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ONE PIECE 〜音姫航海日誌

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第5話

 
前書き
どもども(・ω・)早朝の投稿になっております。
仕事中ちょっとずつ書いてたので、少しと言うかすごく違和感まみれかもしれませんが…

では♪お願いいたします♪
 

 
「島だぁぁ!島が見えたぞ〜!!!」

「おっ!ほんとか!」

「やっとだね〜…。もうヘトヘトだよぉ〜…」

「……ん…」

ガープと接敵してから丸1週間。船に水は入るし嵐で帆が破れるしでなんとか島に到達した。いやぁ初っ端から船ボロボロって…。

「ん…あれってか港にある船…殆ど海賊船じゃあねぇか?」

「ん〜…なんだろう…多分海賊船だね〜」

「ここ…街のある…島…みたい…」

「どうりでな。また一悶着ありそうだけど…上陸するか。」

ボロボロになった船は港に向かいゆっくりと進んでいく。




なんだとてめぇ!!

やっちまえ!!



港に着くとまず初めに聞こえてきたのは怒声。その次に罵声。思いっきり海賊の為の港の様なものじゃないか。

「まともに修理できるのかなぁ〜?」

昔のローグタウンみたいだ。

「ん〜…。あそこは2400万。そこは3300万。賞金首だらけじゃねぇか。」

ん?ニュースクー…たしか新聞運んでる鳥だよな。とってみるか。

「ん?アテナ新聞読むの〜?」

「セイラ…違う。新聞…読めるの?…が、正解…。」

お前らひでぇ!?!?

懐から金を出しヒラヒラさせてると気付いたのか急降下してあたしの目の前に降りてくる。

「げっ!?…思いの外金とるねぇ〜…すこーしまけてくれね?」

「くぇーーっ!」

「そんな事言わずにさぁ…」

「鳥と…会話…してる…」

「ここまでだと思わなかったわ!?」

だからひどい!?…。

きちんと決められた金額を取られ新聞を開く。

「ぁ、そうだそうだ。ホルスト〜、隊の奴ら連れてできるだけ食料多く買い込んできな〜。ぁ、Mr.5連れて行きな。」

「何故俺がそんな事を」

「あたしの船にいる間は船の船長はあたしだ。仲間も開放して好き放題させてやってんだからそれくらい我慢しやがれ。」

「…了承した。」

「了解ですお頭。おら行くぞドレッド男」

「ベルダンは船大工ら守ってやりな〜。どうせ攻撃してくる馬鹿どもいやがるんだろうし。念のためヘイラはそっちについてくれ。」

「ん…」

「了解した。(わたくし)めは船をお守り申す。」

「セイラはMs.バレンタインとそいつらの配下を連れて資材頼むな〜。」

「わかったよう〜♪」

「どうせ拒否権はないんでしょ?」

各々が動き始める中、あたしは新聞を開く。

「まずは革命軍…ここはまぁあまり興味がないとして……。」

問題は次だ…。

《アイギス海賊団、海軍中将の船を沈める》
先日、名を挙げ海へ乗り出したアイギス海賊団が海軍中将の船へと攻撃をしかけ、沈めると言う事態が起こっていた。海軍側は、これを把握した時点で懸賞金の跳ね上げを行った模様。また、海軍側からの細やかな情報を開示されてはいないが、本部中将と言うのは本当のようだ。

船長・音姫 アテナ

懸賞金1億9800万ベリー

副船長・紙姫 セイラ

懸賞金1億ベリー

総隊長・斬姫 ヘイラ

懸賞金1億2600万ベリー

一番隊隊長・足技 ベルダン

懸賞金2400万ベリー

二番隊隊長・槍士 ホルスト

懸賞金1100万ベリー

なんで全員の懸賞金が増えてんだよ。あたしらが何やったよ…。あ…海軍の英雄と呼ばれるやつの船沈めちまったんだっけ…。

「やっちまった……」

新聞を畳み木箱に挟む。

とにかく、あいつらには一応知らせとくかな。

木箱から立ち上がり船を一瞥してから何をするか考えながらも船から離れる。




その頃。





なんだてめぇ!どこに目ぇつけてやがんだ!ぶっ殺すぞ!

なんだと?てめぇに言われたかねぇよ!

