ONE PIECE 〜音姫航海日誌
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第2話 +α(キャラ設定&オリキャラ紹介)
部下をめった殺しにされて戦意消失した1100万の賞金首、狂犬・噛み付きジャッカルを後ろに従えて、海軍の支部に向かった。
海軍、それは海賊とは対照的に己が正義を掲げ、海賊を捉えることを目的として組織された世界政府直属の軍隊。
特に本部に召喚され本部での階級を元に自身に与えられた任務をこなす…本部海兵は支部海兵の数倍は強い。
特に全海軍の総帥的存在、海軍本部総帥を筆頭に、元帥、大将、中将、少将、准将の将官、大佐、中佐、少佐、とピンからキリまで揃っている。
これが海軍。そしてここ、ローグタウンの支部大佐、ダルマール大佐は名前の通りダルマの様に丸々っとした大佐だ。
さてと、ここからは彼女達の話に戻ろうか。
「なぁなぁ〜この額…半分なんだけど」
「それでもいい方じゃない?元々は渡さないとまで言われてたのに…」
「腐敗軍人…斬る?」
「いいさ…あいつら下見やがって…あたしが自分の海賊団持ったときに滅ぼしてやんだ」
「滅ぼすって…一族共々屠るつもり?」
「それも…いい…」
彼女達の会話は聞けばお顔真っ青まっしぐらだがその周りの空気は花畑だ。
「あ〜…そういや、仲間とか…どうすんだ?」
「仲間…ですか?」
「そうそう…なあ〜んて言うかなぁ…」
子分?…弟子?…鉄砲玉?えへへ…わかんねぇや。
「船員…でしょ…」
「そうそうそうそうそれそれそれそれ!船員!少数派で行くか多数派で行くかってね!あたしはそれが言いたかった!ヘイラは賢いっ!」
「賢くない…アテナが…馬鹿…」
「馬鹿というより脳足らずよね〜…まぁ心配ないよ?」
ど…どういう意味だよ…。要は馬鹿って言ってるだけじゃねぇか…。
「ま、いいさ……あたしはどうせ馬鹿だよ…」
あたしは雲ひとつない真っ青な空を見上げ、馬鹿馬鹿言う姉妹の口に投げやりになりながら反論する。
彼女達は…この数年後、原作開始1年前のこの日、航海に出る。
キャラ紹介
主人公・アテナ
年齢・8歳程
物心ついた頃には海賊に親を殺され、親の顔も全く覚えていない。
自身の私利私欲や懐の肥やしを増やす為に行動する輩は海賊、海軍問わず毛嫌いし、喧嘩をふっかけられるとすぐに買うお転婆どころか、もはや戦闘今日の部類に入る(自称)女の子。
アテナ「誰だ今(自称)付けたやつ、出てこい、捻り潰して晩餐にしてやる!」
髪は蒼く、瞳も蒼い。少しウェーブのかかった癖っ毛を飾ることもなく腰の少し上まで垂らしている。目はつり目だが可愛さがあり大きくなると美人への道真っしぐら。口調が荒々しい男口調。一人称はあたし。
アテナ「褒めてもないもでねぇよ…えへへ…」
この様に煽てられることには慣れていないようだ。
悪魔の実・ナミナミの実超人系
ナミナミの実の波動人間。自身の声を筆頭に、蹴りからデコピンまであらゆる衝撃の波、音の波を自由自在に操ることができる。某グラララララの大男の地震と似たようなことなら出来る。破壊力は折り紙付き。
指パッチンで鳴る音の音波によって敵を掃討したのも能力の一端である。
所持品・1
ナイフ×10本。
特に名のあるものが作ったわけでもない無骨な両刃短剣。
柄が黒いのが特徴。投げる、刺すの後にキチンと手入れをしている事から何か思い入れがあるものでは無いかと、セイラ、ヘイラは語る。
懸賞金・未だ無し
オリキャラ・セイラ
年齢8歳
ヘイラの実の姉であり唯一の常識人と言える。常に、斬る…が口癖の妹と喧嘩っ早く自由気ままなアテナのセーブ役でもある。あまり戦闘に興味が無く、かと言って嫌いでもない。やるならやるぞ、舐めんなよタイプ。おっとりとしているが知識も豊富で、行き当たりばったりなアテナと通り魔的妹のヘイラの頭脳でもある。常に明るく、楽しそうではあるが1度彼女が闇に染まるとアテナ、ヘイラが必死に土下座しないて懇願するほどの闇をも見せる。髪の毛はブロンドのショートボブ。目は少し緑っぽい深緑色をしている。可愛い子系な女の子。将来も可愛い属性は消えそうにない。一人称はわたし。
悪魔の実・カミカミの実・超人系
