リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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第百四十三話 寮生活
前書き
すずかにホーリーストーンの居場所を絞って貰っている間。
現在大輔達は寮の食堂で夕食を食べていた。
クイント「はーい、みんな!!お待ちどーう!!」
全員【おお!!】
デジタマモン[我々も腕を振るいましたよ!!]
バクモン[タンタンメーン!!]
ゲンナイから雇われたデジタルワールドの中華街の料理人もとい、料理デジモンのデジタマモンとバクモンが大輔の味噌ラーメンを大輔に差し出す。
大輔「ん…やっぱりデジタマモンとバクモンの作ったラーメンは最高だな!!な、エリオ?」
エリオ「はい。父さんが作ったラーメンにどこか似てますよ」
大輔「へえ。なあ、デジタマモン。」
デジタマモン[はい?]
大輔「このスープ、何で出汁を取ってんだ?」
デジタマモン[それは教えられません]
大輔「な、何ぃ!?」
デジタマモン[企業秘密です!!!]
大輔「くっ…」
フレイモン[それにしてもデジタマモンはいつ見ても訳分からん生命体だな]
デジタマモン[あ、炎系のデジモンはあまり近寄らないで下さいね]
全員【何故?】
全員がデジタマモンの発言に疑問符を浮かべるが、次の発言で全員が…。
デジタマモン[暖まると私、孵化してしまうので]
コロナモン[もっと集まれもっと集まれ!!あいつの中身が見たい!!]
炎系のデジモン達がデジタマモンの周りに結集しようとするが、デジタマモンは即座に退避した。
ギルモン[ああ、逃げられちまったぞ…]
フレイモン[くっ…デジタマモン、あいつの中身は一体何なんだ…?]
フレイモンが悔しそうにデジタマモンが去っていった方向を見つめている。
はやて「まあまあ。今日のデザートは私の特製アップルパイやで!!」
ギルモン[本当か!?オラ、アップルパイ大好きだぞ!!その前にトイレトイレ…]
急いでトイレに向かうギルモン。
用を足し終わったギルモンは念入りに洗って水滴をタオルで拭う。
ギルモン[よっしゃ、アップルパイ♪アップルパイ♪]
ギルモンが嬉々として食堂に向かうと、テーブルにはアップルパイが残っていなかった。
ギルモン[っっっ!!!!!!?]
楽しみにしていた大好物のアップルパイが1枚もないことに愕然となるギルモン。
シャウトモン[よお、ギルモン。遅かったじゃねえか]
ヴィータ「やっぱりはやての作ったおやつはギガ美味いな」
ギルモン[シャウトモン!!ヴィータ!!お、おめえ達がオラの分のアップルパイを!!?]
ヴィータ「ああ、悪い悪い腹減ってて…」
ギルモン[ゆ、…許せねぇ…]
ヴィータ「は?」
ギルモン[オラ…おめぇ達だけは…ぜってぇに許せねぇ!!]
シャウトモン[いっ!?]
ヴィータ「ギ、ギルモン!?一体どうしたんだよ!?」
ギルモン[オラのアップルパイを…よくも…よくも…楽しみにしてたのに]
ズゴゴゴゴ…
ギルモンのパワーが凄まじい勢いで上昇していく。
ヴィータ「い、いつものギルモンじゃない!!」
シャウトモン[キ、キレちまったのか!?]
ギルモン[…オラのアップルパイを…よくも…よくも…盗み食いしやがって……うあああああああっ!!!!!!]
ドオオオオオオオオオン!!!!!!
ギルモンが超サイ○人張りの金色のオーラを放つ。
背後には赤い体毛のアレ。
シャウトモン[な、何い!!?]
はやて「ギルモンが超化したあ!!?」
賢「…す、凄い。何て威圧感なんだ…!!」
アリサ「賢、感心してる場合じゃないわよ」
ギルモン[わりぃが腹減ってたんだ!!よくもオラのおやつを盗み食いしやがって!!オラは例え家族でも、食べ物を盗み食いする奴は大っっっっ嫌いだ!!!!!!]
ヴィータ「ご、ごめんギルモン!!謝るから!!」
シャウトモン[落ち着けよギルモン!!]
ヴィータとシャウトモンが必死にギルモンを宥める。
自分達が悪いくせに…。
ギルモン[オラは怒ったぞおおおおおお!!!!シャウトモン!!ヴィータァァァァッ!!!!!!]
ギルモンの怒りは更にエスカレートし、黄金のオーラを放ちまくる。
そしてギルモンはある構えを取る。
ギルモン[10べえ!!]
チビモン[え?]
ギルモン[かーめー]
全員【!?】
ギルモン[○ーめー]
シャウトモン[おいちょっと待て!!そりゃいくら何でも不味いだろ著作権的に!!]
プロットモン[仕方ないわ。ギルモンの中の人はあの人だもの]
コテモン[他ジャンルネタ止めてください。]
シャマル「ギルモンたら、かめ○め波を撃ちたくて堪らなかったのね~…」
シグナム「暢気なこと言ってる場合か!!!」
ヴィータ「ちょ、ま、それ反則!!反則だから!!」
はやて「ちょ、落ち着くんやギルモン!!ストップ!!」
シャマル「流石にそれは不味いと思うのよ~。」
ザフィーラ「思い止まれギルモ」
ギルモン[波ーーーー!!!!!!]
ザフィーラ[ぬわあああああああ!!!!?]
ギルモンの掌から放たれた必殺の気功波はヴィータとシャウトモンに見事直撃し、とばっちりを受けたザフィーラは寮の外の地面に埋まっていた。
はやて「もう2度とするんやないで」
寮に空いた豪快な穴を背後に、はやてがギルモンを叱る。
シャマル「ギルモンは気功波を使えなくても充分可愛いし強いわよ♪」
ギルモン[……すまねえ]
リインフォース「ザフィーラの姿が見えないんだが…」
ロップモン[ザフィーラが埋まってるうううううう!!!!?]
後にこの事件は聖竜学園で“ギルモン超化事件”“ギルモン10べえかめ○め波事件”と呼ばれ後世に語り継がれることに…………。
なるわけなかった。
なのは「まさかギルモンが超化しちゃうなんて…」
ユーノ「なのは?」
なのは「ユーノ君!!ユーノ君も超化して超ユーノ人に…」
ユーノ「いや無理だから、スクライア一族を某戦闘民族と一緒にしないで」
ガブモンX[そうだよなのは。超ユーノ人じゃなくて超フェレット人だよ!!]
ユーノ「君も!!?」
ヴィヴィオ「いや、違うよ!!超スクライア人だよ!!」
ユーノ「ヴィヴィオ、君もかああああ!!!!」
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