ホルストSide

「捕まった時から思ってたんだが、なぜお前はあの女の配下でいる。確かに強いがそれが何だ?」

あぁ?俺がお頭の傘下に入った理由を聞いてるのか。

「俺は…いや、俺たち元スピアー海賊団はな、海賊が嫌いなんだよ。でも海賊に買収されてる海軍を見て、あぁ、こういう奴らがいるから俺は海軍にならなかったのかってな。海軍は確かに民衆の味方だ。だが海軍はそれこそ海賊よりタチが悪い。民衆に信用されてるからな。だったら海賊になって、海賊を狩る海賊になろうって旗揚げをしたんだ。その矢先さ、俺がお頭に会ったのは。あの人に着いて行けば、強くなれる。皆を守れる。だから俺達スピアー海賊団は同盟を組んでたアシガイ海賊団を誘ってあの人の傘下に入ったのさ。元々はあの人ら三人で旗揚げするつもりだったみたいだけどな。」

「民衆を守り海賊を狩る海賊?ふん。そんなもの、偽善にしかならん」

「だからだよ。偽善を続けりゃ嫌でも善に思える。海賊なんてぇものは次から次へと湧く様に現れる。だからあの人は仲間を集めつつ航海を続けるんだ。いつ、何時海賊に征服されるような事があっても、いつでも動ける様に。民が信じるように、大方あの人の考えは、単純に考えれば海賊王になるのとなんら変わらん。」

「………」

「あの人は自分の私利私欲の為に動く海軍ですら潰すつもりだ。あんたらの言う組織とやらも、どうせ全面戦争するつもりだろうよ。」

「…もういい…」



セイラSide

「ふん♪ふん♪ふふ〜ん♪」

「…………」

「「「「「「「「「「」…………」」」」」」」」」

「あれぇ〜?皆んななんでそんなに元気ないの〜?」

「逆に何故あんたはそんなに元気なのよ…。」

「え〜?なんでだろ…。なんでだろね〜?」

「いやなんで私に聞くの?」

「逆になんで私に聞くの?」

「それは私のセリフでしょ!!!」

「知らな〜い」

「ぇ………はぁ…なんで私がこんな奴と一緒に…」

「私といるの嫌なの〜?」←こんな奴

「バカっぽいけど頭はキレるし…強いけどどこか抜けてるし…かと思ったら急に頼りになるし…」

「なにそれひっどーい!みすちー酷〜い!」グサッグサッ!グサ…???

「み…みすちー?」

「うん。Ms.バレンタインだからみすちー。Ms.バレンタインちゃんなんて呼びにくいでしょ?」

「へんな呼び名つけんな!」

「「「「「「「「「「(さっきまでの気まずさは何処へ?!)」」」」」」」」」」



ヘイラSide

《以下略》

「え……」

「ふむ…何故でしょうな」

「「「「「「「「「「俺らにも見所をください」」」」」」」」」」(ジャパニーズ土下座)





バキッドゴッ‼︎メコッ!プシュー…。



「全く…海賊多すぎだぜ…あたしに挑んで来るのは良いけどさぁ〜…」

拳を握り思い切り力を込め、剣を持って向かってくる相手を剣をへし折りつつ殴り飛ばす。

「もっと骨のあるやつはいないのかい?全く。」

ま、グランドラインに入ってきてから少し海賊のレベルが上がったがな。

熊のような大男が、鉤爪のついた武器で挑みかかってくる。

「懸賞金2400万。熊爪・ベア・ヴォルフ、そこそこだな。懸賞金の理由は街を占拠そして街人の大量殺人、迎撃の海軍を皆殺しにしたって所か。ふむ、死刑」

「なんなんだ!てめぇわぁぁぁぁ!」

波天硬(はてんこう)

ゴキッッ!!!!

ヴォルフの首が絶対曲がっては行けない方向へと曲がる、と同時に後ろに向かって倒れる。まぁ、仰向けで倒れても顔は地面とキッスしてる訳だが。


「……ふぅ…これで3つ目だぞ。イテェ…まだ足も治りきってねぇってのに。少し…………いや…結構疼くな」

イッテェェェェェ!!!…く…くくくく…が…我慢だ。アテナ…我慢だぞ…アテナ…我慢だぞ…。

ドンッ!

