戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十七話 南雲大尉!ハンドボールやってる!?その一
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第十七話 南雲大尉!ハンドボールやってる!?
季節がまた変わった、今の季節はというと。
「秋かよ」
「この前冬だっただろ」
二人はそれぞれ赤と青のジャージ姿で話している。二人共ジャスティスカイザーの時の色をそのままジャージに再現させている。
「また秋か」
「季節が戻ったのかよ」
「この作品って夏になったり春になったりな」
「話ごとに季節変わるな」
「何ていうかな」
「すげえいい加減だな」
季節の移り変わりという極めて重要なことがだ。
「それにな」
「ああ、俺達の学年はな」
「絶対に変わらないからな」
「それはサザエさんなんだよな」
「ドラえもんでもあるな」
「けれどな、こうした漫画はな」
そうした何時までもキャラクターの年齢が変わらない漫画でもなのだ。
「季節が急に進んだり戻ったりな」
「無茶苦茶だからな」
「もう自然の摂理とかな」
「完全に無視した作品だからな」
「それってな」
「かなり独創的だぜ」
少なくとも他には例を見ない作品ではなかろうか。
「それで今はな」
「秋で運動会か」
「秋の風物詩」
「それだな」
見ればグラウンドでは体操服姿の生徒達がそれぞれのクラスで集まり応援をしてトラックで走っている、そして二人はその風景を立って観ているのだ。
しかしだ、ここで二人はこんなことを言った。
「けれどな」
「ああ、折角の体育祭なのにな」
「運動会だってのに」
「寒いぜ」
「全くだぜ」
こんなことを言い出すのだった。
「この状況はな」
「何でブルマじゃないんだよ」
「誰もブルマはいてないんだよ」
「一人もいねえじゃねえか」
このことが不満なのだ、二人共。
「皆ジャージか半ズボンかスパッツか」
「それも半ズボンも大抵膝までのかよ」
「太腿見せてる娘少ねえな」
「本当にな」
見ればかなりの少数派である。
「何でなんだよ」
「ブルマいねえんだよ」
「ブルマは何処に行ったんだよ」
「消えたのかよ、ブルマ」
「消滅したのかブルマ!」
「何処に行ったんだ!」
「そんなの消え去ったわよ」
ここでだ、こう言ったのはだ。
二人のクラスの女子生徒の一人である米谷さん(モブです)だ。この人がこうしたことを言ったのでだった。
「エロゲかアニメの世界しかないわよ、もう」
「アニメだって最近見る方が少ないぞ」
「大抵体操服スパッツか半ズボンだぜ」
「ネタで出る時はあってもな」
「それでもな」
「学園単位ではいてる学校ってな」
「もうないぜ」
それこそである。
「ブルマの学園アニメでもどんどん消えていってるぜ」
「後はエロゲか成人漫画だけだろ」
「それでネット小説でもかよ」
「この作品でもないのかよ」
「だからこの作者ポリシーでブルマは出さないの」
米谷さんはこのこともだ、二人に話した。
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