フェアリーテイル ~光&影使いの少年~
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No.1 プロローグ
前書き
誤字脱字があったら言ってください
よろしくお願いします。
ここはハルジオンの街。
俺は立ち寄ったこの街の、魔法屋に来ている。
自分の使う魔法意外知らないので、どんなものがあるか知りたかったからだ。
カラン、カラーン、………
扉をゆーーっくりと開けると
いらっしゃいませ、という言葉で温かく歓迎される。のではなく、
「えーー!!この街って魔法屋一軒しかないの?」
というおんn……コホン、女性の声に歓迎(?)された。
金色の髪を斜め上の方で縛っていて、すごく短いスカートの、とにかくエロい服装の女性だった。
期待してただけに歓迎されてないと虚しいので歓迎されたことにしておく。
俺に気付いてないのか、店員らしき人物とその女性の会話は続く。
つーか店員、俺には挨拶ねーのか?
…………え、もしかしてガチで気づいてない系?
マジ店員に気づかれないとか生まれて初めてだわ。
うっわ、悲しー。悲しすぎて笑っちゃうわーーー。
笑笑笑笑笑笑わr…………やめよう。虚しすぎて死ぬ。
つーか、いい加減気付いてくれませんかねぇ。
――――と、そんなことを考えている間にも会話は続く。
「あーあ、無駄足だったかしらねぇ。」
「まあまあ、そう言わずに見てってくださいな。新商品だってちゃんと揃ってますよ?」
「あたしはゲートの強力なやつ探してるの。――――う~ん、あ♡ ホワイトドギー!!!」
ゲート……門?へぇ、そんな魔法があるのか。知らなかった。で、その中にホワイトドギーなんてものがあると。
それにしてもホワイトドギーって ……白い子犬?ププッ、全然強力そうじゃないんだけど。
あ、それとも名前に反してすげー強いとか?
「そんなの全然強力じゃないよ?」
あ、やっぱり強力じゃなかったか。
「いーのいーの♡探してたんだぁー。いくら?」
「2万J。」
あれぇ?強力なやつ探してたんじゃなかったっけ。俺の聞き間違いだったっけ。うーーん。ま、いいか。そういうことにしとこう。
「お・い・く・ら・か・し・ら?素敵なおじ様。」
なんだ?あいつ。値段なんてとっくにわかっているだろうに。
もしかして値引きしたいのか?あー、いるよな、自分の価値を高く見積もっている奴。
あいつじゃ、1000J値引くのがやっとだろうに。
そういえば、あいつに聞けばいろんな魔法分かるんじゃね?
よし、魔法を教えてもらうために2万くらいおごってやろう。
「はぁ、わかったよ。1万9000Jでいいよ。」
お、安くなった。よし、予想と違う金額になる前に(まあ、ならないだろうけど)早くおごろう。
「本当はおいk…「ほい、1万9000J。」…え?」
うわ、やめてそのこの人いたっけ、みたいな顔。
結局そういう顔される運命なら、せめて本当におごってもらっていいんですかみたいなのにして下サイ。
うん、店員さんもやめようか、そのリアクション。結構傷つくから。
「ま、まいど。ところでその、いつからココに?」
グサッ
う、………今何かが刺さったような気が。
てか、トドメ刺されたよね、ね?……………はぁ、なんかもう疲れた。
返事、しなくてもいいかな。魔法のことはあいつに聞くんだし。この店員さん、もう用なしだよね?
「いや?ところでそこの女。ちょっと付き合ってくんねーかな。
魔法の種類について知りたい。田舎から出てきたばかりでよくわからないんだ。」
「えっ!? ………あ、まあいいですけど。ところであなたは誰ですか?」
「俺はジン・レーリス。ジンって呼んでくれ。あと敬語じゃなくていいぞ?」
「うん。私はルーシィ。よろしくね。――――――それであのぉ、
とりあえずココ、出ない?」
「そうだな。」
店員のトドメの攻撃は軽く受け流し、本題に入った。
しかし、物わかりいいな。そういう奴は楽に話せるので助かる。
ついでに、そのルーシィがこの魔法屋を出ようと言ったのは、店員がどうしていいか分からずオロオロし始めたからだろう。
店員さんを横目でチラチラ見ながら言っていたので間違いない。
後書き
ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。(`・ω・´)
感想お待ちしてます。
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