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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十九話 鮫島大尉!猿飛佐助は名作だ!その二十一

 攻撃しようとしている、その状況は二人も見ていた。それで慌てて言うのだった。
「おい、敵じゃねえ相手に攻撃するかよ!」
「自衛隊とは揉めてねえぞ!」
「それで何でいきなり攻撃されるんだよ!」
「それはないだろ!」
「いや、いきなり領空に未確認機出たらな」
「それがまして腐れ外道の持ちものだったらな」
「撃墜されるだろ」
 観客達の冷静な突っ込みである。
「ナチュラルにな」
「それは普通だろ」
「というか今まで攻撃されないだけ自衛隊も優しいだろ」
「というか自衛隊頑張れ!」
「そんな要塞撃墜してくれ!」
「さっさとな!」
「邪魔だよ、上で!」
 誰もが自衛隊を応援する、しかし二人は。
 慌ててだ、こう言ったのだった。
「くそっ、退散だ!」
「もう勝負も終わったしな!」
「さっさと帰るか!」
「自衛隊と戦っても金にならないぜ!」
「というか自衛隊ってな」
「まあ公に出来ないけれどな」
 だからだ、二人もこのことについては小声でひそひそと話した。
「悪田部さんの管轄だよな」
「あの人防衛大臣だからな」
「攻撃命令止めて欲しいな」
「せめてな」
 こんなことを話すのだった、だが。
 ここでだ、その悪田部が二人に通信を入れて来た。
「総理の指示だから無理だ」
「ああ、自衛隊の最高司令官の」
「あの人からですか」
「だからですか」
「悪田部さんもなんですね」
「そうだ、頑張って逃げてくれ」
 悪田部が今回二人に言うことはこのことだった。
「私から言えることはそれだけだ」
「ちっ、じゃあワープだ!」
「要塞もワープさせるぞ!」
「本来の置き場所異空間にな!」
「ついでに俺達も退散だ!」
 こう言ってだ、二人も消えたのだった。何はともあれ今回も二人は勝った。だが日帝衆との戦いは打ち切りか路線変更にならない限り続く。とりあえずその時まで戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!!


第十九話   完


                             2015・1・12 
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