カミカミの実の紙人間。自身の体を紙にし、その紙の色を決めることで様々な効力を発揮する。色紙と同じで赤、青、黄、緑、灰、黒、茶など、様々な色紙に変化させることができる。赤い色紙だと、火。黄色の紙だと、雷。それぞれの色紙には決まった役割があり、赤い紙から雷が出たりすることはない。その場合、色紙の色を変色させることで使用することができる。
所持品・1
銃二丁。特に思い入れがあるというわけではない単に拾ったもの。すこし豪華な装飾がしてあることから海賊船の船長か政府の役人の銃だと思われる。
所持品・2
青と黒のブレスレット。青と黒のブレスレットで紐製。だが時折光に反射しキラキラする。夜、これを見て少し暗い顔をしたり、急に笑顔になったりすることから相当な思い入れがあるものと思われる。一度、鑑定士に依頼、見てもらうと、サファイヤやルビー、エメラルドなど様々な宝石の粉が取れない様不思議な技術で散りばめられている事から売れば1.2億と言われ、売ろうとしたアテナがセイラの黒い部分を目の当たりにしたのは言うまででもない。
懸賞金・未だ無し
オリキャラ・ヘイラ
年齢・7歳
セイラの実の妹であり余り喜怒哀楽を表現しない。一言目には、斬る、裂く、切り落とす。姉とは真反対で、無口でクール、冷静沈着前回の女の子。剣の腕は確か。撫でるように斬り、相手の力を利用し、あまり力を使わない戦い方を好むことから、我流の柔剣術を習得している。多対1などは余り相性が良くないが一対一では強い。だが多人数戦の技が無いかと言われればある。つまり万能性を求めたバランス型だ。中、近距離ならば何人いようが子供1人に滅多斬りにされるのがオチだ。ただ少しばかり戦闘狂のアテナ寄りであり、頭よりも力で解決する方を好む。だが理解力はある為理由がきちんとしていれば納得し、大人しく引き下がることが多い。銀髪のロングストレートで目は黒に近い赤をしている。今は可愛いが将来はカッコよくクールな美人になるだろう事が容易に想像できる。一人称は、うち。
悪魔の実・無し
三人で唯一の非能力者。
所持品・1
大業物・黒刀 撫咲羅 ヘイラの愛刀。思い入れがあるのか無いのかは未だに分からない。なにせ彼女は無表情過ぎるからだ。
所持品・2
黒と赤のネックレス。セイラが持っているのと色違い。だがこれもまた、あまり詳細は分からない。
以下、略。
モブ一同「「「「おいっ!」」」」
ザザー…ザザーン…。
「お頭っ!船!完成したそうですぜ!」
「ん、分かった。」
蒼い髪、蒼い目、黒のタンクトップには詰められた二山、その上から丈の小さいGジャンを羽織り、下は暗めの青のGパン。Gジャンの背中には蒼い盾をクロスする様に二丁の拳銃のマークと刀を模したマークが上から貫いている。その中心にはドクロ。この奇妙なマークはジョリーロジャー。海賊旗。頭と呼ばれた女性は木箱の上から立ち上がり、空を一瞥する。
彼女の名は、アテナ。
8歳のあの時から早10年。原作3ヶ月前。
彼女は海賊団を立ち上げていた。
「う〜んっ!いい出航日和だぜ!」
アイギス海賊団、船長。音姫アテナ・懸賞金1億2000万ベリー。
これが今の彼女。ローグタウンに蔓延っていた海賊達は消え去り、今では道行く街人や商人が堂々買い物や散歩などに興じている。
この10年、海賊を捕らえ続けた彼女…いや、彼女達は仲間を集い海賊団を結成。政府にとっては名のある賞金首が敵に回ったと言うことで1発でこの額にまで上げられた。
ローグタウンの海軍大佐、白猟のスモーカーには不可侵と言う名目を持って街を海軍と共に守り、そして今現在に至る。
「お頭っ!見てくだせぇ!定員250名の大型ガレオン船ですぜっ!」
「へぇ〜…いいじゃねぇか…」
そこには巨大な半分青、半分黒の巨大ガレオン船が、今か今かと待ちながら鎮座している。
太いマストの頂上には黒い旗…アイギス海賊団の海賊旗が風に揺られ、バサバザと小気味のいい音を奏でる。
「あれから10年…はえぇもんだな」
「アテナ〜♪海賊船出来たって〜?」
「あぁ!見てくれよ!このデケェ船!」
よく目にした忘れるはずも無いブロンドの髪の女性が、後ろから銀髪の女性を連れている…。
あたしの妹分達!セイラ、ヘイラ!
「これで…うちら…海賊…」
紙姫セイラ・懸賞金4300万ベリー。
斬姫ヘイラ・懸賞金6700万ベリー。
これが今のあたし達さっ!
船員は全部で167名とあたしら3人!170人!
