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~転生者物語~緋弾を守りしエネイブルと黒き白夜叉

作者:hidezaru
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2弾 バカは死んでもバカのまま! ガンプラバトルスタート!!

 
前書き
ラウラちゃんの存在を忘れてた……でもあんまり軍人に見えないよなぁ~。 幼女だし。

 

 
[第一回戦a!! 霧雨闇夜vs坂田飛鳥!! 強者達よ、闘い抜け!!!]

hidezaru、もっとましな紹介しろよな。 いや、バカは死んでもバカのままか……ちなみに俺がその権化だ。

[さてさて茶番は置いといて]

茶番かい!!

[口引きで乗る機体を選ぶから、この箱から引いてくれ。 全てUC性な]

なるほど、これなら平等だな。 機体性能は平等じゃないけど。

[ちなみに二人はどっち?]

この場合はジオンか連邦か聞いてるのだ。 

[ジオン] [連邦]

おお!! 見事に割れた。 俺がジオンで闇夜が連邦な。

[それじゃ飛鳥から引いてくれ]

俺は言われた通りにジオンと書かれている箱に手を入れ、思ったより多かった四つ折り紙をまさぐり始めた。

(ゲルググこい~。 ケンプこい~)

私欲ただ漏れの念で引いたのは━━《MS-06G 陸戦高機動型ザク》だった。 性能は……たしかグフと同レベルだったはずだ。 
正直言ってビミョーだな。

[んじゃ次闇夜なぁ~]

hidezaruは俺の事をスルーして、闇夜に連邦と書かれた箱を突き出してる。 闇夜は返事してから箱の中に手を突っ込み、適当な紙を引っ張り出した。

[それじゃのポンッ♪]

ポンッ♪ と音をたてて扉が表れた。 これなにって視線を送ると、

[二人はこの中に入ってガンプラを作るの、改造は有りな。 制限時間はナシ。 けどあの扉と此方では時間の流れが違うから、出てきても1分もたってないから安心して作りたまえよ♪]

おめぇの安心は安心じゃないんだよ。 闇夜が入ったのを見てから文句言おうとしたその時、

[いいから入れ!!]

hidezaruの垂直跳びドロップキックを位、扉を壊しながら部屋に(強制的)入ったのであった。いった!!



[出来たぜゴラァ!!]

ゲシッ!! 扉を蹴り壊して部屋からでる、一週間かけて作った俺の自信作だぜ!! これで1分起ってないなんて…パネェなhidezaru。

[俺も出来た。 結構楽しかったな]

そう言いながら出てきた闇夜の手には、元がEz8だと思われるガンプラを持っていた。 俺は腰のポーチ(マガジンはない)の中に閉まっている、敵に見られて対策はたてられたく無いからなぁ~。 闇夜はわかってんのかね?

[それでは皆さんお待ちかねの……機体紹介だ!!]

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 鳴り響く閧の声の中で俺は気付く、バカだったのは俺だとな(泣)


[二人共この台座の上に、ガンプラを置いてくれ]

言われた通りにガンプラを置くと、台座の下部分が沈んでいきガンプラが見えなくなった。

[さぁ会場の皆さま、上をご覧なさいっ!!]

反射的に上を向くとそこには、俺達のガンプラのデータが流れていた。

機体データ

陸戦高機動型ザクR-2

バーニアと武装の見直しが行われた陸戦高機動型ザク、この計画の時にはドムが配備されていたため、この計画は本機にしか行われていない。 飛鳥は近接戦を得意とするため、ジャイアントバズーカはそうびしてないが、ガトリングMGとシールドグレネードが追加されてる。

武装 ヒートホーク、ガトリングMG、シールドグレネード、頭部ガトリング

カラーリング 黒


EZ-8改

バーニアを増加と見直しが行われたEZ-8。 しかし、この計画は0083戦役直前に開始されたために一部では、『ジオン残党の反乱を予期した機体』とも言われている。 しかし残念ながら、この計画は本機のみしか採用されなかった。
特に変わった点は武装コンテナを廃止、パワードジムから流用している。 

武装 ビームライフル、ビームサーベル×2、シールド

カラーリング 白


う~む。 これは俺と闇夜は同じ考えで作ったな、下手な改造よりアップグレードした方が初心者でも簡単だからな。

[さてそれでは……ポチっとな♪]

ポチッ♪ ガシャン! ヒュン。 
気がついたら俺は空中にいた。 思考を0にして考えると、1,hidezaruがボタン押す 2,地面が開く 3,ボッシュート♪ 
誰がやったか→hidezaru。 殺すべき!!  以上0,00002秒の思考だった。


気がついたら俺はMS格納庫にいた。 なんか最近気がついたらが多いな、武偵が不注意なのはいけいな。
何となく後ろを見ると、俺が作ったガンプラの1分の1スケールがあった。 そしてもうひとつ━━ゴゥンゴゥン

(この音は確か……ガウ攻撃空母の飛行音!)

