戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十七話 南雲大尉!ハンドボールやってる!?その三
「彼女とかな」
「そういうの娘とは縁がないからな」
「あんた達って悪人じゃないけれど」
その彼氏とそうした時を過ごす時にはブルマ姿になることもある米谷さんの言葉である。女子高生のブルマ姿。尚ブルマの色は米谷さんの持っているものは黒だ。
「何かね」
「何か?」
「何かっていうと」
「煩悩が出過ぎてるのよ」
そこが問題だというのだ。
「それにセコいし」
「ああ、そうしたところがか」
「俺達が彼氏になれない理由か」
「彼女出来ないことには訳がある」
「そういうことなのね」
「そう、あとあんた達基本年上好みでしょ」
女の子はわかるのだ、こうしたことも。
「そうでしょ」
「そういえばそうだな」
「タイプのアイドルとか女優さんってな」
「皆年上だよな」
「そうなんだよな」
「それよ。そもそも同学年とか下級生にあまり興味ないでしょ」
米谷さんはこのことを見事に看破していた、ブルマ姿にもなるこの人が。
「そうでしょ」
「言われてみればな」
「スクール水着や競泳水着好きだけれど」
「基本ロリ系もいけるけれどな、俺達」
「けれどそうした人達もな」
アイドルなり女優なりだ。
「皆年上なんだよな」
「そうそう、大島優子さん然り渡辺麻友さん然り」
「板野友美さんも小柄だけれどな」
「あの人も年上だからな」
高校二年生の彼等からしてみればだ。
「熟女系は完全にな」
「年上だからな」
「どうしてもな」
「そうなってしまうな」
「だったら私達じゃね」
少し、という口調でだ。米谷さんはまた二人に言った。
「ちょっとね」
「彼女になれないか」
「そうなんだな」
「そう、まあ年上の女子大生の人なりOLさんなりね」
そうした人達と、というのだ。
「ゲットしてみるのね」
「年下の燕か」
「それになれっていうんだな」
「よし、じゃあ未亡人だ」
「美人の未亡人さんの愛人になるぜ」
二人はここでそちらに話がいった。
「そしてその奇麗な未亡人さんとな」
「夜も昼もだぜ」
「そういう煩悩は出さないでね」
極めてクールにだ、米谷さんは二人に突っ込みを入れた。
「そういうのはかなりマイナスになるから」
「マイナス三十八万人か」
「某海江田牧場長の採点で」
「そうよ、そうなるから」
それでというのだ。
「気をつけなさいね。あとセコいところ」
「それもアウトか」
「俺達は」
「ジャスティスカイザー程じゃないけれど」
他ならぬ目の前にいる二人のことであるが米谷さんは気付いていない。流石にこの辺りはストーリーに関わるので気付かせられないのだ、作者側としても。
「セコいわよ」
「ああ、そうか」
「そうなんだな」
自分達のことを言われてだ、二人も元気がなくなった。
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