「あ?なんだてめぇ。腹減ってんのか?」

「痛い……。もう今度は誰…だ……ん?」

「ん?なんだ?うちの顔になんか付いてるか?」

「船長、どうかしたんです…っ!?船長!離れてください!この女…俺の記憶が正しけりゃ億越え…音姫アテナです!」

「億?誰だそれ」

「知らないんですか!?今や有名人ですよ!船長は1億9800万…その他に1億、1億2600万、2400万、1100万の総合懸賞額4億5900万の大型海賊団の船長です!なんでこんな所に……」

え〜…もう有名になってるし…。悪い意味で。

溜息をつき項垂れるアテナに船長と呼ばれた女性が目を輝かせる。

「へ…へぇ〜…こいつ倒したら…飯いっぱい食えるかな?」

「ええもちろん!食費も大分浮きますし……て違います!?変なところで話をずらさないでくだせぇ!?」

え〜。あたし食費の為に捕まんの?ヤダよそんなの。って言うか…こいつは…。

「6900万、大喰らい・ジュエリー・ボニーだな。特に目立った動きをして無かった気がするけど。こいつらみたいになる?」

そこら中に倒れ伏している海賊団。その中には3名の船長が見える。って言うかよくここを通り抜けようとしたな。そこにあたしはおっかなびっくりだと思う。

「…この女…1人でこの人数を潰したってぇのか…。流石…1億9800万はだてじゃないってことだな…。」

「よし、じゃあんたらとあたしらの海賊団とで同盟組もう。それだったら戦わずに済むじゃん。あんたら特に民間人襲ったりはしてないし。」

足が痛くて戦いたくないとか。絶対言えない。それに6900万なんてそこらの海賊の倍あるし、下手に強かったら強かったで私の足が(主に我慢出来ないが強い)耐えれない。同盟だったら戦わずに済むし、あたし!天才かも知んない!?

