イナズマイレブン~クロスライジング~
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裏切りの先に
前書き
本当に大変お待たせしましたm(__)m
「俺は……っ!すまねぇ!」
「土門!!」
土門はそう叫ぶと俺たちの前から走り去った。
「私、土門くんを追いかけるね!」
「ああ、頼む木野!」
俺が木野に返事を返すと頷いて走って行った。
「まさか土門さんが………信じられないでやんす…」
「土門さん俺たちを裏切ってたんスね……」
「…………」
「円堂…?」
「俺も土門を追いかけて来る!」
「俺も行くぜ」
そう話した後、俺と円堂は土門を追いかけた。
「……土門くん!やっと見つけた」
「秋か……。裏切り者に関わるとお前まで疑われるぞ」
木野が土門を見つけたところは河川敷だった。
木野は土門の横に座ると口を開いた。
「皆、心配してたよ」
「俺は…、俺は大事な仲間を裏切ったんだ、帰る場所なんてない」
「あるじゃない雷門サッカー部が!」
「雷門サッカー部かぁ……、楽しかったな」
「雷門サッカー部は円堂くんと雷藤くんが作ったんだからね」
「聞いたよ俺がまだ帝国サッカー部の時に……」
「何で土門くんは雷門に?」
「もうわかっていると思うが俺は、帝国のスパイとして雷門に転校した、最初は呑気そうな奴等だなって思った時もあった。だけど日が進むにつれて雷門中サッカー部が好きになっていった。帝国では俺は鬼道さんの背中を追うだけだった。でも雷門…、ここは違ったんだ!円堂や雷藤、皆が一緒に隣を走ってくれる……なんか…すっげぇ落ち着くんだ!でも俺はそんな仲間を裏切った……もう戻れない」
「戻れるさ!」
「えっ………」
土門の視界に映ったのは雷藤と円堂だった。
「円堂……雷藤……」
「それだけ聞ければ許す許さないなんて無いさ。これからも一緒にサッカーやろうぜ!」
「……円堂」
「俺からも一言、一緒にイナズマイレブンになろうぜ!」
「雷藤……、本当に良いのか?」
「何言ってんだよ、お前は雷門中サッカー部の土門だろ?」
「…………あぁっ!!」
翌日
「6時間目に数学って俺を殺す気かぁ!」
「Zzz…Zzz…Zzz」
「………ん?」
「Zzz…Zzz…Zzz」
「円堂寝てやがる……だから俺より点数低くなるんだよ」
俺は呆れたように呟き部活に向けて勉強を頑張った。
放課後練習
「行くぞ円堂!サンダーキャノン!」
俺の渾身のシュートが円堂に向かう。
「止めてみせる!ゴッドハンド!」
キュイーンと音が響き円堂が少し押し込まれる。
「負けねぇぞぉぉ!!」
キュイーン バシン と円堂の手に収まる音が響いた。
「くっそぉ!止められたぁ!」
「くぅぅ…手が痺れる…相変わらず良いシュートだな!」
「覚えてろよー!」
「いつでも相手になるぜ!」
(俺もそろそろ新技作るとするかな………)
「ちょっと皆、夏未さんが呼んでるわよ」
「木野が夏未嬢が呼んでるって言ってるぞ」
「なんだろうな」
「とにかく行こうぜ!」
「で、話は?」
「貴方達、探す気あるの?」
「…?何を?」
そう話すと夏未嬢は大きなため息をついて話した。
「…はぁ貴方達何も知らないのね、このフットボールフロンティアは監督が居ないと参加出来ないの…。一応今までは冬海先生が監督として登録されていた訳だけど、今は冬海先生がいない……。つまり今のこの状態だと……出れないわよ」
「…………え?」
「出れないって言ったのよ」
俺たちが驚きで声が出ないなか、夏美嬢は一言残し去っていった。
「早く代わりの監督を探しなさい、これは理事長の言葉と思ってくれて結構よ」
俺たちは夏美嬢の背中を見ながら叫んだ。
「「「いやぁぁぁぁぁぁっっ!!!」」」
後書き
雷藤「監督探せっていわれてもなぁ誰かいるかなぁ」
豪炎寺「なかなか居ないだろうな」
円堂「うーん…、あっ!あの人は!」
雷藤「あの人……?」
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