキは、おじさん、おばさんの乗っている車に乗り込んだ。
 「バン。ブオーーーーッ。」

 一方

 グラスボートに乗船しているラブたちは
 「うわあ、海の底までよく見える。」
 「変わったお魚もいっぱいいるね。」
 「本当。可愛い。」
 「暖かい海だからね。」
 遊覧船を降船したラブたちは、土産物街で買い物を楽しんでおります。
 「何を買おうかなあ。」
 「迷うわね。」
 すると、例の男子高生大輔たちの班と出くわした。
 「ラブ、何を買うんだ。これなんかお似合いだぜ。」
 「何持ってくるの、大輔。」
 「ハハハハハハハッ。」
 「全く。」

 更にその後

 四ツ葉高校修学旅行御一行は再びバスに乗り込み、石垣やいま村へ向けて出発した。

 約二十分後

 石垣やいま村に到着した。村内を巡った後、牧志邸へ入った。
 ここでは、地元の民謡を聴くことになり、更にあるものを持たされ躍りを参加させられた。その後、体験アトラクションの1つ、漆喰シーサーの色付け体験をラブたちと大輔たちの両班参加しております。
 「何だそれ。センスゼロ。」
 「何よ、大輔だってすごく変。」
 「クッーーー。」
 「ムムーーー。」
 「エイッ。」
 「うわあ、何しやがる。」
 「シーサーって、本来は2体1組になっているんだ。」
 「はーーん。」
 「まるで誰かさんみたい。」
 「本当、名コンビですね。」
 「甘酸っぺえーーーーーっ。」

 後ストーリーへ続く 
 

 
後書き
 戦いは終わり、大きな被害も無かった。修学旅行も予定通り行程は進んで行きます。 
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