戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その十三
「普通の人よりも厄介なことになるからな」
「だからですね」
「最初からそうしたことにはならない様にする」
「スキャンダルにならない様に」
「処世術ってやつですね」
「その通りだ、誰とでも遊んでいいというものではない」
アイドルに手を出せばそれこそファンに睨まれる、尋常ではないレベルで。
「死にたいのなら別だが」
「そういうのって病気だけじゃないですからね」
「遊ぶ相手も見ないと」
「ヤクザの奥さんとか娘さんとかでも」
「死にますからね」
「消されますから」
「そうだ、そうした職業の関係者と関係を持つとだ」
この場合は不倫関係を持つということである、暴力団関係者の細君なり愛人なり娘さんなりだ。特に細君の場合が怖い。
「ばれると怖い」
「袋じゃ済まないですよね」
「それこそ南港ですよね」
「そこでコンクリートと一緒に海草みたいにゆらゆら」
「底の方で」
「そうなるからだ」
だからこそ、というのだ。
「遊ぶ相手は選ぶことだ」
「はい、肝に銘じておきます」
「命じるんじゃなくて」
「死にたくないんで、俺達も」
「天寿を全うするまで遊びたいですから」
二人は欲が深い、だからこう言うのだ。
「まあそういうことで」
「遊ぶ相手はちゃんと見るつもりです」
「ヤクザ映画みたいなことにはなりたくないですからね」
「そこは気をつけますんで」
「その方がいい、では今回は京都だ」
また戦いの話になった。
「府立動物園の前にコートがある」
「そこで、ですね」
「戦いですよね」
「勝てばだ」
それでどうなるかというと。
「ボーナスが出る」
「小林恵美さんの写真集、DVDが」
「そして金が」
「出るんですね」
「頑張りますよ」
二人は意気込んで言うのだった、そしてだった。
二人は今回はヘリで出撃した、チョップリッターは光速で大阪から京都まで移動した。そして意気揚々と洗浄に到着すると。
京都の不良学生達が二人のヘリに群がってだ、そして。
めいめいマジックを出して落書きをしてだ、こう言うのだった。
「きったねえヘリだな」
「免許持ってんのか!」
「落ちる様に呪いの言葉書いておいてやる」
「負けて逃げる時に墜落しろ」
こう言いつつ馬鹿だの阿呆だの地獄に落ちろだの外道だの糞虫だの卑怯者だの下衆だの最低野郎だの書いていくのだった。
「今度こそ負けろ」
「負けてそのまま動物園に行ってライオンの餌になってろ」
「卑怯なことばかりしやがって」
「俺達だって人間としてのルール守ってるんだぞ」
「突っ張ってても人の道は忘れてないぞ」
「傾いてるんだよ」
それが彼等の不良道だというのだ。
「それなのにこいつ等ときたら」
「人の道に外れたことばかりしやがって」
「くたばれど外道」
「アカメが斬る!のワイルドハントみたいな奴等だ」
「全くだよ」
「うるせえ!人のヘリに落書きするな!」
「黙って聞いてりゃ好き放題言って書きやがって!」
二人はその不良達に新兵器ビームバズーカを出しつつ反論した。
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