小学時代を思い出そう!
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「林間学校⑦」
林間学校最終日。僕たちはバスに乗り込み一路、東京へ向かった。
帰り道は段々と寂しい気持ちになった。楽しい時間が終わりに近付いて来たのだ。過ぎてしまえば、あっと言う間の楽しい時間だった。
帰り道、高速を降りた後、バスの運転手さんがバスガイドさんを呼び、なにやら話していた。その内、担任の先生が呼ばれた。
「この先、渋滞しているようです」
どうやら、道が混んでいるようだ!!これには僕は、嬉しくてたまらなかった。まだまだこの気持ち、この時間を満喫していられるからだ!!
「わーいやった~渋滞だあ!!」
バスの中は、最後の盛り上がりを見せた。
「じゃあ俺歌うぜ!」
と、ゴウがジャイアンのようにマイクを持って歌いだした。それを見て、チョボオが自分の耳をふさぐマネをしたので、ゴウは殴るマネをして、みんな大爆笑になった。
いつしかバスは、出て行ったコンクリート工場の前の広い道路に着いた。そこには大勢のお迎えの姿があった。見ると婆ちゃんの姿もあった。
「ただいま~」
と、僕が言うと婆ちゃんはちょっと涙ぐみそうになりながら……
「おかえり」
と、婆ちゃんは言った。その後、婆ちゃんは担任の先生や、引率に来ていた校長先生に挨拶をしていた。
僕は友達に……
「じゃあまた!」
と、別れをつげ、婆ちゃんと家路についた。こうして僕の林間学校は幕をとじたのだった。
おしまい
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