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詩集「棘」

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affectionate essence



今日の想いは今日だけのもの
明日になったら昨日へ流せ
毎日新しい想いが生まれ
君への想い 絶えることがない

日々を綴る 手紙のように
いつか懐かしく紐解くのかな…?

affectionate essence
ポカポカの陽溜まりの匂い
こんな風に優しくなれたら
君は気づいてくれるかな
affectionate essence
雨上がり 山梔子の匂い
甘く漂い空へと広がる
恋しい君へと運ぶよ…


笹竹の葉には朝露が光って
なんだか流せない涙のようで…
君には新しい生活があって
過去へ消えてく僕は思い出…?

燕が囀ずる朝の街で
君を思い出なんかに出来ないよ

affectionate essence
ほろ苦いチョコレートの香り
どこか懐かしい 心擽って
君は想ってくれないかな…
affectionate essence
昼下り カフェオレの香り
甘く広がり 想い包んで
恋しい君へと運ぶよ…

affectionate essence
爽やかな夏草の匂い
春の櫻に冬の白雪
君は全て忘れてしまうのかな…?
affectionate essence
ポカポカの陽溜まりの匂い
こんな風に優しくなれたら
君に想ってもらえるのかな…?



 
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