となると俺はガウ攻撃空母の格納庫の中に要ることとなる━━後、

(この服は『ユウキ・アスカ』だった時の服)

つまり軍服。 hidezaruは芸が細かいな、髪の毛は銀髪だけどな。 まぁいい、ガンプラバトル……楽しましてもらおう。 
hidezaruの事だから本家より面白いかもな。 そう考えたら俺はいてもいられず、MSデッキを駆け上がり、陸戦高機動型ザクに飛び乗った。 操縦桿は昔のままだったので、特に手こずることなくMSを起動させる。 あ、この燃焼材はジオン製品だ。 

(hidezaruは芸が細かいな。 リアリティーがありすぎるぜ)

そうこうしている内に全ての機能が立ち上がり、ガウの腹の部分が開いていく。 そこで俺はお決まりの

[ユウキ・アスカ改め、坂田飛鳥! 陸戦高機動型ザク出撃する!!]

ブースターペダルを強く踏み込み、空に身を━━機体を飛ばす。 さて今回の戦場は……

(都市の回りに深林があるか……)

降下地点は深林だけど、格闘戦スキーな俺は都市部のほうがいいな……よし、地面に着地したら都市部に向けて進もう。
ズシン━━んなこと考えてたら着地した。  さて、殺ろうか。

◇  ◇  ◇葉川side

[戦闘開始から10分経つけど、全く動きが無いな]

飛鳥の事だから突撃バンザイしてると思ったのに、以外と慎重に動いているな。 

[動きが無さすぎてツマンナイ]

霧ちゃんは飽きて来てるけど、何故だろう? 手に変な汗が浮かんできたぞ? 焦れったいからかな?

◇  ◇  ◇飛鳥side

[あぁ、焦れったい!!]

遅い!! 遅すぎる!! 心理戦を仕掛けて来たのなら、大方成功してるな。 上をとったんじゃないか、内心ビクビクだからな。 これなら銃撃している方がましだぜ、なんも考えなくて済むからな。 
ズシン  ズシン  

(…… ようやくお出ましか)

MSが歩く時の地響きは結構響く、そのため音で距離を判別することは不可能。 専用の機械が必要だ。 俺はその機械に電源を入れ、距離を測る。

(3K先か……こっちに向かって来てるな)

どうやら居場所はしられてないな、これはラッキーだ。 しかし武偵憲章7『悲観論で備え、楽観論で行動せよ』一見矛盾してるようでしていないんだよなこれが。 とにかく、場所はバレてると考えよう……ならば!!

(一気にいけよ俺ェ!!)

飛鳥はビルから機体を反転し、正面にEZ-8を構える。 そのままガトリングMGをブッ放すが、

(かてぇなおい!!)

闇夜は不意打ちで倒されないように、元々堅かったEZ-8にガンダリウム鉱石でも仕込んだんでしょう。 飛鳥の陸戦高機動型ザクから発射されたガトリングMGの弾は━━ガンガン━━弾かれてますな。 飛鳥はガトリングMGを撃つのをやめ、そのまま肩部グレネードを放つが、バルカンによって迎撃されてしまった。 EZ-8は反撃のビームライフルを放つが、陸戦高機動型ザクはそれを交わし、その場所から撤退していった。 

[くそっ!! 後ろから叩いてやる!!]

ここら辺の地形は京都市のような、十字通りになっている。 飛鳥はその地形を利用し、ブースターを吹かして擬似スラスター移動で回っていく。 右、右、右、右

[ここだぁッ!!]

飛鳥の読みでは後ろを取れたはず……だがしかし、

[ここだぁ!!]

読み勝負は闇夜の勝利だった。 飛鳥が見たのは自分に向けられた、ビームライフルの銃口だった。

[うっそぉん!?]

飛鳥は寄生を発しながらもレバーを操り、ガトリングMGを打ちながらまた擬似スラスターで移動した……と見せかけ、

[ところがぎっちょん!!]