「いいぜ。」

「「「「「「「「「いいんかい!!!ぁ、すんません。…もう一度……いいんですかい!?!?」」」」」」」」」

「お前ら仲良いな〜。よし、じゃ成立!じゃあなぁ〜。」

「あ、待てよっ!うちはジュエリー・ボニー!それでさ!こう言うのって宴をするもんじゃねぇのか!?!?」

「あぁ、あたしはアテナ。好きに呼びんでくれ。んで、宴?するもんなのか?」

「ああ!仲間が増えたら宴をするのが当たり前ってもんだぜ!?」

「マジか!?!?初知りだそれ!よし!じゃああたしらの船に来いよ!もてなしてやるぜ?」

「お!分かるじゃねぇか!おい!船の仲間も連れてこい!」

「ん?それなら船ごと来ればいいと思うぜ?」

確か…あたしらが止めてる港は…。

「お前ら止めてる港はどっちだ?」

「あっち…かな?」

「いえ、船長逆です。北ですよそれ。南の港です。ここはシコウ島って言って港が北東西南北の四方向にあるって教えたじゃないすか…。」

「じゃ、あたしらは北の港いるから、船で回り込んできなよ。宴か〜…思えば初めてするかもしれねぇな。」

「じゃあ行くから待ってろよ!」

走って船に戻っていくボニーの後ろ姿を見ながらアテナは1人、呟く、

「面白い奴だな。息合うかも…」

注・似た者同士という意味で。

おい、誰だ上の注意書いたやつ。吊るすぞ。










ホル・セイ・ベル「「「えぇーーー?!?!同盟を組んだ(の!?)(のですか!?)ですかい!?!?」」」

「………少し…驚いた…」

アテナはすぐに船に戻り、コック達に宴の準備を頼みセイラ、ヘイラ、ホルスト、ベルダンの四人を船長室に呼び、先程の一連の流れを説明していた。

「ん。相手はボニー海賊団ってぇんでまたそれが面白い奴らなんだよ。いや〜あのコント早くみてぇなぁ…。」

「いや、面白いか面白くないかじゃなくてちゃんと説明してよぉ〜!」

「そうですぜ!頭!少しどころか結構びっくりしやしたぜ!懸賞金上がったってぇ話よりもびっくりしやしたぜ!」

「アテナに…まともな説明…求めても…無駄…言語力…皆無…」

「ふむ…。確かにびっくり致しましたが、まだ理由を詳しくお聞かせ頂いておりませんな。それにしても何故ゆえに急に同盟など??」

みんなが思い思いの反応を見せる中、本人はすっぱり気持ちいいくらいに本音を吐いた。

「いやぁ〜特に悪さも聞いてないし?それに足痛くて戦いたくなくってさぁ…。それで話持ちかけたら快くOKしてくれたぜ?」

「「「はぁ〜〜〜…」」」

「そんなところ…だと思った…。」

「まぁ、アテナだからしょうがないね」

「お頭だからしょうがねぇですぜ」

「お頭殿ですから仕方ないでしょうな」

「アテナ…だから…これで…納得」

「お前ら揃いも揃ってあたしを馬鹿にしてんのか?」

「全然」「全くですぜ」「そのようなことはありません」「別に…」

「ぐぁぁぁぁぁ…あたしの立場がぁぁぁぁぁ……。」

仲間達の(馬鹿にした)態度に頭を抱えるアテナ。とそこに船員が一人駆け込んできた。

「船長!海賊船が近ずいてきやすぜ!」

「ん、分かった。ここに通してくれ。相手がボニー海賊団だったらな?勿論、違ったら迎撃する。」

あたしも…勉強するべき?色々と。

「アテナ〜?今」「到底…」「無理なことを」「考えませんでしたかな?」

だからその連携プレイやめろぉぉ!むかつくんだよ!…………泣きたい…。あたしに人権はねぇのかよぉ…あとプライバシー…。

ドカドカドカドカ…バーーーン!!

「アテナ!お前本当に海賊船の船長だったんだな!」

「船長!敵船です!もうちょっと警戒心あっても良かったんじゃないですか!?って言うかノックしましょうよ!」

あ、そこなんだ。突っ込むところ。

「「「あ〜なんかすんごい」」」

「納得……」

「「「うんうん」」」

「おぉーまぁえーらぁぁぁ!もう用は済んだなら遊んでねぇで出て行け!あたしの心抉って楽しいか!あん?!楽しいのかよ!!」

ふぅ!ふぅ!ふぅ!ふぅ!最初からそうしとけってんだ。

そそくさと部屋から逃げていく部下達。

「へぇ〜…ここがお前の船長室か。広いなぁ〜…あ、飯ねぇのか?」

「飯なら後でたらふく食わしてやるよ…あ〜疲れた…。さてと、本題に入ろうかな。」

「ん?どういう事だ?」

「まぁまずはだな。あたしら、アイギス海賊団と同盟を組むのか傘下に入るのか、どっちだ?同盟にしても傘下に入るにしてもあたしらは海賊、海賊の同盟には裏切りがつきものだ。でだ、まずは裏切る、裏切らねぇの合否を聞きたい。裏切るかもしれないなら傘下として配下に入ってもらう。同盟なら基本自身の船で自由航海だがお互い、何かあったら助力をする。という事になるんだが?」

後ろのやつが何かを言う前に、ボニーが腕で静し目が真剣なものへと変わる。

「どういう事だ。それは、あたしらが裏切るってぇのを全面的に出した話じゃねぇか?」

「そう言ったろ。海賊団の同盟は裏切りがつきものだと。それはつまり、あたしらがボニーを切り捨てる可能性もあるという話だ。」

「切り捨てる?別にそれはそれでいいぜ?うちらは海賊、本当なら馴れ合いはしねぇからな。うちらは…自身の海賊旗を捨てるつもりはねぇ。かと言って同盟を組むか組まないかってぇ言われると組みてぇ。」

