詩集「棘」
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キミが世界になった日
久し振りにピアスなんて買った
届いて見つめたそれは…君だった
君の誕生石 飾りは君そのもの…
ふとした拍子に訪れた静寂
愛しい記憶と共に 堕ちてゆく…
キミが世界になった日
僕は人生に驚愕した
想うことの切なさを
再度 僕は繰り返す
キミが世界になった日
ただ続いてた毎日は消えた
想いに堪える日々を
きっと僕は繰り返す…
それから心は不安定で
何処へいても考える 君のこと
溜め息ばかりで…日常が君で染まった…
いつもの道を歩く度に思う
あの時 君の手を掴んでいたら…
キミが世界になった日
僕は人へと引き戻された
愛と言う名の情熱を
僕の中へと呼び起こす
キミが世界になった日
頑なな心は打ち砕かれた
伝えられない毎日に
胸の中 君を呼び続ける
そっとつけたピアスはなぜか
なんだか似合ってるようで…
君に想いは届かなくても
きっとこれは宝物になる…
キミが世界になった日
僕の心は千千に乱れた
何も思わず見送った
僕は自分を嘲るだろう
キミが世界になった日
僕は一生忘れられない
君を愛して過ごした日々を
きっと僕は…想い出す…
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