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詩集「棘」

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繋がらない片割れの想い



ただ一人いないだけ
どうしてこんなに苦しい…
もう永久に会わない方が良い?
どうしたらこの人生(トキ)から開放される?

傍に寄り掛かれる人はいない
綻んだ僕の時間は
一人 断章で終えてゆく

繋がらない片割れの想い
そっと手のひらで包んで…
君へと届く想いを探す
いつかの夢は過ぎ去って
今を儚く褪せさせる


こんな淋しい日々を
どれだけ見送るのかな…
春の桜に夏夜の螢に…
秋も冬も一人切り 眺めるだけで…

一緒に歩いてくれないかな…
手紙は書きかけのままで…
未完の話は消えてゆく

繋がらない片割れの想い
ぎゅっと両腕で抱いて…君へと伝える言葉を探す
声 聞きたくて携帯見つめ
無理だと自分を窘める

繋がらない片割れの想い
そっと手のひらで包んで…
君へと繋がる愛を求める
いつの日か夢を叶えたい
未来(アス)を君と過ごしたいから



 
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