ガンダムの歴史の中で有名な台詞を言いつつ、ブースターペダルを強く踏み込みその場から飛び上がった。 EZ-8はその動きに驚きつつビームライフルを撃つが、飛鳥はブースターを上手く吹かしながら交わしていた。
飛鳥の操る陸戦高機動型ザクはロックオンでEZ-8を捕らえ、ガトリングMGと肩部グレネードを遠慮なく撃ちまくった。 ダダダッ!! ポンッ!! ガトリングMGから弾が出る音とグレネードの発射音がいい音色を立てている。 
陸戦高機動型ザクはビル3つ分のジャンプの着地後、直ぐ様リロード。 ドラムマガジンを取りだし、付け替えた。

(よしっ、このまま行くぞ)

飛鳥は機体を操りビルの影からでてくるが、そこにはEZ-8の姿はなかった。 ピーピー!! 警告音が鳴り響く。

(直上か!!)

飛鳥は上を見ると太陽の光で逆光になってるEZ-8がいた。 ビームサーベルを構えて。 飛鳥は機体を操作し左方向のローリングで、EZ-8の上からのビームサーベルの突き刺しを上手く交わした。 EZ-8は邪魔な縦を捨て、本当のEZ-8乗りのシロー・アマダがグフ・フライトタイプを倒した構えで、刺突を繰り出してきた。 飛鳥はシールドを突きだし、マニュピレーターに当てて事なき得た。
しかし……EZ-8は止まらず、逆にすすんできた。 そのまま陸戦高機動型ザクに当たりもつれ込んだ、しかも飛鳥の不幸はまだ続いた。 ガトリングMGを落としてまったのだ。

(ヤベッ落としちまった!!)

だが飛鳥は頭の切り替えが早く、上手く上を捕ろうと操縦桿を操作した。 しかし、柔術の流れる様な動きで陸戦高機動型ザクの上を取られてしまった。 そのまま頭部部分に二発パンチしてきた。 バキッ!! ブレードアンテナが半壊した音が響く。

[ちょうし……こくなッ!!]

飛鳥は衝撃で頭から血を流していても、操縦桿を離さなかった。 MSパイロットの鏡だな。 飛鳥はバルカンを撒き散らしましたが、頭部部分が殴られた衝撃で凹み、バルカンが弾詰まりを起こしてしまった。
飛鳥はバルカンを諦め、コックピット付近めがけてボディーブローを放つ。 上手く間が空き、そこからブースターを吹かし上手く逃げれた。 飛鳥は闇夜の操作するEZ-8から離れるため、そのままブースターを吹かし続けて離れた。 
セオリー通りなら闇夜は攻撃をやめるはず……のだが、

『オラァァァァァァァァッッ!!』

闇夜は攻撃の緩めず、再度あの構えで突撃してきた。 飛鳥は陸戦高機動ザクの左腕でアックスを持ち、正面から突撃していった━━通常突き刺し系はコックピットを狙う、しかし飛鳥は当たるその直前で誘導のまでのコースを変更し、右腕を犠牲にしてEZ-8の右腕を切り裂いた。 飛鳥も闇夜もこれはヤバいと考えたのか、いったん距離をとって体勢を立て直した。

[闇夜ぉ……お前なんでそんな腕を持ってんだ? MSパイロットにならんか?]

飛鳥は時間を稼ぐために軽口を叩く、

『俺はニトリとよく遊んでるからな、その影響で覚えたのさ』

それで次元を超えた兵器を作るんかい? すげぇな……ニト闇。 

[それでMSエースパイロットレベルに対抗できるからな……エースパイロット達泣き目だぜ]

『まぁスーパーエースパイロットには敵わないと思うけどな……そろそろ決めるぞ』

EZ-8は左腕のビームサーベルを構える。

[確かにな……作者の気力も限界だろうし]

陸戦高機動型ザクは左腕でヒートアックスを構える。
………………………………………………………………………
静寂。 二人はこのタイミングでなら、を探している。 これがコンマ0,000000001も過ぎたら殺られるから、何度も死線を潜り抜けた強者達の静寂。 まるでそれを阻害するように、一陣の風がふいた。 フュゥゥゥゥ。 次の瞬間、二機のMSが動いた。
陸戦高機動型ザクは上段降り下ろし、EZ-8は右脇からの居合い。 ガキンッ!! ビームサーベルとヒートアックスが激突する音が聞こえる、普通なら下がるだろう……普通のパイロットならな。

[なんのぉ!!] 『まだまだぁ!!』

前者が飛鳥、後者が闇夜。 二人は機体を右に向かうように、ブースターを操作する。 二つのMSはまるで円舞を踊るかの用に優雅に、しかし敵を殺す目的の狂気をはらんだ躍りをみせる。 観客達は荒々しくも美しい円舞に見とれていた。 
しかし、それは長くは続かなかった。 飛鳥がブースターのリミッターを外したからだ。

◇  ◇  ◇闇夜side

[何だと!?]

