NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~
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No.22嵐の如き戦い
前書き
NARUTO一言物語第一弾『一檎の敵を探して』
No.5一檎逃走
「いたぞあそこだ!!」
サスケを追いかけていたナルトたちはついにサスケに追いついた。サスケは全身にアザのようなものが広がっており一方の我愛羅は化物のような姿になっている。
「サスケ!!」
二人の戦闘に割り込む三人。周りを見るがいるのは我愛羅とサスケだけでテマリとカンクロウがいない。
「サクラちゃんはサスケを連れて下がっててくれってばよ!!」
「ココは私とパパでやります!!」
「私もやるわ!!今度は・・」
「小娘下がっておれこの戦い荒れるぞ」
パックンと共に渋々下がるサクラ、ヒマワリとナルトは互いに構える。
「行くぜヒマワリ」
「うん」
「「多重影分身の術!!」」
ナルトとヒマワリが印を結ぶととんでもない量の影分身が現れる。
「ナルト忍法帖四方八方手裏剣の巻!!」
ナルトの影分身が我愛羅に向かって大量の手裏剣を投げつける。我愛羅はそれを砂をまとった腕でガードする。
「パパ!!術借りるね!!」
そう言うとヒマワリの影分身が我愛羅に向かって突っ込んでいく。そのうちの数体が我愛羅を蹴り上げそこに向かって残りの影分身が殴りかかる。殴り飛ばされた我愛羅に向かって二人の影分身が殴りかかかる。
その瞬間だった。
我愛羅のチャクラが変化した。それと同時に我愛羅の姿が変わり始めた。体はどんどん大きくなりやがてその体は一本の尾をもつ化け狸に変化した。二人の影分身は変化に巻き込まれ全て消えた。
「なんだってばよこいつ」
「死ね砂漠柩!!」
突然足元から砂が現れ二人にまとわりつく。
「「口寄せの術!!」」
砂に押し潰される瞬間二人の砂が弾けそこから大きな蝦蟇が現れる。
「なんじゃいナルト!!わしをこげんなとこに呼び出すとは!!」
「ブン太さん手伝ってください」
二人が口寄せした大蝦蟇ーーガマブン太は煙管を銜え、腹にさらしを巻いて法被を羽織った親分肌の大蝦蟇である。自来也でさえ手を抜いた蝦蟇なのだが・・・
「・・であの守鶴を倒せばええんじゃん」
何故かヒマワリには逆らわない。曰く『逆らったら殺される』らしい。
「ならあの膨体を起こしゃいい行くぞ!!」
そう言ってブン太が守鶴に向かって突っ込んでいく。
「水遁・鉄砲玉!!」
「風遁・連空弾!!」
ブン太と守鶴の術がぶつかり合いあたりに突風を雨を降らせる。
「月泉花・弓!!」
ブン太の背中でヒマワリが弓を構え守鶴の頭にいる我愛羅を狙う。それを守鶴が風遁で打ち落とす。
「行くぞナルト!!」
「準備オッケーだってばよ!!」
ナルトが印を結ぶとブン太の姿が変わる。九つの尾を持つ狐の姿になったブン太は守鶴に急接近すると腕をつかみその変化を解いた。
「行け!!ナルト!!」
ブン太の腕を伝ってナルトが我愛羅に向かって突っ込む。守鶴の体に乗った瞬間足元を砂が絡め取りナルトの動きを封じる。そこに向かって砂が飛んでくるがそれをヒマワリが弓矢で弾く。
「火遁・鳳仙火の術!!」
ヒマワリが火遁でひるませようとするも砂でガードされる。そしてその隙をついてヒマワリは一本の矢を放った。
「!?」
「・・・・パパお願い・・」
力尽きたのか倒れるヒマワリ。先ほどの矢は守鶴ではなくナルトに向かって放っていたのだ。その矢は先程までの炎の矢ではなく青いチャクラの矢、つまりヒマワリは自身のチャクラを全てナルトに渡したのだ。一気に膨れ上がるチャクラに呼応するように服のチャックが弾け額当ても吹き飛ぶ。だがナルトはそれに構うことなく我愛羅に向かって走っていく。そして我愛羅に到達し殴りかかるがすなにはばまれる。
「こん・・ちくしょうがぁぁぁぁ!!!!」
ナルトの渾身の頭突きが我愛羅に命中、それと同時に守鶴の体が崩れ去る。
(このガキ・・まるであの忍のようじゃな・・最後までこの戦いを見れんがまあ心配はないじゃろ・・)
口寄せの時間が切れ消えるブン太。背中にいたヒマワリもサクラがキャッチする。一方のナルトと我愛羅は互いににらみ合っていた。既に二人共立っているのがやっとだ。そして全ての決着をつけるため二人が互いに跳躍した。
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