「なら話は同盟として進めようか。」

あたしは机の上のでんでん虫を掴み通話をかける。

プルプルプル…プルプルプル…ガッチャ。

《あたしだぜ。フィー。》

《お頭ですの?どうされまして?》

《いや、船大工隊班長のお前なら分かるかと思ってよ。第二倉庫に予備の海賊旗が何枚かあるの覚えてるか?》

《あ〜あれですか。それかどうかいたしまて?》

《数枚ちょっと船長室に持ってきてくれるか?》

《了解いたしましたわ》

ガチャ。



「どういう事だ?」

「同盟をするにあたって五つ。これはあたしらアイギス海賊団の掟ってぇもんだけどよ。まぁお前らにも押し付けるのはお門違いってもんだが、聞いてくれるか?」

「あぁ。」

1から5ある掟を順々に説明していくアテナ。

「そして最後に一つ、同盟の印としてボニー海賊団はアイギス海賊団の旗を共に掲げてほしい。それはあたし達も同じ事だ。つまり、ボニー海賊団はボニー海賊団とアイギス海賊団の二つの旗を掲げて、あたしらアイギス海賊団はアイギス海賊団の旗とボニー海賊団の二つの旗を掲げる。それが同盟の証だ。」

「それはつまり……」

「二つの旗を掲げる海賊船ってことだ。」

「……いいぜ。特に考える必要もねぇや。やろうぜ、同盟。うちらは…裏切らない。ここに誓うぜ。」

「ならあたしらも誓う。」

コンコン。

「入れ。」

「失礼致しますわ」

そこには畳まれた海賊旗を数枚持って入ってくる黒髪の女性が立っていた。

「紹介するぜ。こいつはフィル、アイギス海賊団の船大工隊班長だ。」

「あら、お客さんでしたの。初めまして、フィルと申しますわ。戦闘はあまり得意ではありませんけど、技術面だけは自信がありますわよ」

「うちはボニー海賊団船長、ジュエリー・ボニーだ。」

「よろしくですわ。さてと、ならこれは置いてささっと退散いたします。失礼。」

「さてと。お前の海賊旗も後でもらうとして…」

「はぁ!?うちらの海賊旗をとるつもりか!?」

「違う違う。予備のを貰うだけだ。この海賊旗もボニーが持って行ってくれ。よし!めんどーな話は終わりだ。宴行くぞ宴!」

「そうか…って宴!?おい!ピザはあるのか!?!?」

「ピザ?さぁ、ま、いるんならコックに頼めよ。お前はもう、あたしらの仲間だ。」

「そ、そっか…。なんか、照れちまうじゃねぇか。」


甲板に出るとボニーが船員に何やら話、旗を渡していた。するとすぐに戻ってきた船員はあたしらのとは違う旗を持ってくる。

「これがうちらの海賊旗だ!」

「へー!!これが…」

広げてみると………。

「ピザ?」

「ああ!あたしの好物なんだ!旨そうだろ?この旗!」

いや旗かよ!?って言うかこれを掲げるのか…ま、いっか。これはこれで可愛いし。


「アテナ〜お話は終わったの?」

「ああ、順調に終わってくれて助かったわ。」

「…アテナ…宴…準備できてる…」

「お頭殿、料理は既に運んでありますぞ」

「お頭!酒もいっぱいありやすぜ!」

「おお!ピザっ!ピザっ!ピザあるか!?」

「あ〜…お頭?」

「ボニーの事は…まぁ…」

「ボニーさんとでも呼んでくれていいぜ!」

「じゃ、姉貴でおねがいしやす!」

「いやなんでだよ!?!?ぁ、そうそう、ホルスト、コックにピザ頼んでくれるか?少し多めに。」

「ピ…ピザ?へっへい!今すぐ行ってきやす!」


「全くあんたって…一悶着あったと思ったら仲間増やしてたのね。」

「…もうついて行けん…勝手にしてくれ…」

「そーゆーなよ。Mr.5、Ms.バレンタイン、これもあたしってことでおいおい受け止めていきな。あんたらにも船員になってもらう予定だからな。」

「「え〜〜…」」

「なんだその顔は!?!?嫌なのか!?!?」

「あっはっはっはっは!ケッサク!あ〜…アテナの仲間はおもしれぇな!それよりピーザー!!!!あった!!」

「はぁ…これからも疲れそうだ。」

「主に…うちらが…疲れそう…」

「うぉ!?いつの間に!?!?」



同盟は無事結ばれ、アイギス海賊団、ボニー海賊団共に、宴へと流れ込んだ。









「ピーザー!!!!おーかーわーりーーー!!!」

「はぇーーーよっ!?!?」






































 
 

 
後書き
文字数の方は1話あたり4000〜8000程度を目安にしてるので♪
亀更新な作者ですが今後とも宜しくお願いします♪ 
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