闇夜は驚いた。 性能面では此方のEZ-8の方が高いのに、それを物ともしない飛鳥の操作技術。 最後にこの大胆さだ。 自然に闇夜の顔に笑みが浮かぶ……まるで子供のように、しかしアドレナリン出まくりの戦闘狂の笑みだった。

◇  ◇  ◇飛鳥side

(よし!! 効いてるな)

リミッターを外した陸戦高機動型ザクのブースターは凄まじく、ビルを二つ貫いた所でようやく止まった。 飛鳥はこのままヒートアックスで押しきろうとした、使用としたら出来ただろう。 ヒートアックスやビームサーベルが壊れてなければな。

[しまった!!]

飛鳥や闇夜は知らないが、ビルを壊して進む最中にコンクリの破片が両方の武器に激突、しかも熱発生装置やビーム発生装置を的確に当たっていたのだ。 偶然って怖いな。
飛鳥はチャンスから一転、大ピンチに陥ってしまった。 飛鳥の機体は肩部グレネードしか武装が残ってなく、闇夜はビームサーベルを1本残していた。 肩部グレネードは命中率は悪くないが、いかんせんグレネード弾のスピードが遅い過ぎる、肉眼で見分けることが出来るぐらい遅い。 普通のパイロットなら、ここで投降するだろう、

『悪いな……俺の勝ちだ』

そう……普通のパイロットならば……な。 ガシッ!! EZ-8がもう1本のビームサーベルを取るより、陸戦高機動型ザクがビームサーベルを取った。 そしてビームの光刃を出現させた。

『なっ!?』

闇夜が驚くのも無理もないだろう、一部のザク━━アクト・ザク等━━を除いてザクは基本的に光学兵器は使えない。 しかし飛鳥はそれを使ったのだ。 ビームの光刃は少し小さいが、確かに使えてる。
さて、前作の物語も読んでくれた人は種明かしが解っただろう、飛鳥は……

[悪いな闇夜……俺はスーパーエースでMS科学者だ!!!!]

そう!! そうなんですよ!! 飛鳥はビームサーベルを掴んだ後、ザクのデータ形式を前の世界と同じに書き替えたのだ!! 普通なら技術者20人が3日3晩寝なずにやって出来ることを、飛鳥は数秒でやってのけたのだ。 魔眼(SEED)に助けられつつも、飛鳥の技術力の高さには舌を巻くしかない。 
飛鳥はそのまま、この戦いに終止符を打つ攻撃、ビームサーベルをコックピットに突き刺した。

◇  ◇  ◇閃輝side

[勝者!! 坂田飛鳥ぁぁぁぁぁ!!]

俺はその言葉を聞いて最初に思ったのは━━うろだろ。 これだけだ。 昨夜も魔理沙姉も驚きで口が開いていた、唯一普通だったのは覇狼師匠だけだった。 

[次の選手達は引き換え室に移動してください]

俺はその声を聞いた5分後にようやく動けたのであった。

◇  ◇  ◇飛鳥side

目を開くと俺はスタジアム中央ら辺りにいた、辺りなのは3m離れた所に闇夜がいたからだ。 俺は闇夜に近づき、

[闇夜……さん]

一応(多分)年上なので、さん付けで声をかけた。 闇夜からの返事は、

[別に闇夜でいい。 それより……中々楽しめた、ありがとう]

と、笑いながら手を出してきた。 俺はその手を握りつつ、

[どういたしまて]

[次やるときは生身でやりたいな]

[手加減無用でな]

俺達は握手を時。 パチンッ ハイタッチを交わしたのだ。 
 

 
後書き
いやぁ~五月中に出せてよかった。 どもhidezaruです。
テストと某ロリコン提督動画に追われながらも書き抜きました、《更新速度亀》を解消するため次回も早めにあげたいです。 でもバイトも重なるので六月の中旬にはだしたいです。 以上報告でした。

片方は《変化》。 片方は《速さ》。
心に傷をおい、幻想郷にやって来た二人の少年達の戦いが今始まる。
だが《変化》の少年はとある理由で《速さ》の少年を……

次回[家族殺しは殺しの中で一番重い罪]

《速さ》の少年の行動はもう一人の少年を怒らした。 
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