頼まれ屋アレンの冒険
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第一章 べオーニア推理編
第二話 景気の悪い闘技場
街の真ん中にある闘技場についた二人
魔物の様子がおかしいとのことなので試合を見学してみることにしたが今日の試合ではおかしい点は見当たらなかった
「五時には終わっちまうんだな。割と早いな、終わるの」
「そうね、確かにはやいんじゃないかしら」
「ま、そーゆーのはここの主さんに聞いてみるか」
二人は係りの人を探し話をつけて闘技場の主さんに会わせてもらえることに
『べオーニア闘技場へようこそ。話は聞いてるよ、君がアレン君で彼がエルドナ君、だね?』
「はい、私は魔法使いで頼まれ屋をやってます。そして、彼は」
「剣士のエルドナだ。んで、アレンの用心棒役」
「何が私の用心棒よ、、、!」
『お二人とも仲がよろしいですなぁ』
「何言ってるんですか主さん、、、ってぇ!そうだった、聞くことがあるんだった」
「ここ、景気悪いんじゃねぇのかって心配されてるみたいっすよ。後、最近つまらないとも」
『そうですか、ありがたいですね心配されてること自体は。でも、うちは別にもう景気悪くないんですよ?元々設けは多くはないんだがね。まぁ、最近つまらなくさせているなぁとは、おもわせていましたけども、、、』
「思いあたる節が、あるんですか?」
『あぁ、あるよ。』
『君たちは、このべオーニアに最近やってきた役人のことは聞いてるかい?』
「聞いてます。街の人からいろいろききましたんで」
それから主さんはこの闘技場のことを話し始めた
実はほんの少し前まで景気が悪いどころではなく借金が重なり経営破綻直前だったそうだ
そこに最近やってきたウーガルという役人がはなしかけてきたらしい
『『貴方の飼育している魔物をお借りしたいのですが。なぁに、別に殺しも殺させも致しはしません。ただ、私のペットのお相手として使わせていただきたいのです』、、、と、あいつはいってきたんです。報酬もちゃんとしはらうから、と』
「なるほど、、、っと私たちがこの街に来た本題をいってませんでした」
「俺たち、この街で起きている出来事を調べにきたんです」
『ほう?それはなにかね』
「実は、、、」
私たちは主さんにこの街で起きている出来事を伝えた
宿へ進むその帰り道
『モ、モブコーンを狩ってこい、だぁ?!無理を言わないでくれ!』
『無理も何も、モブコーンのコブは高値がつくし今後一年税金が免除されるんだぜぇ?しかも、あんたの大事な奥さんもつれもどせるんだぜ』
『く、、、』
『これは納税の義務なんだぜ、ギ・ム!ギャハハハハ!!』
「なんなの、、、あれ」
「、、、」
宿にて
「なんなのよ、あれ、、、!」
「あれが現状、なんだろ、、、」
「エルドナ、、、」
「さ、もう夜だし寝よう。行動するのは明日からでもいいはずだ」
「えぇ、分かったわ、、、おやすみ」
「あぁ」
この日の深夜
「、、、!見つけた!」
俺は宿をでて、街の外に来ていた
なぜならモブコーンを探していたからだ
「っと、静かにしないとな、、、」
モブコーンは敏感な魔物だ。小さな物音にも鋭く反応する
「そのままでいてくれよ、、、」
俺は影からモブコーンに近づきそっと麻痺針を投げた
「すまんな、、、」
そういい俺はモブコーンからコブを切り取った。このモブコーンってやつはユニコーンの亜種でコブが薬になる。そしてコブを切り取ってもしにはしない。希少なユニコーンもだが気性がかなり荒く一般人にはとてもじゃないが近づくこともできないだろう
「これで良し、っと。帰って寝るか」
翌朝
「おはよう、、って、眠そーな顔してるわね」
「うるせーな」
「まぁいいわ、支障をきたさないようにしてよ?」
「わーってるわ」
「さて、明らかに怪しい役人さんとやらを調べますか!」
「そうだな」
二人はそう言って宿をでて役人の住んでる豪華な城へむかっていった
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