中々大きな海賊団を結成できたんだ。
「ほぅ…これがてめえらの船か…ちっ!沈めてやりてぇぜ」
気付けば後ろにはスモーカーとスモーカーの部下…。
「たしぎちゃん!久しぶりーー!!」
セイラがたしぎに抱きつく。むぅ…あたしだって…はっ!?ダメだダメだ…変な方向に…。
スモーカー大佐様様の部下…たしぎ曹長…。う〜ん。欲しい…。
「てめぇ!たしぎっ!海賊と馴れ合うな!」
「うるさいなぁ…スモーカーくぅーん♡」
少しいやらしいポーズをしてみる……。
「馬鹿が」
思いっきり罵倒された上に冷えた…そんなぁ…。
あたしが心の中で1人泣いているとヘイラがすたすたとスモーカーに歩み寄り…。
「………目に毒だ…」
なでなでしてた…。あたしはいったいどーすりゃいいんだよ…。しかもスモーカーも手を払ったりしない…いい雰囲気だしてんじゃねぇ!このバカップルが!
注・付き合ってはいません。
「やれやれ…なんで俺は海賊の見送りに来てんだか…」
「いや、あたしらが知ったこっちゃねぇよバカップルが」
「トゲトゲしてんじゃねぇよ男女」
「あたしが気にしてることを!」
とりあえず1発殴っておいた。
もちろん、武装色の覇気付きで。
そうそう、あたしら、っていってもあたしとヘイラは見聞色、武装色の覇気を習得してる。セイラは武装色だけがすこーし…扱いにくいみたいだがな。
「ってぇな…てめぇさっさと沈んでしまいやがれ」
「…戦争するか?」
「俺が負けるわけねぇだろうが」
あらあら…少し喧嘩気味になっちゃってるわね…。
ヘイラもこの人好きなら告白すればいいのにね。あたしはたしぎちゃん愛でとくからいいも〜ん♪
あ、でもこのままだと本当に夜になりかねないから止めなきゃね♪
「ほらほら♪出航しないと夜になっちゃうわよ?」
「あっ!それはダメだ!野郎共!食料や水!物資を積み込め!」
そう言えば…アテナが船長だったわ♪
「ところで航海士とかコックさんとか乗ってるの?」
「あたりめえだ。記録指針も何個か積んであるしいざという時の永遠指針も積んであるからよ」
ならいいわ♪だってここまで確認しとかないと危ないもの…。色々…ね?
「さてと…たしぎちゃん?またね♪次会うときは敵同士でも仲良くしてもらえるとね?」
「え…ぁ!はい!こちらこそ!よろしくお願いしまふ…」
ずーっと顔が赤かったけど風邪かしら?
さてと…行くかっ!
「ほらほらさっさと積むもん積んじゃいな!もう出るよ!」
うぃっす!と図太い声を発して木箱やら樽やらを積み込んでいく船員達。結構でかいガレオン船とは言え一応、限られた空間だからな。後で物動かしたりしとくか。
大方物資は積み終わり後は出航のみ。
「行くよ?セイラ、ヘイラ。あたし達の初船出さ!」
「楽しみね♪」
「ん…」
あたしの横にセイラ、ヘイラと立ち、3人で階段を上る。
するとすぐにヘイラが引き返し、スモーカーの頬にキスをした。
キスを…は…?ふぇぇぇぇぇっ!?
ヘイラは真顔で、
「じゃ…また…」
と言ってとてとてと階段を走って先に登っていく。
セイラは笑ってるし…。
スモーカーは…真顔……いや…あれは固まってんのか…。
「ま…まま、まぁ!い!行こうぜ!」
階段を登りきり甲板に立つ。
左右に並ぶ大砲や、新品の舵輪。木の香りがなんとも心地よい。
「よしっ!行くよ!アイギス海賊団!海賊船シーアイギス!出航!」
錨が上がり、帆が下される。
「またなぁ!クソスモーカー!たしぎ!いつか絶対会おうぜー!」
「スモーカーさん!またですよ〜♪たしぎちゃんも!頑張ってねぇ〜♪」
「たしぎ…頑張れ…………」
ヘイラが何故かそこで溜めをして……。
「スモーカーーっ!すっ!すぅっ!…すぐ会える!」
絶対誤魔化した…。おいおい…下手くそすぎだろ…。
「おう」
てめぇもおうじゃねぇ!気付けばか!
ヘイラが珍しく感情的になって、…んで顔真っ赤……色々と負けてる気がするんだが…気の所為か…。
アイギス海賊団。新たに海に出た海賊達は、海賊を狩り、悪徳な海軍をも狩る集団。この先彼女達はどのような物語を描いていくのか…。
後書き
お恥ずかしながら…駄文です…。
頑張りますので…感想、質問、指摘等々ありましたらコメントなどを通してお願いいたします♪
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