歌集「春雪花」
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行き過ぎる
人ぞ空しき
初夏の日の
君ぞ会いたき
空を仰ぎ見
淡々と行き交う人達を見ていると、人とは忙しなく…なんと空しいものかと思ってしまう…。
こんな初夏の良い日和…蒼い空を見上げながら君は何をしてるのかと考え、そして…会いたい気持ちが沸き上がってくる…。
雀すら
片割れありて
笑いしも
われの傍えは
われの影なり
飛び交う雀にすら、共にあるものが側にいて…笑ってる…。
ふと私が横を見れば…そこには私自身の影があるばかり…
空しいばかりだ…。
君の傍えには…誰かがいるのだろうか…?
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