戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十七話 南雲大尉!ハンドボールやってる!?その七
「あの神様に誓って言うぜ」
「俺達にもタイプがあるんだよ」
「ゼウスってあらゆる神の中でもダントツに女好きじゃない」
ギリシア神話を読むとよくわかることだ。
「女神もニンフも人間も手当たり次第じゃない」
「ああ、そうだったか?」
「そういえばそうか?」
「まあそれでもな」
「偉い神様だろ」
「美少年にも手を出してるじゃない」
古代ギリシアは同性愛にかなり寛容だった、他の神も少年との愛を育んでいたりするし英雄達も同じである。
「水瓶座のね」
「俺達はそっちの趣味はないけれどな」
「織田信長さんや武田信玄さんとは違うからな」
「あくまで女の人だけだぜ」
「それもタイプの」
「だから二百人もざっと挙げてまだ続きそうじゃない」
そこまで多ければというのだ。
「やっぱり誰でもいいじゃない」
「せめて守備範囲が広いって言えよ」
「元ヤクルトの宮本慎也さんみたいにな」
「そう言ってくれよ」
「元ホークスの秋山幸二様のセンターの守備でもいいぜ」
「何でそこ様付け?」
その理由を問うた米村さんだった。
「作者がホークスファンだから?」
「ああ、それでだよ」
「ホークスになってるのはダイエーからソフトバンクになってるからな、親会社」
「だから読者さんの混乱を避けてな」
「こう言ったんだよ」
「成程ね。まああの人の最盛期は西武時代だけれどね」
西武からトレードでダイエー、今のソフトバンクに入団したのである。このことはホークスにとってかなり大きなことだった。
「ダイエー時代はね」
「ああ、ちょっとな」
「ピーク過ぎてたな」
「やっぱり一番凄かったのはな」
「西武時代だな」
「あの人最初はサードだったのよ」
もっと言えば高校時代はピッチャーだった。
「それがね」
「センターになってな」
「鬼みたいな強肩と瞬足でな」
「守備も抜群でな」
「しかもホームラン打つし」
「平均して打率は悪かったけれどな」
「三割三十本三十盗塁やったりな」
実況パワフルプロ野球の改造選手の話ではない、現実の選手の話だ。
「いや、凄かったな」
「作者が調子乗ってダイエー時代のホークスに極盛期の秋山入れたら凄かったらしいな」
「三番にいて四番がこれまた極盛期の小久保でな」
「他に井口、松中、城島もいてな」
「作者の当時ファンだった近鉄でしてもな」
「こっちも色々選手入れたけれどな」
しかしだ、その秋山がいて。
「もう滅茶苦茶強かったらしいな」
「敬遠したくても後ろが小久保だからできねえし」
「塁に出たら走るし」
「守備はイチロー並で」
「手がつけられなかったらしいぜ」
「それだけ凄い選手だったんだよ」
「あとね、二〇〇一年版の小笠原も鬼だったわね」
プレステ1の時だ、決定版ではない。
「こっちも手がつけられなかったって」
「打つわ走るわ」
「守備がファーストだったんでそこはましにしろ」
「あいつもあの頃鬼だったな」
「カッスじゃなかったぜ」
バットにボールが当たればホームランか長打だった、二塁ベースを恐ろしいスピードで回っていたのは忘れられない。
「こっちは改造じゃなくてまんまでな」
「まんまで鬼でな」
「何で日本ハムこんなのいて優勝できねえとか」
「そのシーズン最下位なんだとかな」
「作者疑問に思ったんだよ」
「小笠原についても」
本当に鬼であった。
「ちょっとなあ」
「えげつなかったぜ」
「いや、その秋山様はな」
「やっぱり尊敬出来るぜ」
「まあ。その前の人もね」
秋山監督の前任の監督はというと。
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